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ウェルカムボードについて思う。 [コラム]

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きのうは以前から依頼されていた結婚式のウェルカムボードを仕上げた。家の近くでA3サイズのスキャニングができるお店は夜7時まで。急いでお店に駆け込みなんとか間に合った。今回の絵は、色合いもモチーフも、なんだか春らしい感じがする。4月の結婚式で使われるので丁度良いなと思う。

ぼくに注文してくださる方は、だいたい予めぼくの絵を見てくださって気に入ってのご相談なので、ある意味(こちらも)安心なところがある。ウェルカムボードというのは、本来結婚式場などで使われて、その後は飾ることもないのだと思います。誰々と誰々の結婚式!っていう内容や似顔絵じゃなあ。もちろんそういうのも有って良いのだけど、ぼくに注文されるかたは違ったものが欲しいようです。

で、ネット検索なんかをして、ぼくのところ(=このブログ)にたどり着く人が結構いて。そもそも、スタンスが違うウェルカムボードとでも言えば良いでしょうか。結婚した記念のシアワセな空気感の絵って感じですかね。ボードっていうよりも要望をお聞きしてつくるオーダーメイドの絵なのです。お二人の名前は入れることも多いけど、それもすべてご希望によります。だいたい、名前はさりげなく小さく入れることが多く、ご本人たちもそれを望んでいます。

何でもそうだけど、大多数派とそうじゃない人。それぞれに違った需要があるはずだなあと思います。大多数メジャー派の人とそうじゃない人の音楽の趣味、洋服の趣味、インテリアの趣味が多分全然合わないのと同じで、絵やデザインだって人によって好みは様々なはず。ウェルカムボードでも、自分の意志を持ったカタチで、誰かのシアワセな記念のために、品が良い美しい絵をつくっていけたらこちらもうれしいことだなといつも思っています。
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