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民芸店グラナダへ行って分かった、不思議なつながり [民藝・手仕事・古道具]


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ちょっと不思議で楽しいつながりが発覚した。昨日の夕方、通りがかって偶然に発見した都立大学駅近くのお店「グラナダ」。スペインを始めとする世界の民芸品を扱うお店とあったので入ってみることにした。ぼくは最近、日本の郷土玩具や民藝から広がっていき、世界の民芸品にとても興味があるから。このお店、スペインの食器など結構面白いものがいろいろとあり、セール期間でだいぶ安くなっていたので妻はタジンという蒸し焼き料理のための鍋を買い、ぼくは飾るために良さそうな素敵な鳥が紺一色で描かれたスペインの小皿、グアテマラ(メキシコの南に位置する国)でつくられた鳥の絵が入ったマットなどを買った。なかなか楽しいお店で好みの民芸品が買えた。

買い物をしたあと、お店でココアなどを入れてくださり、それをいただいているときに、山口県の郷土玩具「ふぐ笛」の新聞記事か何かが貼ってあるのが見えたので気になっていた。するとお店の方が説明してくださり、「ふぐ笛」を復刻することになったんですよ、とのこと。なぜこの東京で?と思ったら、そもそもこの郷土玩具の発案者である山口県出身の河村幸次郎さんがこのお店のオーナーであったとのことで、説明してくださったのは、なんと河村さんの娘さんであった。

この山口県の「ふぐ笛」、先日ぼくたちが益子に行って室田窯さん(室田嘉一郎さん)を訪ねたときに「郷土玩具が好きで集めてます」と言ったら偶然にも室田さんの奥さまがくださって一つ持っているものだ。あと、これも偶然ながら、民芸品の世界でも知られる河村幸次郎さんの著書「世界の民芸」を以前古書店で買い、しかもサイン入りのものをぼくは持っている。なんという偶然だろうと思って、ふぐ笛も先生の著書も持っていますと娘さんに伝えたら喜んでくださった・・・という出来事があった。偶然に通りかからなければ入る事がなかったこのお店で、不思議なつながりがわかり、なんとも不思議な気分がした。どこでどうつながるのか分からないけれど、こういう気分になる不思議なことがぼくには割と多い気がする。「ふぐ笛」そしてこのお店で買った素敵なものも順にご紹介します。
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