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小鹿田焼のペリカン・ピッチャー [民藝・手仕事・古道具]


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昨日は午後からウチからもほど近い、尾山台の新しくオープンする民藝店「手しごと」へ。世田谷には民藝を扱うお店が増えていてわが家にはうれしい。鎌倉の「もやい工藝」もよく立ち寄って器を買ったりしているからか、そのオーナーのかたが関わられているお店ということでご案内をいただき、行ってみることにしました。

今回良いなと思って買ったのがこのペリカン・ピッチャー。高さ9センチ、直径は8センチほどの小ぶりな大きさ。あまり見かけないタイプの色と形だなと思い、お店の方に聞いてみると、小鹿田焼の坂本浩二さんの窯のものだそうです。ぼくたちも小鹿田を訪ねたとき、まだ若い息子さんと作陶されていたのがとても印象に残った坂本さん。なのでなんだかうれしくなり購入しました。このピッチャーは、どこか梅干しなんかを漬ける壺のような雰囲気にも見えて、でも同時に海外のものか?とも感じられるような不思議な魅力のある造形だなと思いました。一見シンプルでありながら、多様な表情に見えるものはやはり好きです。どっしりとしたフォルムもなんだか面白い。器を逆さまにした状態で、釉薬を上から流して描かれたという模様が印象的です。それが前後の面で違った模様をしています。片方は三本がつながって一体になっており、もう片方は独立しているので、向きによって別な表情を楽しめます。直感で欲しいなと思うものは、やはり自分がとても気に入ったものなんだなと思います。ピッチャーは食卓では実際にはあまり登場しないアイテムです。花瓶なんかにも使えますね。でも、置いてあるだけでモノとして表情もあり楽しいものです。

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