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丸餅と雑煮のはなし [コラム]


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年末、関西の妻の実家からお餅を送っていただくことがあります。自分でついてくれたという手作りの丸餅です。ぼくは関東で育ったので、丸い餅はあまり食べた事ありませんでしたが、この丸餅、あんこが入ったものと入っていないもの両方あります。あんこが入ったものも、そのまま焼いてお雑煮にドボンです。いや、ドッボーン。そんな風には入れませんよ静かに入れます。白みそベースのお雑煮。最初、あんこ?おいしいの?と思いましたが、これが違和感ありません。あんこも手作りのものだから、余計においしいのです。そのお雑煮のルーツ、香川県のものだとか。ぼくが食べ慣れたのは、醤油ベースのすまし汁で、鶏肉や三つ葉が入った関東のお雑煮。ちなみにどうでも良いですがナルトがとても好きです。今ではこの「白みそ+あんこ丸餅」のお雑煮にすっかり慣れました。食べ物も各地でさまざまに違うので面白いです。
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夕暮れ [コラム]


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大掃除というほどじゃない掃除を終えて夕暮れ。あまりにきれいだったので写真です。今朝のものと並べて朝と夕暮れです。双子の給水塔を中央に、バックには山々が影絵のようです。空気が澄んだ日だからか、こういう日はとてもきれいな空のことが多い。この給水塔の景色を見ながら毎日を過ごしています。
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今年一年を振り返り。 [コラム]


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2013年は、自分にとってとても早く過ぎ去ったと感じた年でした。振り返ってみると、個展はできなかったですが、それでも新しいことに取り組むことができたように思います。おもなものを振り返ってみました。

石亀さんの鳥取のお店「夜長茶廊」のシンボルマーク。そのあと、輪田建築さんのシンボルマーク。そして、イベント「太陽と星空のサーカス」の中で初のワークショップを東京中野で5月に開催できました。と思ったらなんとハーマンミラーストアからもお誘いいただき、丸の内のお店でワークショップを夏に開催。そして雑誌nidの鳥取民藝のガイドブック「トリベル」の絵をつくり、家の取材までありました。また、そのあとCDジャケットの仕事をいただき現在進行中です。個展は11月ごろと思っていたのですが、ちょっといろいろ都合がつかず断念しました。個展の作品は、いろいろな仕事の合間の時間にやるしかないのでなかなか大変ですが、来年2014年はぜひやれるようにと考えております。

昨年2012年は、鳥取や島根などの山陰、そして瀬戸、益子にも民藝を巡る旅をすることが出来ましたが、2013年もまた、夏に九州へ、秋には2回目の益子へも旅ができ、またそれにより「つくること」「モノを観ること」に対して、自分の中で精神的な変化もあったように思います。そして、日本の民藝から世界の民芸に興味が広がりつつあります。ぼくはウンチクをいろいろ言えるタイプではありませんが、実際にモノを観て、自分がどう感じるかを大事にし、それを素直に綴っていきたいと思っています。

今いろいろなものを見てまわっているのは、結局、自分が何かをつくりたいからということに繋がっています。そう、良いものというのは、シンプルなラインの中に、いろいろな感覚が混ざり合って生まれるものだと思うからです。いろいろ知っている上でつくられるものと雰囲気だけの作品では、持っている精神だけでなく、存在自体が大きく違うと思っています。来年をどういう一年にしようか、今から考えています。今後ともどうぞおつきあいください。
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魚を持ったカップル/ロシアの民芸品(多分) [民藝・手仕事・古道具]


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これは、露店を見ていて手に入れたもの。なのですが、そのお店のおじさんに妻が「これいくらですか?」と聞いたら「ああ、それ、あげるよ」ともらってしまったという。裏面のシールに独特の英字が並んでいるので、ロシアのものかな?つくられたのは1974年らしいです。魚を持っていて、大きなカップを持っています。魚をよく食べる国なんだろうなと思われます。なかなかかわいい顔をした男女のカップル。もらいものながら気に入って日本の郷土玩具と一緒に並べて飾っています。こういう素朴でかわいい民芸品、世界中にまだまだたくさんあるのだろうなあと思います。
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牛/メキシコのフォークアート [民藝・手仕事・古道具]


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先日、イデー自由が丘「The Popular Arts of Mexico」で最後に買ったのが(結構買ってる)この牛の置物です。高さ13センチほど。実は後ろ足のところを吹くと笛になるのですが、吹いてもあまり鳴りません(笑)。この姿、人の良さそうな顔がとても良いなと思い、ぼくにとっては結構思い切って!という値段でしたが、やはり持っていたいと思い買いました。やはり買って良かったと思います。メキシコの一番いい時期のフォークアートなんだろうなと思います。確か1960年代のもので、郷古さんのコレクションの棚にあったものでした。明るく楽しい「陽」の空気、とても好きだなあと思います。素朴で愛らしい逸品。

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注連縄ワークショップへ参加 [民藝・手仕事・古道具]

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昨日は世田谷の「生活工房」で開催の注連縄(しめなわ)ワークショップに参加してみました。こういうのは初めて参加しましたが、なかなか熱中してしまいます。まずは、下のような輪の単純なものを練習でつくり、そのあとは自由な形をやって良い、というものでした。ぼくは鳥の形に作ってみました。勝手に自分がやりたいように作って良いので楽しいです。飾りに使う白い紙やウラジロもいただいたのですが、この鳥にはやはり何も付けない方が良いような気がしてこのままにしました。玄関の壁に早速今年のお飾りとして掛けています。縄をなうというのもなかなか楽しい作業だと思いましたが、毎年藁を手に入れるのも結構難しそうです。伝統的な注連縄は全国にさまざまな違った形があるので、民藝店などで眺めているだけでもとても楽しいですね。

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流木による動物の彫刻のネックレス/メキシコの民芸品 [民藝・手仕事・古道具]


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もう一度行ってしまったイデー自由が丘で開催中のIDÉE & Swimsuit Departmentによるメキシコ民芸の展示「The Popular Arts of Mexico」。これは1回目に行ったときに買ったもの。流木を削ってつくった動物をひもに通してできているネックレスで、オアハカのものだそう。実際に身につけるというより、壁に飾ろうかと思います。これ、イデーの大島さんによると、2つだけしか見つからなかったうちのひとつだそうで、デッドストック品だろうとのことです。おそらく、風合いからは結構古いものだとぼくは勝手に思っています。ひとつひとつの動物は違っていて、どれも小さい中に表情が豊かでとても愛らしい顔をしています。亀、ワニ、りす、鳥・・・素朴ながらとても繊細な佇まいです。このタイプのネックレス、陶器のものもあるそうなんですが、これは流木を材料としているところが、とても珍しいということです。モノとそのエピソードを聞く事もとても楽しいものですね。

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今年もメリークリスマス [コラム]


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もうクリスマス、もうあと1週間で今年も終わりかと思って驚きます。最近は、やっぱり家で過ごすのが良いと思ってしまいます。いや、家の居心地が良いということか。今年も家です。我が家では鳥肉とかではなく、なぜかスペアリブです。ぼくがリクエストしているから。スペアのリブはジューシーでおいしいです。それから、ロールケーキが美味しかった。このロールを置いている皿は齊藤十郎さんの「さんま皿」。それにケーキを置いてしまう妻はユニークだけど、よく合っているように思います。今年はなんか忙しかったのでクリスマスツリーも出さなかったので、このサンタだけを飾りました。

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作品216_クリスマスカード [作品]


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クリスマスカードの作品が続きます。先日、素晴らしい声を持つ大好きな女性ボサノヴァ&ブラジル音楽の歌い手、吉田慶子さんから新アルバムのCDをお送りいただいたので、そのお礼にクリスマスカードを。プラス、妻はシュトーレンとパンを焼き、お返しに。なんとなく、吉田さんのカワイイ雰囲気を思い浮かべながら、絵もやはりカワイイ感じがいいだろうなあと思い、こういう色合いと構図に。久しぶりのチョイッとスピード感でつくる切り絵、なかなか楽しい作業でしたなあ。
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作品215_クリスマスも 当然 夜長デス [作品]


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今年の夏、鳥取の夜長茶廊の石亀さんから、たくさんの二十世紀梨を送っていただきました。それから、何かお贈りしたいと思っていました。クリスマスの贈り物にしようということになり、妻は天然酵母を使ったシュトーレンとパン、ぼくはクリスマスの絵をつくることにし、先日お送りしたところです。
段ボールに描いた夜長茶廊のマークをモチーフにした絵です。でも、切り絵ではなく筆を使って絵の具で描いてみました。最近なんかそういう気分のときがあるんです。手で描こうという気分のときが。はさみを使わずに手でちぎった赤と青(というより、あさぎ色)の帽子をかぶせて、なんかコドバを入れたいなあと思ってこんな風になったわけです。山陰、鳥取の冬はとても寒いらしいので、ピューッと北風も入れておきました。どうでしょう?
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今年増えたモノ [コラム]


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結構最近モノを買っているので、いろいろと収まらなくなって来ています。そりゃそうだよ!って声が聞こえてきそうです。今聞こえました。さて。もともと本はいっぱいあったけれど、それも少しずつ増え、CDやレコードも結構以前から多かった。それに加えて、器類を民藝の旅ごとに買うので増えて行く増えて行く。加えて最近の郷土玩具やフォークアート類。今年は、我が家に何が増えたんだろう。きっと結構増えている。でも、いろいろとモノが置いてある最近の我が家の感じが、ぼくは結構気に入っています。イームズハウスのように、風合いのあるあたたかい空間になればいいなと思ってます。
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もうすぐもうすぐ。 [コラム]


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CDジャケットあともう一歩です。パソコンで作るならそれはそれでいろいろテクニックが要ります。ちょっとわからないところを先輩の宮良さんに聞いたりして、まとまってきました。今回は、ラテンの音楽のCDなので、自分の中でのフィルターを通した感じのラテンカラーをイメージしています。そう、アレキサンダー・ジラルドがメキシコをはじめとしたフォークアートの模様や形にも大きく影響を受けたのに近い感じというか・・・日本人の自分の感覚を持ちながら、あるイメージを自分のフィルターを通して作ってみる感じ。それはある意味、自分が外国を旅をしているようなもので、その感じを楽しんで作っています。自分が手を動かすことで何かができる。それは大変なことだけど、改めてとても素晴らしく面白いことだなあと思います。こうして、自分に機会をいただけることに感謝の気持ちを忘れずに。あ、この写真は、このまえ偶然みつけた新潟の三角だるま。赤いのは無いよといわれて残念だったけど青だけ買いました。
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The Popular Arts of Mexico/イデーショップ自由が丘3F [民藝・手仕事・古道具]


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イデーとSwimsuit Departmentによる「メキシコの民芸」の展示がイデーショップ自由が丘で開催されています。以前から、メキシコの民芸品は名著「世界の民芸」などにも出てきて、特に気になっていました。ジラルドの影響されたものとして紹介されているのもおなじみという感じもあり。開催して早速2日目に行ってきました。もう今のぼくにとって、欲しいものばかりで困りました。この犬?をまず買いました。これはオアハカという地域で作られる黒陶だそうです。メキシコは鮮やかな色彩のものも多く、生命の木などとても美しいですが、ぼくの好みではこういう素朴なのものもとても好きです。メキシコ、行ってみたいなと思ってしまいます。このちょっとすっとぼけた表情がとてもすばらしい。ほかにも興味深いものがたくさん並んでました。いくつか欲しいなあというのがまだあり・・・もう一度、行きたいと思っています。この展示、年明け1月13日(月)まで。

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詳細はこちらを/イデーのサイト
http://www.idee.co.jp/shop/news/201312/mexico.html

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メキシコの民芸@イデーショップ自由が丘 [コラム]


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昨日の夕方「イデーショップ」自由が丘店で開催中のメキシコ民芸品の展示を見て来た。ぼくは世界の民芸を集めた本を見ていて、特にメキシコのものは良いなあといつも眺めていたので、この展示をとても楽しみにしていた。ああ、これは良いなあ!というのもたくさんあり、でもある値段以上のものは自分にはやはり買えない。が、それでもとても好きな(買える値段の)ものをいくつか購入できた。メキシコの民芸はとても素朴で楽しくて大好きなものがたくさんある。でも、ぼくが大好きな感じは何十年前のものということが多くて、それがとても残念。この展示会はそのとても良い時期のものをたくさん集めて展示されているので、とても見応えがあり、ますますメキシコのものが好きになりました。明るいときに写真が撮れたらここにも載せましょうか。
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今年も球根を植える [コラム]


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また今年もヒヤシンスとチューリップの球根です。ヒヤシンスは、毎年1月から水栽培をします。2つあるのは、案外早く育って咲いて終わってしまうから。そしてヒヤシンスの色は必ず我が家では白と決まっています。チューリップはベランダの決まった植木鉢に植えます。この植木鉢、夏まで朝顔で冬にはチューリップを植えることになっています。毎年同じように季節が巡る。この家に住んで、もうすぐ10年が経つんだなあと。10年て長いようで短い。毎年同じように見えて、毎年何かが必ず違う日々です。それをしっかり意識して過ごしたいと思う。来年はどういう年になるのかなと思いながら、植えてみることにします。
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CDジャケットアートワーク進行中。 [作品]


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いよいよ年末の感じになってきました。CDジャケットのアートワークを進めています。一度データをお送りして見ていただき、色の調整をして、もう一度お送りしたところ。
今回、今迄とは少し違う手法を取っています。手描きした線画からスキャニングしてmacのイラストレーター上で色を付けて、それをレイアウト。部品を手描きで作って加工するみたいなものです。ペンタブなどもありますが、ぼくはやはり紙に手で描くラインを大事にしたい。全部パソコンで作った絵とは絶対に温かみが違うはずだと思っています。この方法を取ると、いろんなことに応用できます。ぼくは基本的に、切り絵においても部品をレイアウトして絵を作っていくことが多いので、パソコンでの加工でも、切り絵をしているのと変わらないと思っています。うまく良いのができると良いです。
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5羽のニワトリ、ついばむついばむ。/ロシアの民芸品 [民藝・手仕事・古道具]


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最近、露店を見ていて妻がこれは?と見つけてくれて購入した、今とても気に入っているロシア(旧ソ連)のおもちゃ。裏にはmade in USSRとあります。これ、素朴でとても楽しいニワトリが5羽。下におもりの木の玉がひとつあって糸で繋がっていて、円を描くようにこのおもりを動かすと5羽のニワトリが次々に地面をついばむというわけです。この素朴な動き、色合い、ニワトリの造形もとても素晴らしい。毎日動かしてしまいますよ。世界の民芸品の楽しさは、まだまだ底知れません。

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こんなに集まりました [美術・デザイン探訪]


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先日も載せた「ヒマラヤスギの松ぼっくり」。松ぼっくりじゃないんですが。でもそう呼びたくなる形をしています。よく気をつけていると、駒沢公園にもたくさん落ちていました。ヒマラヤスギの木がどういう木なのかということもわかりました。知ることは楽しいことです。大きさや形、花びら?の具合も微妙に違うものがいろいろとあるようです。自然物は本当に美しいなと思います。花びらのようなものが一枚一枚バラバラになり、種となるようです。この中から、きれいな形のものを瓶にでも入れて保存してみようかと思います。木の実を集めるというのも楽しいかもしれない。

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MASHIKO color vol.3 鈴木稔・寺村光輔 二人展+仁平古家具店/中目黒SM-g [民藝・手仕事・古道具]


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中目黒SM-gの「MASHIKO color vol.3 鈴木稔・寺村光輔 二人展+仁平古家具店」で買ったのは、鈴木稔さんの皿。益子色といわれる茶色で、シンプルで真っ平らです。たぶんこれは、飽きのこない使いやすいものだろうと思います。使いやすいといえば、稔さんの器は他にもコーヒーカップを使っていますが、持ち手がとても持ちやすい。益子を訪ねて以来、久しぶりにご本人ともお会いできてうれしいです。今回の展示では、また新しい感じもあるモダンな器がたくさん並んでいました。そして寺村光輔さんの器もどれも美しく素敵でした。寺村さんの器は無地でシックな雰囲気のものが多いので、民藝のものとも洋風のものとも合わせやすいのではないかと思いました。

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MASHIKO color vol.3 鈴木稔・寺村光輔 二人展+仁平古家具店
会期:開催中 → 12. 25 wed.まで
会場:中目黒SM-g
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冬の1日 [コラム]


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カフェカフェに飾られていた北欧の布

今日は締め切りが迫っているCDジャケットのアートワークを大まかに仕上げた。大体の案はもう出来ているのだけど、パッケージのサイズとの収まりなど、細かいモチーフの大きさの調整などに結構時間がかかる。やはり余白と大きさのバランスは本当に重要だなあと改めて思いながら作業。一度見ていただこう、というあたりまで、なんとか夕方までに仕上げられたのでメールを送信。
そのあと、以前から予定していた中目黒SM-gの「MASHIKO color vol.3 鈴木稔・寺村光輔 二人展+仁平古家具店」へ。鈴木稔さんにも益子を訪ねて以来、久しぶりにお会いできて良かった。今回買ったものは、また別途載せましょうか。
いつも自転車コースなので帰りに三宿の気に入ってる蕎麦屋さんで夕飯を食べ、さらにカフェカフェへ。これもいつものルート。店主の堀さん夫妻と常連のお客さんとぼくたち夫婦で、とても楽しいコーヒーの時間を過ごして家に帰りました。カフェカフェはクリスマス風味になっていて、壁にはこの素敵な布が飾られていた。写真はタテに長い布の一部で、北欧の昔の布だそう。紺、赤、黄色の対比がグラフィカルで美しい。火の周りの黄色いラインの表現が、クールな表現の絵をとてもあたたかい雰囲気にしている。カフェカフェはいつもながらホッとする大好きなお店。
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新しい広がりは人との出会いから [コラム]


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今年はなかなか新しいことに挑戦できたように思います。少しずつ今までには無かった活動を増やしていけばと思っています。ぼくはそんなに積極的で社交的でもないのですが、それでもいろいろな人に会える機会があるのは、やっぱり作家活動があるからだと思う。とてもありがたいことです。ちょっと振り返っていて、なかなか良い年だったなあとふと思い、感謝しております。新しいことは、今迄に出会った人とともに生まれてくるように実感しています。出会うということは、いつか新しいことにつながる、と言えるのかも知れません。来年もまた新しいことに挑戦したい。個展はできるようにがんばりたい。5年前から思いついていたけれど、まずは切り絵と思って封印していた絵の手法も取り入れてみたい。今がやるときだと思える。
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今日のレンテン族の豆敷き/ラオスの手仕事 [民藝・手仕事・古道具]


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これは、今開催中の公募展を見に日本民藝館へ行ったときに買った、レンテン族の豆敷きです。先日、建築家の江口くんとも「あれいいよねえー」と話したところなのだけど、やっぱり1枚1枚すべてが違うところがとても魅力的です。だいたい、鳥とか魚や動物(家畜?)などが多いのだけど、今回はちょっと珍しい人間をモチーフにした図案を選びました。巧くやろうとかそういうのがない、この素朴な感覚がとても好きです。また壁に虫ピンでとめました。ああコレクションが増えていく。
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鳥の手織りマット/グアテマラの民芸品 [民藝・手仕事・古道具]


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これも、先日行った民芸店「グラナダ」で買ったものです。なんとも楽しいお店で、1階で食器がメインの店かなと思ったら、2階にはこうしたマットなどの手織りの布などが売っていたりします。この鳥のマットは、多分本当はマットとして床などに敷いて使うものですが、この大らかな絵が何とも良いなと思って買ったので、壁に飾る事にしました。これ、何と4割引だったので2100円でした。値段の問題ではなく、もちろんとても気に入ったのですが。絵を描いたりする机の横の壁に取り付けました。素朴であたたかな深い色合い。好きなモノに囲まれた部屋というのは、居心地が良いものです。さて、グアテマラってどこだ?と思って地図を調べるとメキシコのとなり。メキシコの民芸も最近とても気になる。
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スペインの鳥の絵の皿 [民藝・手仕事・古道具]


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先日「グラナダ」という世界の民芸店で買ったスペインの皿。この小皿、素敵な鳥の絵が1羽描かれているのだけど、1枚1枚、全部姿が違っていた。ぼくはこの振り返っている姿の鳥を選びました。後ろに、あらかじめヒモを通す穴があいていて、壁に飾りやすい作りになっている。白い皿に藍色一色で描かれた絵というのもとてもシックで良いなあと思った。郷土玩具の棚の上、天井付近に飾りました。河村幸次郎さんの著書「世界の民芸」の本にも、スペイングラナダ地方のこの藍色の絵付けをした陶器が説明されていました。世界の民芸という見方をするといろいろとまた視野が広がっていきます。
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民芸店グラナダへ行って分かった、不思議なつながり [民藝・手仕事・古道具]


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ちょっと不思議で楽しいつながりが発覚した。昨日の夕方、通りがかって偶然に発見した都立大学駅近くのお店「グラナダ」。スペインを始めとする世界の民芸品を扱うお店とあったので入ってみることにした。ぼくは最近、日本の郷土玩具や民藝から広がっていき、世界の民芸品にとても興味があるから。このお店、スペインの食器など結構面白いものがいろいろとあり、セール期間でだいぶ安くなっていたので妻はタジンという蒸し焼き料理のための鍋を買い、ぼくは飾るために良さそうな素敵な鳥が紺一色で描かれたスペインの小皿、グアテマラ(メキシコの南に位置する国)でつくられた鳥の絵が入ったマットなどを買った。なかなか楽しいお店で好みの民芸品が買えた。

買い物をしたあと、お店でココアなどを入れてくださり、それをいただいているときに、山口県の郷土玩具「ふぐ笛」の新聞記事か何かが貼ってあるのが見えたので気になっていた。するとお店の方が説明してくださり、「ふぐ笛」を復刻することになったんですよ、とのこと。なぜこの東京で?と思ったら、そもそもこの郷土玩具の発案者である山口県出身の河村幸次郎さんがこのお店のオーナーであったとのことで、説明してくださったのは、なんと河村さんの娘さんであった。

この山口県の「ふぐ笛」、先日ぼくたちが益子に行って室田窯さん(室田嘉一郎さん)を訪ねたときに「郷土玩具が好きで集めてます」と言ったら偶然にも室田さんの奥さまがくださって一つ持っているものだ。あと、これも偶然ながら、民芸品の世界でも知られる河村幸次郎さんの著書「世界の民芸」を以前古書店で買い、しかもサイン入りのものをぼくは持っている。なんという偶然だろうと思って、ふぐ笛も先生の著書も持っていますと娘さんに伝えたら喜んでくださった・・・という出来事があった。偶然に通りかからなければ入る事がなかったこのお店で、不思議なつながりがわかり、なんとも不思議な気分がした。どこでどうつながるのか分からないけれど、こういう気分になる不思議なことがぼくには割と多い気がする。「ふぐ笛」そしてこのお店で買った素敵なものも順にご紹介します。
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馬 笹野一刀彫/山形の郷土玩具 [民藝・手仕事・古道具]


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きょうは「べにや民芸店」へ。しめ飾りとそして井上尚之さんの作陶展が開催されているので楽しみに行ってきました。来年の干支ということで馬をモチーフにした郷土玩具も売られており、先日インスタグラムでも載せていた方もいて、良いなと思ったものだったが、偶然にも買うことができた。「お鷹ぽっぽ」でもよく知られる山形県の「笹野一刀彫」のもの。ぼってりとしたフォルムが、とてもあたたかい。どこか北欧とかヨーロッパを感じさせる雰囲気もあり気に入っている。顔はウットリした感じがありちょっと笑える。そして顔以外のところに、一切絵付けがされていないところもとても洗練されていて良いなと思う。しっぽのところに、「削りかけ」のクルンとした技術が1か所だけ控えめに使われている。

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日本民藝館展で小鹿田の指掻き大皿を買う [民藝・手仕事・古道具]


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昨日は日本民藝館へ。年一度開催の「日本民藝館展 − 新作工芸公募展」の初日でした。全国の作り手から出品された民藝品が集められ、審査されて入選品が展示即売されます。と言っても、民藝の精神がある品々なので、そんなに高い値段というわけではないようです。昨年も行ったのですが特に買わずに帰りましたが、今年は小鹿田焼の八寸大の皿が気に入っりました。内側の模様が小鹿田に多い飛び鉋(かんな)ではなく、「指掻き」の手法でとても美しいなと思いました。しかも良心的な値段(2000円)というのもあり購入。手の跡が残る釉薬の線の勢い、そしてあたたかさ。器自体の重さはとても軽い。付いていた伝票を見ると、小鹿田の柳瀬晴夫さんという方の作。帰りに売店を見て、冊子「民藝」のバックナンバーを2冊とレンテン族の豆敷きを1枚買いました。ああ民藝ライフ。

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モノが集まることの楽しさ [コラム]


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昨日の夕方は丸の内にあるハーマンミラーストアへ。実は5日にもお店の3周年パーティということで誘われて行ったばかりだったのだけど、今回はSWIMSUIT DEPARTMENTの「VINTAGE OBJECTS」という展示会を観に行きました。ちょうど郷古隆洋さんもいらしたので、はじめてお会いすることができました。アメリカを中心に探して来た楽しいモノたちが並び、いうなれば「世界の民芸」のアザーサイドとも言えるのでしょうか。石を彫刻してつくられた素朴なフクロウやあざらし、コピ族の太鼓など魅力的でした。質問すると郷古さんが丁寧にそのモノについて説明してくださいました。ハーマンミラーの遠藤さんによると、朝からやってたので結構売れてしまったとも。もう少しいろいろあったのかと思うとちょっと他のものも見てみたかった。魅力的なモノが集まったときの楽しさ。それを感じる展示会でした。
さて上の写真は展示会のものではなくて、熊本国際民藝館で写真を撮ったブラジルの人形です。なんだか今日はこういう気分かと思い関係ないのですが載せました。イームズ、ジラルド、猪熊弦一郎、柚木沙弥郎・・・偉大なるつくり手が集めたものはやっぱり素敵なものに溢れています。ぼくも自分の視点で少しずつ自分にとって魅力あるモノを選んでいきたいなと思っています。
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年末の空気 [コラム]


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ぼくは年末の空気って割と好きです。なんだか慌ただしいですが、でもそれによって、全部が軽い感じで過ぎ去ってしまう感じ。年始よりも楽しい感じがする。いま考えているCDのアートワークを間に合わせなければいけない12月なのですが、不思議と落ち着いてますから。ダイジョブ?なんとなくは浮かんでいるんですが、あと一歩の感じかな。あと、どうやって最終的にデータにするか、ということも同時に考えています。何でもそうだけど、方法を自分の中で確立することって何かを続けていくときにすごく大事だなと思います。
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にわとり/中国のフォークアート [民藝・手仕事・古道具]


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先日知人の家におじゃましたら、このニワトリが置いてありました。昔(どれくらい昔なのか?)、中国で安く買った民芸品だそうです。いろいろな色合いのものがあり、この2色を気に入って買ったそうです。中国と聞けばそう思えますが、最初に見たとき南米?メキシコ?それとも東欧か?などと思ってしまいました。どちらにしても、素朴で楽しい表情をしたニワトリだなと思います。気取らない民芸品は生活を楽しくしますね。
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