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築45年の素敵なマンション [美術・デザイン探訪]


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今日は午後から自転車で世田谷美術館へ。メインの展示は残念ながら、今の自分の心には響かない内容のものだったけれど、2階で開催の柚木沙弥郎「いのちの旗じるし」という展示はやはりとても素敵だった。鎌倉の近代美術館(分館)で以前やっていた展示もみたけれど、それとほぼ同じ内容で、少し新しい作品が加わった感じ。布を使っているけれどとてもグラフィカルで、温かみのある絵としてみてもとても楽しめる作品たち。どれもモダンな空気が漂う。民藝に寄り添う作風でありながら、遊び心もあって楽しい。

帰りに、通り道で築45年ほどのマンションがオープンルームを開いていたので覗いてみる。100平米を超える広い部屋で、最上階、三方向をバルコニーが取り囲むとても抜けの素晴らしい部屋。我が家もとても明るい部屋だけど、これは素晴らしい!という部屋だった。リノベーションがされていて、一部残念なところもあったけれど(木目の壁紙を貼ってる壁があったり)、全体にとても素敵な部屋であった。引っ越す予定がなくても、たまにこういう古いマンションのオープンルームを見に行くのは楽しいものだ。残念なリフォームが施されていて「ああ台無しだ」ということも多い。

ちなみに、我が家はリフォームを自分でやってもらったので、下見の内見ではまったく今と違う姿であった。これでは売れないんじゃないの?というほどの状態で。でも、その状態で見ても、こうすれば良い部屋になるというのがすぐに想像できるのも、自分が建築をやってたおかげかもしれない。建築のことを多少なりとも知っていることは、暮らしていてとても役に立つなあと思うことも多いのです。
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