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CDアートワークの仕事スタート [コラム]


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昨日の夕方、レコードレーベルの会社へ打ち合わせへ行きました。何かというと、たのしいラテン音楽バンドのCDジャケットのアートワークをやることになったからです。偶然にも、その制作をされてる事務所はご近所で自転車ですぐに行ける距離。お会いすると、とても親切なご担当の方。やっぱり実際にお会いするというのは重要だなと思う。まずは音源を聴かせていただき、イメージを膨らませたいと思います。12月末には納品なので、時期が来たらここでも発表したいです。時間があまりなく、今回は結構がんばらねばの仕事。ぼくはデザイン全体というより、ジャケットの絵を中心にやることになりそう。
帰りに駒沢の「ピキヌー」でおいしいタイカレーを食べ元気が出たところで、まずは年賀状をつくって印刷所へ入稿してしまおう。なかなか今迄とは違うのができてきていると思う。忙しいほうが良いものができるような気がするのはなぜか。うん、なぜかそう思う。
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みくじ鳩/大分県の郷土玩具 [民藝・手仕事・古道具]


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宇佐神宮で授与される「みくじ鳩」、大分県別府市の郷土玩具。宇佐神宮の授与品として張り子で作られたのが最初で、中に「おみくじ」が入っていました。その後、土鈴でつくられ同じように胸に「おみくじ」を入れて、宇佐神社から授与されたそうです。一度廃絶して復刻されたそうです。明るくどこか外国を思わせる色合いと形も良いですね。顔も優しい鳩で、プックリとしてすばらしい。郷土玩具の鳩はいろいろありそうだけど、これは特に愛らしい姿。
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眠いから寝言で生きる [コラム]


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この人たちは、なんて素晴らしいんだろう。なんてスヴァらしいんだろう。またまた年末になり、年賀状など考える時期になっています。今年はどうしようかなと思いながら、なんだか自然に手が動いて出来て来ています。珍しく、切り絵じゃない手で描いたものから加工してみています。実験とかそんな大げさなものじゃない、もっと何て事ない。見た目には多分、切り絵でやったのと何ら変わらないけれどね。そりゃそうだよな。そうでしょうとも!
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よく晴れた日 [コラム]


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昨日の東京は雨のあとよく晴れた日。夕方、ボブ東京というお店でやっている民藝「日々の暮らし」陶器市へ。ネットショップ「日々の暮らし」と世田谷上町の「工芸喜頓」というお店をされている石原さんが開催されている陶器市。先日発売された我が家も載った雑誌nid(vol.30)の我が家が載ってる1つ後の記事に掲載されていて拝見していたので、そのことも「トリベル」のこともお話できました。石原さんがセレクトされた器は、我が家が好きなものど真ん中なものがほとんどなので、どれを買ってもハズレ無し。丹波の俊彦窯の湯飲みが、割れてないけどヒビが入って来たのでそれを買い足すことができて良かった。
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鈴木信太郎さんの絵 [美術・デザイン探訪]

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先日、ひさしぶりに西荻窪の「こけし屋」という喫茶店へ行きました。この喫茶店、昔ながらの感じでフランス料理なんかも出すらしい。印象的なのが、この鈴木信太郎さんという画家の絵。お店の雰囲気にもとても合っていて、いいロゴ的存在です。全国に鈴木さんのイラストを使ったお店はたくさんあるようで、学芸大学の「マッターホーン」などもそうですね。どんな絵を描いても、すぐにこの人のものだと分かるという作風ってとても良いなあと思います。そして、この絵があるお店はどこもいい雰囲気のお店なのだろうなあと。この画家の絵を探してお店に行ってみるというのも、なんだか楽しいかも知れないですね。まさに旗印的なものですね。
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北と南の話/畦地梅太郎 [本と古本]


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先日、栃木県の益子へ行った帰り、鹿沼市にある「川上澄生美術館」へ寄りました。ちょうど開催中の企画展が「山の版画家・畦地梅太郎と川上澄生」。尾崎喜八/深田久彌/串田孫一/畦地梅太郎/内田耕作の共著による「山のABC」という本を持っているので、その中で畦地さんの絵の作品も見たことがあって良いなあと思ってたのでうれしい展示でした。実際の原画(版画)をみていてやはりとても好きな絵でした。それから少し忘れていたのですが、先日、吉祥寺の古本屋さんで偶然にこの本を見たのですが、値付けが高くて買いませんでした。最近思い出していろいろ探すと半額よりも安く買えました。ぼくは初版などにはこだわらないから見られればそれで満足だから。扉ごとに入ってる絵もとても好きですが、文章も気取りがなくて読んでいて楽しい。山へ登る人によって書かれたこうした本は、なんだか良い空気が流れているのか、串田孫一さんの作品もぼくはとても好きです。自分は山登りをするわけではないのですがね。そういえば、串田さんの本も結構持っているのでまた紹介してみます。
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鳥の考え [コラム]


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「今年がもう終わっていくという。最近の時間が過ぎるのが早いこと。でも鳥には鳥の時間があるし、人間には人間の時間がある。鳥には鳥の歩幅があると思うけど、でも飛び跳ねてるから歩幅って言うワケ?どうなの?ちょっと、聞いてますか?それはそうと、三重県の伊勢神宮に行ったとき、お守りなんかを売ってるカウンターに「にわとり」が普通にこっちを向いて静かに座ってたときには、ああ、この鳥はいまどういう気持ちなのか?と考えずにはいられなかったよ。鳥の気持ちなんてわからないって思ってるだろうけれど、それは大きな間違いだよ。鳥の目をみてごらん。何かの足しになるかもしれないから。」と、この鳥が言いました。聞きたく無いけれど、聞こえてました。やだなあ!

Q こういうのは一体どういうつもりなんですか?
A それは残念だけど言えない。
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亀戸天満宮の木鷽 [民藝・手仕事・古道具]


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西荻窪の古道具屋めぐりをしたら、たまたま見つけたのがこの写真左側の亀戸天満宮の木鷽。右のものは先日も記事に載せましたが、作家仲間の向田れんさんに頂いたもの。こうして並べてみると、面取りの感じや色使いも似ていて、雰囲気は兄弟のような感じですね。でもフォルムが違っていて面白いです。木鷽は全国各地にいろいろなものがあって、それぞれにデザインが違っていて興味深いです。少しずつ時間をかけて集めて行きたいなあと思っています。
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世田谷の休日 [コラム]


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今日は久しぶりに宮良さん夫婦と近所で過ごしました。まず宮良さんがお店のグラフィックやサイトを手がけたという、mayfair flowersへ。ぼくは普段触れる事の無い世界だったのですが、へえーと思う事が多くてなかなか面白かったです。店主の女性もとても素敵な楽しい方で、明るいお店でした。乾燥させて枯れないように?加工された花や葉っぱを使って、アレンジメントなどつくる教室などもやっているそうです。そのつくる様子も見る事が出来ました。それからすぐ向かいにあるドイツパンの店、ベッカライブロードハイムでパンを買い、途中にある古道具トランジットライフを覗き、我が家でパンとスープのランチを。ひさしぶりに宮良さん夫婦に会えて良かった。先輩に郷土玩具の棚も見てもらえました。
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レンテン族の豆敷き、もう1枚/ラオスの手仕事 [民藝・手仕事・古道具]


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昨日買った豆敷きのもう1枚。これは三色の布が継いであり、なかなか雰囲気があります。これもまた、鳥や動物の絵が描かれて(縫われて)おり、素朴な風合い。一番下のミジンコのような動物もヘンテコで良いなあと思います。身近にいる家畜を描いているのか、それとも?日本だったら、例えばサクラとか、蝶とか木など描く人が多い気がするのですが、そのあたりも違っていて興味深いです。この小さな四角形の中に、いろんな向きに隙間を縫うように動物が配置してあるのも楽しい。

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北代省三の写真と実験 かたちとシミュレーション/川崎市岡本太郎美術館 [美術・デザイン探訪]


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昨日は日本民藝館へ行ったあと、久しぶりに川崎市の向ヶ丘遊園にある岡本太郎美術館へも行きました。企画展の「かたちとシミュレーション」へ。北代省三という人はぼくは恥ずかしながら全く知らなかったのですが、この展示とても面白かった。写真家の人で、とにかくデザイン的視点の美しい写真がたくさんありました。加えて、グラフィックの仕事(イラストや図案を描いたりも)で冊子の数々の表紙のデザインなどもこなし、例えばコマ撮りで実験的な写真をグラフィカルに撮ったり、工房で道具から作って飛行機を作ったり・・・数々の作品のすべてがカッコいい。瀧口修造や北園克衛とも交流があった人らしいです。観に行ってとても良かった展示で、充実の図録も購入して帰ってきました。やはり良い作品を見ると自分も制作したいなあと意欲がわきます。何かを見ようと思ってきちんと見ることは、とても必要なことだなと思います。

◎かたちとシミュレーション
会期:開催中→2014.1.13祝 まで
会場:川崎市岡本太郎美術館
料金:一般900円
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レンテン族の豆敷き/ラオスの手仕事 [民藝・手仕事・古道具]


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最近、ぼくが好きなお店でちょくちょく目にするこの民芸品。ラオスのレンテン族という民族の方々がつくっているというこの素朴な刺繍が入った豆敷き(コースター)。昨日、日本民藝館のショップでたくさんあるのを見かけて新たに2枚購入しましたので、まず1枚載せます。こうして購入することで、少しでもレンテン族の方々の暮らしを助けることになるのではという思いもあり。
以前、福岡の「工藝風向」さんで2枚とても気に入って買ったので、計4枚となりました。例によってコースターとして使わず、虫ピンで壁に留めて飾ります。このすばらしい絵を日々眺めたいからです。今回も、楽しくも素朴な絵柄を2枚買う事ができました。こうした不思議な姿の動物や人間などが刺繍されていたり、幾何学模様のものもあります。日々の生活を楽しくするこうした民芸品は、今のぼくたちにとってとても大事な存在です。
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柳宗理の見てきたもの/日本民藝館・東京駒場 [民藝・手仕事・古道具]


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本日11/21が最終日だったため、先日も行ったのですが、もう一度「柳宗理の見てきたもの」へ。じつは先日、島根の「出雲民藝協会」に加入したので全国の民藝館に会員証提示すれば無料で入れるようになったのです。その事務局となっている「出西窯」の方や、東京のSMLの方々も薦めていて、年会費3000円で、全国どこの民藝館も無料で入ることができます。我が家はいろいろな民藝館へ何度も行くことになるから絶対入ったほうが得です。

展示は言ってみればそう、大好きな本「世界の民芸」の世界。世界各国の民芸品が集められ、同じ空気感を持って同じ空間に置かれているということが、今のぼくにとってなにより楽しい展示です。特に印象に残ったのは、インドの鉄でできた小さな動物の置き物たち、メキシコのオアハカでつくられたらしい虎の仮面、インドの愛らしい動物や人間の絵が入った布、木彫りの奇妙な鳥、そして、猪熊弦一郎さんも持っていたというアメリカのコピ俗のカチナ人形などなど・・・本当にどれも素晴らしく、いつまでも見ていたい造形でした。

ああいった素朴なモノがどう素晴らしいのかを、言葉で説明するのはとても難しい。巧い下手の技術がどうとか、洒落ているとか、そういうことを超えている世界。それは、素直すぎて人に見せるための作為とか仕掛けとか、まるでそういう感覚さえ超えて無くなってしまった?かのようにも見えます。自分もいつか、こういう存在感を持った、本当の純粋な形態をつくれたら最高だなあといつも思います。最近集めている郷土玩具も同じ感覚を持った世界観があるから、ぼくはとても好きなのです。それは今の自分にとても必要なものだと思っています。

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牛鬼/愛媛の郷土玩具 [民藝・手仕事・古道具]


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愛媛県の郷土玩具。牛鬼というのは、宇和島地方の祭礼に出る山車の中に牛と鬼を合わせたような怪異なもので、ブーヤレとも呼ばれるそうです。そのお祭りに使われる鬼の頭を持つ神輿をかたどったのがこの玩具と思われます。怪奇な顔ですが、どこかユーモラスで怖くはありません。そこがまた愛らしいですね。でも調べてみるといろいろなタイプの顔があり、でもことごとく全部ユーモラス。大津絵に通じる感じとでも言えば良いのか。この安定感があるシャープな胴体のフォルムも気に入っています。
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作品214_トリベル/冊子「鳥取民工芸トラベルブック」表紙の絵 [作品]


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我が家が民藝の器について取材を受けた雑誌 nid(ニド)の11月20日号「民芸はあたらしい」の付録として付いた「トリベル=鳥取民工芸トラベルブック」の表紙に使われた作品です。そう、今回偶然にも、家の取材とイラスト仕事がダブルで載ることになりました。
絵の依頼をいただいたのは、この「トリベル」の編集・デザインなど全般にされているサーモメーターの宇野さんから。そう、サーモメーターはいつもぼくが行っている器ギャラリー中目黒SM-gを運営されているデザイン会社。今回、ぼくが民藝が好きでいろいろな窯を訪ねている事や、切り絵をやっていることからこのお話をいただき、何とも不思議なご縁がとてもうれしいです。

作品については以前にも触れたかもしれませんが、柚木沙弥郎さんの型染めの絵、というのがイメージというかお題でした。もちろん切り絵と型染めはまた違うので、まったく一緒にはならないと思いますが、柚木さんの型染めポスター集は買って眺めて考えました。特に切り文字が民藝の感じを強くするように感じました。

絵の組み立ては、
・「トリベル」のタイトル切り文字
・「鳥取」から、鳥
・「因州中井窯」の三色掛け分けの皿を顔に
・「大山」(だいせん)と雲(鳥取に行った時、大山は雲が多くてなかなか姿が見えないのが印象的だったから雲も描きたかった)
・民藝ふうのピッチャー
・「白バラ牛乳」から白バラ
・シンプルな形からできた三角形の模様(柚木沙弥郎さんの絵を見ていると、とてもシンプルな形を印象的に使っている)

・・・という内容を絵にして構成しました。二羽の鳥が、鳥取のモチーフでできた人に向かってるような感じに仕上げました。

雲の中にサブタイトルをいれてください、と依頼して完成形となったわけです。こういう、作品性をそのまま使っていただけるというのはとてもありがたい仕事ですね。この冊子、近いうち、鳥取県でも冊子だけで印刷されて配られる予定もあるとか。うれしいことです。昨年おじゃました因州中井窯さん、山根窯さん、石亀さんの夜長茶廊などなど、とてもうれしい鳥取の民藝スポットが載った必見の冊子です。見かけたら手にとっていただければ、ぼくもとてもうれしいです。

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雑誌 nid(ニド)に我が家が掲載! [お知らせ]


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先日取材を受けた雑誌 nid(ニド)が11月20日発売となります。「民芸はあたらしい」と題された民芸の特集号で、非常に盛りだくさんで楽しめる内容なのですが、この号に我が家が取材されて載っています。手軽に民芸の世界に入って行けるという「民窯の器」を、毎日の食卓で使っているということを紹介する内容で、我が家で実際に使っている器がP34から4ページ分紹介されています。さすが編集部の方。なかなか素敵にまとめて下さっています。齊藤十郎さんのワークショップで鳥の絵を描いたカレー皿が載っているのですが、あれ、ぼくとしては失敗した感が強いので、ちょっとこっぱずかしいです(まさかの表紙にまでこの鳥の皿が載ってら!!)。齊藤十郎さんはご覧になったのでしょうか??

今回の号、いろいろお会いした事がある作り手の方々も掲載されていて楽しいです。我が家が使わせている中から選んだのは、平山元康さん、齊藤十郎さん、山根窯さん、山田洋次さん、十場天伸さん、俊彦窯さん、倉敷堤窯さん、小鹿田焼などなど・・・の器。(よく使ってるのは他にもたくさんあります。念のため)宇野さんとSM-gのお店のことや、佐々木さんのカップが別なページに載っていたり、インスタグラムでのやりとりをしていただいている方の取材記事も載っていたり・・・いろいろ繋がってるなあと面白いです。

そして、もうひとつ同じ号でお知らせが。こちらは仕事なのですが、今回の巻末に付録で付いている冊子「トリベル/鳥取民工芸トラベルブック」の表紙の絵を担当しました。昨年行って大好きになった鳥取の民芸工芸スポットがまとめて載っているという楽しい内容です。そして倉吉にある石亀さん夫婦によるカレー/コーヒー/音楽の名店「夜長茶廊」も紹介されていますので(ぼくの作品マークの入った看板の写真入り)、ここでも石亀さんと偶然にもご一緒でき、とてもうれしいです。表紙の作品はもう一度作品紹介としてアップします。ぜひ今回のnidをご覧ください!よろしくお願いします。

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なんと表紙にまであの鳥の皿が!

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これが巻末付録の「鳥取民工芸トラベルブック」。
明日作品の解説載せます。
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郷土玩具の棚をつくる [民藝・手仕事・古道具]


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デスクトップ型のMACを置いている机の上の壁に、郷土玩具を置く棚をつくりました。ちょうど壁が窪んでいるので棚をつくったら良いと思っていた場所。下地材の木材が入っている位置を調べる機械を買って調べてL字金具と木材を使い分けて固定。板はW450*L1820の17mm厚のもの1枚で足らせるように計算してつくりました。仕上げにちょっと黄色がかった白ペンキを塗りました。これでたくさん置ける!と思って作ったのですが、残念なことに、案外すでにいっぱいです。すぐに置けなくなるな。そうしたらまた別な場所に棚をつくるか。

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暮らしをつくる部屋 [コラム]


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少しずつ部屋ができていくのはとても楽しい事だ。といっても、10年近く住んでいる部屋なのだけれど。最近は民藝の器や郷土玩具や古道具の気に入ったものが少しずつ増えている。そういうものに程よく囲まれた部屋は、あたたかい楽しさがある。最近郷土玩具も増えているけれど、単なるコレクターという感じではなく、それが美しく見える置き方というのも重要だと思うので、新たに棚をつくったりした。朝写真を撮ったほうがきれいなので、また載せる事にします。あ、きのうの夜、我が家が取材を受けてぼくたちが載っている雑誌nidが編集部の方から送られてきました。プラス、表紙を切り絵した「鳥取民工藝トラベルブック」が付録されます。20日発売です!
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清水寺のきじ車/福岡の郷土玩具 [民藝・手仕事・古道具]


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最近手に入れたとても気に入っている福岡県にある清水寺のきじ車。赤と黄緑の絵付けの色合い、すっとぼけた顔と全体のライン。その虫とも鳥ともつかぬ姿がとても良い。15センチくらいの全長があり結構大きいけれど、やわらかい雰囲気にあふれ、こういう経年により古ぼけた感じが出た郷土玩具はなんともいい空気感。最近こうした玩具をよく見ていて、簡素な表現ということにこそ、表現の核心があるような気がしてならないのです。何か、ぼくにヒントをくれている。ああ素朴なるかたちにありがとう。
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障子の継ぎはぎの花 [作品]


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きょうは休日だけど、一日中家のことを片付けました。ひとつ目は、破れた障子の継ぎはぎ(この呼び方で良いのか?)。よく、破れたところを花のカタチとかに切った紙で貼ってあるのを昔見かけたから、やっぱり花かなと思って描いていたら、途中で雲が良いんじゃないかと思いつつ、やはり花になりました。だからこういう雲みたいな花なんだ。雲のような同じ形をした2枚を少しずらして両面から貼り合わせたので、こんな表情になっています。同じ形を切ってずらすことは、動きを出すために切り絵でよくやってる手法。この場合は良いんだか悪いんだかわかりませんがやらずにいられません。

あと、もうひとつはこのブログを描いているMACのパソコンを置いている机の上のほうに、棚をつくりました。簡単な棚なんだけど、ペンキを塗ったりしたもんだから、これが意外と時間がかかってしまった。何の棚ですかって?聞かれてないのに答えますが、それは郷土玩具の棚であります。当然ですから。それで、棚が出来たもんだから、早速自分の机とかに置いていた郷土玩具を試しに入れてみたんですよ。試しに。そうしたら、もうそれだけで結構いっぱいになってしまい「ああこれでいっぱい入るな」という計画でつくったにも関わらず、そのことには残念だ。すぐにいっぱいで入らなくなるよ。買わなければ良いのだけど、多分無理だから。

そして、それらが終わったら中目黒SM-gの器の個展へ。今回は益子の作家さん二人の「原泰弘・岡田崇人」さんの個展です。とても素敵な器が並んでいましたが、珍しく今回は何も買って帰りませんでした。好きな感じだったのですが!宇野さんから、11月20日に発売の雑誌nidで、鳥取民藝のトラベルブックのポップが本屋さんに出る?とかで、そのポップにも、冊子の表紙のぼくの絵が使われるとか!すごいじゃないですか!ということで、また明日も生きていきます。皆さま地震に用心しましょう本当に。
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モノを選ぶ楽しみについて [民藝・手仕事・古道具]


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先日買ったという火鉢はこれ。こういう雰囲気の火鉢ってなかなか無い。火鉢と言っても、灰を入れて炭を入れるわけではなく、睡蓮鉢のように水を入れて金魚を飼おうと思っています。純和風ではないこの感じが気に入っています。でも、古道具屋さんはあまり分かってないので安く買えて良かった。以前、下北沢でこんな風な火鉢を見たことがあって、そのときは何万という値段が付いていたこともあったから。モノの価値というのは、本当に見る人によって大きな差があるなあと思います。
最近、自分は特にいろいろなモノ選びをしているように思います。良いものもどうしようもないものも、雑多なカオスから好きなものを選び出すことはとても楽しい事です。捨ててあるものでも、ぼくにとっては宝物の場合だってあるし、高いものでも自分にとってはゴミでしかない場合だってある。そう、絵を描くのは間違いなく感性の世界だと思うけれど、モノを選んでそれによって自分の世界をつくるということ、それもまた感性なのではないかなあと最近特に思います。
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藤富先生の家で、詩集の校正 [コラム]


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午前中に藤富保男先生の家へ、先日から進んでいる詩集の装丁の校正が出たということで確認におじゃましました。居間だと思われる部屋で、ひとしきり校正などの確認をして、直しを入れてから少しお話しもしました。今回九州の方の詩集ということから、この前ぼくたちが行った九州旅行の話になり、最近郷土玩具や民藝に興味があって、それを巡る旅をしていること。先生はその昔、船長をしていた九州の親戚のおじさんに博多から釜山まで船で連れていってもらって、向こうに着いたらデパートでごはんを食べてすぐに日本へ帰って来たというお話など(笑)。
そしてふとしたことから、ぼくに「子ども向けの絵って描くことはありますか?」と聞かれた。ぼくは説明が難しいながら、若いお母さん方が子どもに見せたいと展示に来て下さったりはするけれど、決して子ども向けに絵を描いているつもりは無いとお伝えした。また、自分は子どもだけが描ける(素直な)絵にいつも憧れていることと、たまに(媒体などで)見かける大人が子どものつもりで描いた絵に違和感を感じること。先生もそれについて笑いながら同意なさった。「子どもと同じ目線でと言ってもそれは違うし無理だよね」とおっしゃっていた。まさに。先生は昔、子ども向けの本の絵なども引き受けたことがあるそうですが、それをずっと続けようとは思わなかったとおっしゃっていました。藤富先生の家へおじゃまするのは何とも楽しいです。
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木の黄色いだるま [民藝・手仕事・古道具]


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これも先日の「東京蚤の市」で買ったものです。なぜか郷土玩具の中で「こけし」だけがやたらと目についた東京蚤の市。こけしのほかは、郷土玩具を売ってるところはほぼ皆無でちょっと残念ですよ。でも、だるまを売っているところが1カ所ありました。たしかこれを買ったのは古本屋さんのブースだった。
だるまは、願いがかなったら目を書き入れる張り子のものがよくあるタイプで、昔から誰でも知っている玩具だと思うけれど、黄色い木のだるまというのも変わっていると思った。確か、同じもので赤やピンクや白や茶色などもあった。この黄色いだるまを選んだのは、色というよりも描かれた「顔」が小さかったから。なんだか一番洗練されたバランスがいいなあと思ったのがこの黄色でした。結局こけしは買わなかった。こけしに手を出したら、終わりかもしれないね。
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モマ笛のうらっかわ [民藝・手仕事・古道具]


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東京も急に寒くなりました。秋をほとんど味わってないうちにすっかり冬です。最近のこの感じ、なんなんでしょうね。さて、先日誕生日に妻からもらった「モマ笛」の裏はこうなっています。大きな足が描いてあります。このモマ笛、ふつうに置くとちょっと下を向いていて、しょんぼりしているように見えます。最初に見たときはププッと思って笑ったけれど、こういうインパクトってなかなか無いですね。日々見ていると、どんどん素晴らしい形だと思ってきています。なんていうか、これほとんど神様?
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作品213_TRIP WITH MANY FOODS [作品]


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(C)YUYA

映画「バグダッド・カフェ」からの影響。最初のシーンでは、太めの中年女性が大きなスーツケースの荷物を引っ張って、砂漠のような荒れた地を行く。ぼくたち夫婦は、遊びに出かけたり旅をすると、たくさんの食べものを買って帰ることが多い。まるで食べものを買いに行ったかのように ! そんなことを思い出してしまい、この作品ができた。食べものってやっぱり楽しいな。

----------------------展示のキャプションから

久しぶりに作品を載せましょう。2010年世田谷からスタートし新潟、京都、神戸と巡回した「ちょっきんきりえ展vol.5 映画の影響」から「TRIP WITH MANY FOODS」。映画を見てその影響を受けた絵をつくるというテーマだったこの展示。映画の様子の説明的な絵とかではなく、映画からの影響から出てくる、まったく自分自身の作品。
この作品をつくったのはもう随分前のことのように感じます。この頃、我が家にとって「モノ」よりも「食べもの」の比重がもっと大きかったような気がします。もちろん、今でも食べものは重要で大好きですが。このあと、鳥取などに行って民藝の世界に入り込みます。作品というのは、単に絵の表面的な構成や技術やデザインのことだけではなくて、そのときに考えたことが表れるので、後からみるとなんとも気恥ずかしいときがあります。1950-60年代のデザインのようで、色数を落としたカラーリングはなかなか気に入っています。モミジのような手が楽しいね。秋だしちょうどいいか!(適当)
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モダンな模様の火鉢を見つける [コラム]


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ちょっと通りがかった古道具屋さん(最近よく行ってたおばあちゃんの店ではない)に入ってみたら、とても素敵な火鉢を見つけた。少し大きい火鉢でベランダで金魚を飼いたいと前から思っていたので、値段を見ると2000円。大きさや素晴らしいデザインからみればとても安いと思う。火鉢と言えば、良くあるのは白地で紺色の線などで和風の絵が入ったものや、全体が紺色のものや、外側に茶色い龍の絵が入っていて内側が抹茶の色をしたものなど・・・どれもなんだか欲しいと思えなかった。でも今日見たのはそういうタイプではなく。全体が中井窯の色のような水色、外側に編目模様が規則的に入っているどこか北欧デザインのような風合いだった。結局気に入って買うことにした。これで金魚を飼う。
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CREATIVE PLAY SERIES/古本3冊 [本と古本]


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先日の「東京蚤の市」で買ったモノその2。これは本当に良い買い物だ。クエイティヴ・プレイシリーズと題された3冊の洋書で「紙」「木」「土」という材料別に分かれています。それぞれの素材を使ったときの模様や立体や絵をつくるときの技法の説明や、作品例などが豊富に載っていて、その佇まいは全部フォークアート的な素朴なもの。今まさにぼくが見たい作品群でした。しかも多分、普通よりもとても安く買えたのも良かった。これを売っていた古本屋さんにも行ってみようかと思います。やはり、ぼくは本についてなかなか運がいいみたいだ。

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島岡龍太さんの花瓶/民芸店ましこにて [民藝・手仕事・古道具]


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中央:島岡龍太さんの花瓶/右:濱田窯の一輪挿し

今回、益子陶器市へ行ったのですが、それとは別に、益子の中心地のお店「民芸店ましこ」には必ず行こうと思っていました。今年ぼくたちは記念すべき年なので、前から欲しかった島岡龍太さんの器を記念に買おうと思っていたから。自分たちにとって思い出に残るものを買うとしたら、今欲しいものはこの人の器。島岡龍太さんの器は、他のお店ではほとんど売られておらず、さらに、このタイプの象嵌(ぞうがん)の器は今ではまったく作られてないそうです。

良いものいくつかあり、いろいろと迷ったのですが結局最初からとても気に入った、波のような模様の入ったこの花瓶と、別に大皿を買いました。大皿はまだ写真を撮っていないので、またの機会に載せます。この花瓶は、ぼくがとても気に入って選び、大皿は妻が気に入ったものです。それぞれに選べて良い記念になったと思います。

島岡龍太さんはいわゆる民藝の王道のものとはまた違うように思います。もっと作品性があって、でもそれはいわゆる今で言う器作家という感じともまた違う。それよりももっと民藝の空気感を意識している感じとでもいうか。感性でつくられた美しい造形。この波のような模様、丸みを帯びた三角形のどっしりした安定感ある形。すべてが自分にしっくりくる良い姿だと思いました。どこかアフリカのようでもあり北欧のようでもあり。その和でも洋でもないような無国籍感が好きです。ぼくたちが行ったときにお店にちょうどいらした龍太さんのお知り合いの男性からも、龍太さんはアフリカの模様なども勉強していたと聞き、納得です。その方が、こういう花瓶は面を前にするか、角の部分を前にするか、置く向きによって何通りにも見え方が楽しめるんだよと教えて下さって、確かになるほどなと思いました。我が家にとても自然に馴染みそうな自然なあたたかさがある器だなと思います。とても自分たちらしい良い記念品が買えました。これからずっと大事にします。

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民芸店ましこの入口ののれんのマーク
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鳥の笛/北欧の陶器 [民藝・手仕事・古道具]


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先日の「東京蚤の市」で買ったもののひとつ。soilという京都のお店のブースでした。これは、最初に見かけたときに、河井寛次郎の作品みたいだなと思って手に取ったのですが、お店の人に聞いてみると北欧のもので、たしかフィンランドだったかと思います。ちょっと土着的な風貌とムラのある焼け具合なんかが気に入って買いました。やっぱり日本と北欧はどこか通じる感じがあり面白い。これもまた、厳密には違うかもしれませんが、ある意味フォークアートと言えるものかと思います。いまぼくが欲しい形。
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谷保天満宮の木うそ [民藝・手仕事・古道具]


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これは、作家仲間の向田れんさんが送ってきてくれたものです。ぼくが最近郷土玩具ばかり紹介しているからでしょう!(言ってみるもんだな。)れんさん、うれしい贈りものをどうもありがとう!1月に「うそ替え」が行われるところが全国的には多いようですが、東京でも11月に開催のところがあるのですね、知らなかった。木うそは、うそ替えの時期だけしか手に入らないことも貴重なものという感じがあって良いのかもしれません。さてこの木うそ、とてもシンプルなデザイン。向田れんさんが気に入ってるだけあり、なんだかシンプルにデザインされた感が強い、愛らしい感じ。太宰府のものとも全く違い、いろいろ比べると面白いなあと改めて思います。この「うそ鳥」(入っていた袋にはそう書いてあった)も、郷土玩具のコレクションに加わりました。
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