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城北工房を訪ねる/静岡市葵区 [民藝・手仕事・古道具]


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うずらのモチーフで、とても好きなデザイン。お父様の作品だそう。

静岡の旅の続き。静岡市葵区に訪ねてみたかった「城北工房」があります。大橋俊之さんが型染めの仕事をされています。この日はお休みのところ、ご対応くださいました。まず部屋へ上げていただきましたが、その部屋が世界の民芸がいろいろと置かれてたとても素敵な部屋でした。玄関からつながる工房を見学させていただくと、タテ長の空間。布は長い寸法のものなので、奥行きのあるスペースが必要なのですね。大橋さんが糊を塗る作業の実演までしてくださいました。お父様の代は、屋号の家紋やのれんを染めたりする仕事をされていたそうですが、今は大橋さんが現代の生活に合ったデザインを考え、布を染めて商品をつくられています。大橋さんはムサビの先輩だということもわかり(工芸工業デザイン科と思われます、ぼくは建築)うれしくなりました。お父様の作品も含め、いろいろ見せていただいたのですが(いろいろ引っぱりだしてスミマセン・・)、いくつかとても気に入って買わせていただきました。部屋に飾られていた下の写真の大きな太陽?のような花のような文様は、お父様の作品だそうで、とても印象に残りました。この作品、少しずつずらして回転させながら染めたものだそうです。布を染めるということは、描くということよりもシンプルでマットな表現になるところが、なんだか切り絵とも共通していて、だから自分も惹かれるのかもしれません。ぼくも自分で何か染めてみたら、大橋さんにまたお会いしに工房へおじゃましたいです。

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最初のうずらとともに買わせていただいた壁掛け。
これは大橋さんのデザインで、とてもモダンなデザインで好きです。

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お父様の作品だという、太陽のような花のような文様。
これはとても印象に残りました。部屋の雰囲気を作り出していました。

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なんと実演までしてくださいました。ほおずきのデザインだそうです。

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工房。向こうには庭があり、染めた布を乾燥できるスペースが。

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こうした使い込まれた道具が美しく整頓されています。

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大橋俊之さん。アドバイスもくださって、とても優しい方でした。

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