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いつも好きな音楽 [音楽]


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音楽はいつも何かしら聴いていますが、新しいものをどんどん探して聴くことについては、わりと波があります。最近は、もう新しいのを追いかけるのをほとんどやめています。音楽が嫌いになったとかではなく、そのときに出会った良いものを聴けばそれでいいや、という感じになってきています。大学生の頃からいろいろな音楽を聴いてきて、家には1000枚くらいのCDと300枚くらいのレコードがあるので、夕飯のときに大体音楽をかけています。音楽の好みというのはもう20歳くらいから大きくは変わっていないけれど、何年経っても常に聴いているのはブラジルのジョアン・ジルベルトのボサノヴァ。この不思議で軽やかで美しい音楽の魅力は一体なんなんだろう?と思うけれど、誰のものとも違う音楽、誰のものとも違う新しい感覚を聴く度にいつも味わえる。今思えば、この感覚は、ある意味「民藝」を見る感覚にも似ているようだと思いました。

大学生の頃、ジョアン・ジルベルトのボサノヴァに出会えたことは、ぼくにとってのいろいろなことを自分なりに判断するための「感覚」の始まりだったかも知れないと思っています。今、たとえば絵を作っていても、何かしらの音から始まる動きをイメージしていることが多々あります。それが、絵にどう繋がって形態になっているのか、というのは言葉で説明することは難しい。それが、音楽的な「感覚」でもあり、デザインの「感覚」だから。

ぼくは音楽について詳しくないけれど、自分の近くにはいつも音楽があります。それは、自分を前向きな気分にもしてくれる。もちろん、わざとらしいJ-ポップの励ましソングの歌詞なんかではなく、純粋で美しい音の集まりやカタチに感動してしまうという感覚。それは、技術的に上手いとか下手だとか、ということともまた違う別の視点。自分にとって美しく心地良い音楽を聴いて行きたい。
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