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新しいお客さま/広がる民藝の仲間 [民藝・手仕事・古道具]


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昨日は素敵なお客さまが我が家へ来てくれました。今まで、本当にいろいろな方々が来てくださいましたが、また新しい仲間です。

日本民藝館の古屋さんと型染作家・大木夏子さん。そもそも、古屋さんがぼくのアトリエを見たいと興味を持ってくれてお呼びしたのです。また、少し前に中目黒SMLの型染展でお会いした大木さんともっとお話したいと思っていたところ、古屋さんと大木さんが親しいということがわかり、お二人をお誘いしたというわけです。

「アトリエ」なんて呼んでくださったのでそう書きましたが、作業台の机やMACなどがあるただの6畳ほどの板張りの部屋です。妻と共用の部屋で、自分たちは「作業部屋」などと呼んでいます。リビングとその作業部屋にある郷土玩具や世界の民芸品や、切り絵作品の原画もいろいろ見ていただきました。

大木さんからは、いまぼくが興味を持っている型染めについて、いろいろな情報をもらいました。話の中で、布を染めたあと、「実際に使えるものに加工する」ということの話になりました。ぼくも実際、じぶんが型染めを始めたら、そこがとても難しい点ではないかと気になっていたのです。大木さんのような型染めでずっと活躍されてる方でさえ、その点にいつも悩んでいるとのこと。布をデザインして染める人、その布を使って洋服やグッズに加工する人というまったく別の作業。そこがうまく分業されて、うまくいくような仕組み(人だけでなく費用的にも?)があれば、もっと染色の作家の作品も生かされて活動しやすくなるのにということですね。

あと、我が家にたまたまハンガリーのフォークアートの本があり、この国に詳しい古屋さんが、ハンガリーの生活と民芸品の素晴らしさなどを話してくれて、その素朴なるハンガリーという魅力的な国に、とても興味を持ったぼくたち。その本を見ていても、どれも素晴らしいのです。お話を聞いて、いつか行ってみたい国のひとつになりました。なかなか古書店でも売っているのを見たことが無い本なのですが、たまたまぼくがネットで見つけて表紙だけ見た直観で買った本が、古屋さんも持っていたのです。それはまたすごい偶然なので、なんだか巡り合わせを感じますね。

お二人ともとても自然体で素敵で、いっしょに話していてとても楽しい方々で、妻ともとても楽しかったねと話しています。また来てもらいたいな!ぼくたちの民藝の世界は、年を追うごとにさらに広がっていきます。

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