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ワークショップが終わって [ワークショップ]

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もう1週間たってしまいましたが、今回ワークショップというものを初めて引き受けて、やってみて良かったなと改めて思っています。今までは、ワークショップの話をいただいてもお断りしてきたと以前書きました。それは、まず「ぼくが教える意味」自体がいまひとつ分からなかったから。プラス、まだ自信も持てなかったから。この両方です。その「自分が教える意味」については、美術の先生がそうではないのと同じように「ぼくが教える」とかそういうことではないのだと今は思っています。別にぼくの作品みたいな作品をつくってもらうために教えるのでは全くないし、作品をつくるのは参加した人々で、それはその人自身の作品なのだから。

家で、自分のアイデアで次々と作品をつくれるような人はそれで良いのだと思います。でも、自分ひとりだと、材料やどういうやりかたで作るかのアイデアや、やろうという気持ちになるか?など、いろいろな条件がクリアされないと、なかなかやってみるに至らないような気がします。だから、それを手助けすることなんだと。そして実際にやってみて楽しめる場をつくる、ということなんだなあと実感しました。ワークショップと言っても、実際にはいろいろなタイプのものがあると思うし、子ども向けだったらもっと教育的なものや、大人向けだったらカルチャーセンターの講座的なものもあると思います。ぼくはそのどちらでもないものをしたいなあと思います。普通の人の日々の生活が、造形ということを通じて、より楽しくなるような、そんなワークショップが良いなと思います。そんなことを思いながら、まず第一歩として先日のワークショップの内容を考えたつもりです。それに対してのみなさんの反応や、実際に「つくる」ということが、とてもダイレクトに伝わって来たことに感動しました。今までに気づかなかった感覚のつくるという楽しさに、何らかのカタチで気づいてもらえたらなと思いました。

そして、ワークショップをやってみて、もうひとつ自分にも影響がありました。今ぼくは切り絵をメインとしていますが、それもだんだん広げて行っても良いなと思っています。立体であっても良いし、もっと工芸的なの方向に向かっても良いのだと思います。ワークショップのことを考え始めたとき、自分のこれからの活動についても、いろいろなことへと考えが飛ぶようになってきています。もっと自由に、もっとやりたいことをやるべきかも知れないと。でも、コンセプトは何をやってても切り絵を使っていなくても「ちょっきんきりえ」であり、それは変わらない。なんだか自分の中でもいろいろ考える日々です。どうしたらいいのかなと。
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