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愛らしい牛/ペルーの民芸品 [民藝・手仕事・古道具]


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ペルーのプカラという場所の民芸品の牛です。高さ9センチほどの手のひらにのるサイズ。ペルーではこうした牛の素焼きを屋根に飾る習慣があるそうです(屋根にのせるのはもっと大きなものでしょう)。魔除けの意味を持つ聖牛ということで、沖縄でいうシーサーみたいなものなんでしょうね。これはそのタイプのひとつで、舌を出した表情がなんともユーモラスで愛らしい姿。胴体も他のものに比べて丸くコロッと太っています。メキシコやペルーはこうした焼きものでできたオブジェクトがとても多いようで、本で眺めていても本当にぼくが好きなものが多いですが、そのほとんどが今はもう作られていないことが多いようです。そのうち廃絶してしまうでしょう。これは、ぼくにとって本当の意味での宝物だなあと思って大事にしています。なんて素朴で素直で素敵な存在なのだろうと思う。

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