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キケ・シネシとカルロス・アギーレの共演盤 [音楽]

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最近、CDを聴いて感動したので音楽。昨年2012年の音楽フェスティバル「Sence of Quiet センス・オブ・クワイエット」。アルゼンチン、ブラジル、日本のアーティストが同時に楽しめるという、今だから生まれたと思う豊かな内容の音楽イベントでした。そのライヴ音源を収録したアルバムが、NRTから「quiet border」という新しく始まったレーベルの中のひとつとして発表されています。ぼくはアルゼンチン音楽にすごくハマっていたというわけではないのですが、これはとても美しい音楽。東京の草月ホールであったコンサートのうち、キケ・シネシ(ゲスト:カルロス・アギーレ)を聴きに行きました。そのときの音源も収録されていて様子がよみがえってきます。ぼくはやはりピアノの音色が好きなので、ギター+ピアノとなった瞬間の音の重なりの美しさに心奪れます。意志も感じるキケ・シネシのギター、透き通った音の流れるようなピアノ。それは、隙間もあったりする完全形ではない1枚の絵を描き上げているような、そんな音楽かもしれません。ジャンルがどうとか関係のない、イメージがふくらむ繊細な音楽。
いま音楽通の間で話題のアルゼンチン音楽は、ぼくにとっては少し難しい上級者向けのイメージがあって、そればかり聴くという感じではない聴き方をしていました。友人の吉本宏さんたちもbar buenos airesというイベントでこれらの音楽を広めてきた流れが、いまも勢いを増している感じがします。改めて、ブラジル音楽を長年聴いているのと同じように、もう少し聴き進んで行ってみようと思った。
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