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ギャラリーと民藝館と古書店へ行った土曜日 [美術・デザイン探訪]


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マックス・フーバーの作品の一部。動きのある幾何学が楽しい。

きのうは出かけていろいろ見てまわる日にした。まずは表参道のギャラリー5610へ。とても好きなMax Huberの展示で、インスタグラムで載せている方がいて知ることができた。加えて、このギャラリーは1950年代から活躍されたグラフィックデザイナーの河野鷹志さんが設立されたギャラリーだということで、余計に行かなければと思った。河野さんの作品は大好きで、よく本で観ていた。展示は、スイスのデザイナーマックス・フーバーとその娘さんの葵フーバーさんの二人展。幾何学的なモチーフが中心のグラフィック(と言っても出版物というよりアクリル絵の具で描いた絵もあった)で、好きなものが多かったのでじっくりと観た。

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日本民藝館で買った豆敷き(コースター)。展示とは無関係。

そして、そのあと日本民藝館へ。「生誕120周年記念 濱田庄司展」が8月末まで開催中。濱田庄司の作品は何度も観たことがあるけれど、やっぱりとても良かった。力があって、何かが宿っている感じがするものばかり。加えて、益子参考館から来ている海外の民芸品が「濱田庄司の眼」ということで別の部屋に展示されていて、こちらもとても楽しい。蒐集物ということですね。「世界の民芸」という大好きな本で見かけたものもいくつかあった。この展示、会期中もう一度は行こうと思う。

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最後に、渋谷から帰る途中に、好きな古書店、東塔堂へ寄った。古いデザイン書、建築、写真などの本が豊富にある。希少なものは高いのでなかなか買えないけれど・・・今日は集めているデザイン年鑑本が3000円で買えた。姉妹店として中目黒にdessinというお店があります。こちらも見かけない本が見つかる楽しい店。

こうして出かけると作品をつくる時間も減るのだけど、でもいろいろなものを観ることは、作品をつくる上でも、とても大事なことだと感じている。だから、観る必要があるものは、時間が無くてもなるべくみにいく。良いデザインソースになるような本は、ムダなものは買わずに、他のものをセーブしてでも必要だから買うようにしている。

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