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今週土曜はワークショップ [ワークショップ]


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今週末8月2日(土)は和(かず)工務店で、小学生くらいまでの子ども向けということで行うワークショップがあります。会場となる和工務店は、東京の町田に近い成瀬というところにあります。町田といえば、高校生の頃から予備校に通っていたのでなんだか思い出深いです。ぼくは一応、工学部の建築科を目指して理系の勉強をしていたのですが、結局入ったのは美術大学だったという変わった受験です。いま思えば、最初からそっちを目指せばよかったのにとよく思いました。なので、町田と聞くと、予備校の授業の感じや、数学や物理ばっかり勉強していたのを思い出します。いまでは少し苦い感じの思い出ですよ。

ワークショップは、コースターをつくるワークショップと、時間があれば紙のランチョンマットを作ってもらいます。スタンプを簡単に作れること、普段、色鉛筆や絵の具で絵を描くのとは違ったデザイン感覚の楽しみ、実際に使える道具をつくるという楽しみ。絵は誰でも簡単につくることができる楽しみを見つけてもらえたら、と思っています。このブログを読んで下さっている人は、すでに見て下さっていると思いますが、ワークショップの詳細は下記です。楽しみですね。

◎KAZこどもワークショップ「コースターをつくってみよう」
日時:2014年8月2日(土)13:00~15:30
場所:和工務店 成瀬本社/東京都町田市成瀬4460-27
TEL:042-729-2182(成瀬駅からのお迎え可能とのこと!詳しくはお問い合わせ)

※まだ多少お申し込み大丈夫みたいです。
お申し込みはいっぱいになりました。
詳しくは、和工務店サイト内のこちら

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壺屋焼の古典焼/沖縄の民藝3 [民藝・手仕事・古道具]


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壺屋で買った壺屋焼の古典焼

古典焼と言ってもいろいろとあるんでしょうか。これは掻き落としという技法でちょっとエキゾチックな絵が描かれた壺屋焼の古典焼です。今作られているスタイルの壺屋焼の前の段階に、このようなものがたくさん作られた時期があり、それは大正時代の終わりから、昭和の始めのたった20年くらいの間だそうです。古典焼というからとても古いのかと思いましたが、何百年前というのではないということですね。那覇にある「壺屋やちむん通り」の近く(だけど通りの中ではない)、日常使いの一般的な良いものもたくさん売られている古美術店の中でフロアを分けた古物コーナーがあり、そこれ見つけて気に入って買いました。沖縄のやちむんのイメージとはまた違っていて、こんなのがあったのか!という驚きと喜びでした。世界の民芸と言いたくなるような空気感。とても面白いです。
下の写真の小ぶりの古典焼の徳利も買いました。どっちかにしようかー、両方買おうかー、などと迷っていたら、店主の方が両方ともかなり安くしてくださいました。感謝!

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鳥の絵が描かれた徳利

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沖縄そばの味 [多国籍ごはん]


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本部で食べた沖縄そば

器の話はひと休みして・・・沖縄では、沖縄そばを食べたいと思っていました。沖縄に詳しい友人のミヤラさんから、おいしいというお店を教えてもらっていたので、そこにまずは行ってみることに。本島の中央エリア本部というエリアにある「きしもと食堂」です。とてもローカルな外観、行ってみると長蛇の列。1時間以上並んだでしょうか。でも、とっても美味しいそばでした。出汁の味もすばらしく、素朴な感じもあり大好きなそばでした。食べられてよかった。また、ぼくは「ジューシー!」なんてよく書いてるけれど、その名も「ジューシー」という炊き込みご飯が沖縄にはあるんですね。このお店にもあって、一緒に食べてみたらジューシーな肉そぼろが入った中華ちまきのような雰囲気のごはんでした。ジューシー!

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カラカラ 沖縄の酒器/沖縄の民藝2 [民藝・手仕事・古道具]


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沖縄の伝統的な酒器カラカラ

昨日載せた集合写真から、選んだものを少しずつ紹介したいと思います。これは「カラカラ」という沖縄の伝統的な酒器。徳利と同じように使うようです。中に玉が入っていて、酒が入っていないときに振るとカラカラと音がすることから、そういう名前がついたと言われているようです。でも、ぼくが買った写真のものは中に玉が入っていないものだったので音はしませんが。

以前からこの形が気になっていて、いつか欲しいと思っていたので、那覇にある器がたくさん見られるエリア「壺屋やちむん通り」で、沖縄らしいスタンダードな「壺屋焼」のものを買いました。誰の作かはわかりませんが、2色の点打ちの模様、どっしりとしたバランスのフォルムがとても美しいなと思います。でも、我が家は酒をまったく飲まないので、飾っておくだけになりますが!置いてあるだけで沖縄の空気が感じられる味わい深い造形。

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沖縄の器/沖縄の民藝1 [民藝・手仕事・古道具]


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今回の沖縄の旅で選んだ器

沖縄へ行った大きな理由のひとつは民藝の器を観ることでした。沖縄の器は、お土産でいただいたもの以外、いままで我が家にはほとんど無かったので、今回実物を見るのをとても楽しみにしていました。いろいろとお店でも出回っているものももちろんありましたが、実際にはそれ以外にもいろいろなものがあるということも分かり、より沖縄の工芸に興味が湧きました。

選んだ器は、読谷村の北窯、同じく読谷の横田屋窯、少し離れた場所にある田村窯、工房には行けなかったですが室生窯、壺屋で買った点打模様のカラカラ(酒器)、壺屋やちむん通り近くで買った壺屋焼の古陶の花器と徳利、石垣島のアンパル陶房の酒器。なんともあたたかい空気を持つ沖縄の器からは、いろいろな文化が混ざり合った土地ならでは表面的ではない深みを感じます。日本でもアメリカでも東南アジアでもない沖縄という文化。やはり、東京のお店で見るだけではまったく分からない感覚を実際に味わうことができたことはとても良かったなと思っています。自分にとっても、作品を作る上でまた今迄とは違った新しい感覚的影響を受けたように感じます。

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沖縄の旅から帰って [コラム]


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石垣島の高台から、エメラルドグリーンの海

昨晩遅くに沖縄の旅から帰りました。沖縄には何年か前からいつか行きたいと思っていましたが、やっと実現しました。台風を心配しましたが、すべての日が晴れる(沖縄特有であろうにわか雨はありましたが)というありがたさ。
大きな民藝スポットでもある沖縄は、陶器だけでなく、さまざまな織物も盛んな土地。ずいぶん昔に、一度だけ沖縄へ行ったことがありますが、当時は器や民藝にも興味が無い10代の頃だったので、やはり今訪れるとまったく違った印象を持ちました。沖縄にはどこかあたたかな異国の雰囲気(といっても「アメリカ」というより東南アジアに近いような)があり、やはり日本でありながら日本ではない空気にあふれているなと思いました。陶器店が並ぶ壺屋やちむん通りの雰囲気、瓦屋根の沖縄様式の木造の家、石垣の市場、ローカルな沖縄料理の食堂・・・。人々は大らかで優しい印象を受けます。八重山諸島では石垣だけ足を伸ばせましたが、溶けそうなくらいに暑かった。昨日のことなのにまるで夢の中の出来事だったように感じます。さまざまな国がミックスされたような魅力にあふれた沖縄には、機会があればまた行ってみたいと思っています。器などもたくさん見てきたので、少しずつレポートしたいと思います。

今回巡ったコース
那覇着 → 読谷村 → 恩納村 → 壺屋(那覇)→ 石垣島 → 東京へ

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自然物のデザイン [コラム]


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ベランダの鉢植えは、あまり手入れをしないので、すぐに雑草がどんどん生えてくる。だいたいそのままほったらかしにするのだけど、勝手に同じ種類の雑草がそろっていたり、良く観るととてもきれいな色合い。古い日本の布や、型染めや、北欧のテキスタイルなんかにもよく植物のモチーフが出てくるけれど、やはり普遍的でいつでも古くならないモチーフなんだなあと思う。

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郷土玩具を手にとった始まり [民藝・手仕事・古道具]


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昨日はnidのことを書いたので、郷土玩具に興味を持ったきっかけを。それは、確か・・ふと古道具屋さん(いいや、もっとかっこ悪いリサイクルショップという感じ)のお店で見かけて買った新潟の三角だるま。この姿を見て、郷土玩具はなんとも不思議な魅力を持っているなと感じました。そこからいろいろ集めることがスタートしたように思います。ネットのオークションなどで買うのはやめています。やはり、実物を見て、手にとって買う。これはモノを選ぶときに、とても大事なことのように思います。とはいえ、欲しいものはネットで買えるというのは、それはそれでとても便利なことですね。思ったのと違ったり、とても難しいですが。単にコレクションするのではなく生活の中で楽しむために手に入れる。そこをいつも大事にしたいと思っています。また、だんだん家にモノが増えていく中で、買う、買わないの判断もとても大事。

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雑誌 nid 第34号に、民芸品コレクション掲載 [お知らせ]


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掲載された第34号の表紙

7月20日に発売となる生活情報誌 nid(ニド)から取材を受けて掲載されました。今回は民芸特集で、タイトルは「エブリディ・民芸」。前回の民芸特集(第30号)でも器の取材を受けて我が家が載りましたが、今回は、器、かご、型染め、玩具などなどたくさんの民芸が取り上げられていてとても見応えがあります。

その中で「みんなのフォーククラフトコレクション」というコーナーに、ぼくの記事が載りました(P60)。見出しは「郷土玩具と外国のフォークトイ」。はじめ、お話が来たときは日本の郷土玩具のコレクションから、いくつか選び出してもらいたいとのご希望でした。でも、ぼくがいつも家でいろいろな民芸品を飾っているのは、日本のものも外国のものも関係なく並べています。それが、不思議と調和するのが楽しいのです。そう、チャールズ・イームズやアレキサンダー・ジラルドが世界中の民芸品を同じ空間に並べて楽しんだのと同じように。そんな思いから、いつも棚に飾っている「世界の民芸」をそのまま写真に撮り、編集部へお送りして提案させていただいたところ、編集部のかたがなんと気に入ってくださり、なんだか予定よりも大きな扱いにしてくださったようで・・・1ページ分掲載されたということです。nidという雑誌に、ペルーやメキシコやロシアの民芸品などが載ってなんだかうれしい気分です。よろしければどうぞご覧ください。

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今年の民藝の旅は [民藝・手仕事・古道具]


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大好きな丹波立杭焼・俊彦窯のうつわ

この夏は、ここ数年続けている民藝を巡る旅として、ついに沖縄へ行ってみようと思っています。鳥取、島根、益子、丹波、伊賀、瀬戸、小石原、小鹿田、富山・・・細かく言えばまだあるかも知れませんが、主要なところとしては沖縄が最後の地かと思います。今まで器を中心に見てきて、民藝とひとことで言うと全体にひとつのイメージを持たれるかも知れませんが、土地によって大きく違っていること、そして全体として共有された考え方も実感として持てました。それまで自分の中にあった民藝というイメージを大きく変えてくれた各地の器たちとそれを生み出す作り手の方々。沖縄も自分の目でよく観てきたいと思います。とても楽しみな旅です。

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時間とできること [コラム]


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時間が限られているときにできることは、限られてきます。あれこれ欲張っても良いものが出来なければ意味が無い。ムリをしないで丁寧にやる。今からその考え方に切り替えることにします。ああ、今日もまた寝苦しい暑い夜。かんべんかんべん。

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ありがとう200万 [コラム]


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いつもブログを読んでくださり、どうもありがとうございます。ふと見ると、多分昨日だと思いますが?アクセスのカウンターが200万件を超えていました。2009年の1月に始めてから5年半。最初は数十人だったように思いますが、今では毎日たくさんの方が読んでくださるようになりました。いまどきブログというのも古い形なのかも知れないですが、でも、一番自分が書きやすい媒体だと思っているので、読んでくださる方がいらっしゃる限り続けてみます。ぼくは何事もできるようになるまで人よりも時間がかかるタイプだと思っています。そのかわり、小学校の頃から、本当にやろうと思った事は人よりも長く日々続けることができるタイプかもしれません。日々コツコツと書いていくブログは、自分には合っていた方法なのかもしれませんね。ここを見に来てくださった方が、なんだかホッとするような、楽しいこと、きれいなこと、美しいもの、素朴な楽しいものを、素直な気持ちで日々紹介していけたらと思っています。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。いつもご覧いただき本当にありがとうございます。
YUYA


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青の水玉 [作品]


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早くも家の中が暑くて、暑さに弱いぼくは困っています。青い水玉を重ねるように押した涼しい色のパターン。今年は冷夏だって聞いたけれど、今からこんなに暑かったら、8月はどうなってしまうのか。作業部屋にクーラー本気で考えようかなあと思った今日。シャキッといろいろとやらないといけないのに、どうしてもできなくてギヴです。

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試して決めていくこと [コラム]


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河野鷹志さんのギャラリーのシンボルマーク

最近、コースターやランチョンマットのワークショップに向けてやりかたなどを試しています。このワークショップでは、ゴム板から切り抜いた形を木片にスティックのりで貼りつけて、スタンプを作ってそれを無地のコースターや白い紙に押してつくります。前から気になっていたのが、スタンプを押す時に、結構な力がいること。大人の男性なら普通にできますが、だいたい参加するのは女性とお子さま。少し大き目の陰影にすると、うまく出ないことがありました。そのうえ、1回1回押すのに結構な力がいる。

それを改良すべく、素材をもう一度試したところ、やっと、一番良いなというゴム板を見つけました。デスクマットのような透明なものは滑って上手く押せない。厚めのゴム板ははさみで切るのが難しい。前回のハーマンミラーで使ったゴム板はそこそこ良いのですが、前述したように、押すのに結構な力がいる・・・。やっと、そのすべてを解決するものが見つかった。柔らかくて力をかけずにはっきり押せて、切るのも簡単。人に教えるということは、それだけ自分が徹底的に研究しないといけないということですね。それが、ワークショップをするようになってとてもよくわかりました。

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小鹿田焼 坂本創/中目黒SML [民藝・手仕事・古道具]


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我が家が選んだ器。

今日は楽しみにしていた中目黒SMLで今日から開催の小鹿田焼・坂本創さんの個展へ。残念ながら坂本さんはまだ到着されていなかったためお会いできなかったですが、良い器がたくさん揃っていました。小鹿田といえば飛び鉋(かんな)のイメージが強いですが、今回の創さんの個展は他の技法もたくさん取り入れられていてバラエティ豊か。どれも丁寧な仕事ぶりが伺えます。迷いつつ今回もいくつか買いました。

小鹿田へ行ったのは昨年の夏。昔ながらの伝統が守られていて、どこか違う空間のようにも感じられた小鹿田の集落。そのとき坂本工さん・創さんにも、チラッとだけお会いできたのでした。そして分かったのは、小鹿田に行っても良い器はあまり買えないということ。良いものは、こうした個展や東京をはじめとする全国のお店へ出荷されるために焼かれていて、現地にはほとんど残らないようです。だから、こうした個展で出会うものが一番良いものなのかもしれませんね。でも、実際につくられている現場である現地を訪ねても良いものがほとんど残っていないという状況には、ぼくは以前から少し残念に思っていますが・・・この個展は7月22日(火)まで。

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買ったもの1。妻が気に入った「蓋もの」。
ちょっとアフリカっぽくもある。となりにペルーの牛を置いてみた。

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買ったもの2。ぼくはひそかにピッチャーを集めています。
実際使うというよりは、眺めて楽しんでいるという・・・

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買ったもの3。この小鉢は美しい形とあたたかな白色。

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買ったもの4。この小鉢は同じ形でヴァリエーションがあり全部で4つ購入。
小鹿田焼は日常使いの器でリーズナブルなのがまた素晴らしい。

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骨董市で選んだガラスのランプシェード [民藝・手仕事・古道具]


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手前が骨董市で買ったランプシェード

先日、富岡八幡宮の骨董市へ行ったときに見つけたランプシェードをダイニングテーブルの上に取り付けました。以前使っていたのは昭和レトロという感じもするオレンジのランプシェードで、それも気に入って買ったものでしたが、その頃から好みもいろいろと進化した我が家の雰囲気と少し合わなくなってきていると感じていました。そう思っていたところ、偶然に良いものを見つけたので替えることにしました。凸凹のある表情、丸くカーブした形。白い半透明の磨りガラスなので、光が透けたらきれいだろうなという予想からこれに決めました。もうひとつ、以前から使っているガラスのシェードは、写真の奥に写っているものです。

このランプシェードは日本製のガラスですが、どこか和洋折衷の雰囲気があり、洋館にもありそうな雰囲気です。イギリスや北欧の雰囲気もあるような、繊細なディテールが好きです。ぼくは日本の古いものが好きですが、我が家が求めているのは「昭和レトロ」とはまた違うのです。日本的なものは好きですが「和風」が好きというわけではない。民藝の器もイギリスや朝鮮からの影響を受けているものもあり、決して「和風」とは思いません。絵もまったく同じ。日本的では有りたいけれど、和風の切り絵をやりたいとは思っていません。もちろん、自分の中の基準であり、なんとも言葉で書いても分かりにくいかもしれませんが・・・そんなことを思いながら、いろいろとモノを「選ぶ」ことはとても楽しいことです。誰々の間で話題になっているからとか、雑誌で取り上げられているから、とかではなく、自分だけの目でモノを選んでいきたいと思っています。

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台風の目 [コラム]


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台風が来ているようなので、強い風に飛ばされそうなものをベランダから家の中に入れました。台風といえば、「運動会」のときにやっていた、ハリケーンという(いや「台風の目」だったか?)不思議な競技をうっすら思い出します。正確には思い出せずウッスラなんですが。「竹の棒」を2、3人が横並びに持って、そのまま一緒に走って行って、ポインツでUターンして帰ってくる早さを競う、というようなものだったような・・・運動会といえば、学年全体でやるダンスみたいなのとか、練習などほんとカンベンでした。学校全体でがんばることとか、自分は何だか苦手だったなあと思い出します。中学のときは特に、早く学校に通う毎日が終わらないかなあといつも思っていました。ある意味苦しい時期でしたね。大学を出てからもう20年近くになります。ふと学生時代のことを思い出すときがありますが、ほんの一瞬のことだったなあと思います。

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Russian Folk-Style Figurines [本と古本]


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楽しい本を買いました。「ロシアのフォークトイ(人形)」という感じでしょうか。ロシアのとても素朴なフォークトイがたくさん載っています。メキシコやペルーなど南米のものとも共通する雰囲気があり、とても好きな空気感で見ているとなんとも楽しい気持ちになります。純粋に素直に楽しい気持ちを表し、ゆるやかな表情を持つの愛らしい人形たちの素朴な造形。メキシコ、ペルー、ハンガリー、ロシア、北欧、そして日本の郷土玩具。こうしたものたちは、何も相談しなくても、不思議と純粋で素朴な精神により、ひとつの空気感でつながっています。

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次号のnidに掲載 [お知らせ]


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nid vol.34に掲載 郷土玩具と外国のフォークトイ

お知らせが続きますが、生活情報誌 nid(ニド)の7/20号(第34号)に掲載されることになりました。前回は第30号で民藝の器を中心に取材を受けて掲載されましたが、今回も民芸の特集号だそうです(ぼくは自分以外の記事の細かい内容はわかりません)。このnidという雑誌、女性ターゲットの雑誌だと思いますが、ぼくは民芸特集のときだけはだいたい拝見しています。いわゆる女性向けに軽く「かわいいー」と民芸を紹介するというよりは、もっときちんと民芸好きが納得するシブイものまで紹介される内容もあり楽しめる雑誌です。

今回のぼくの記事は「郷土玩具と外国のフォークトイ」。実は、すべて自分が撮影した写真が使われて記事が組まれています。最初は「郷土玩具」を何点か取り出して紹介してください、という感じで編集部の方からお声がけいただいたのです。しかし、我が家では最近「世界の民芸」という感じになってきており、日本の郷土玩具も南米のフォークトイやインドの動物のブロンズなど混在させて飾っており、その全体が醸し出す空気感が持ち味だと思い、それをぜひお見せしたいなと思いました。なので、飾っているままの風景を写真に撮ってお送りしたら、採用されたというわけでした。約1ページ分の記事ですが、楽しめる記事だと思いますので、もし書店で見かけたらぜひご覧ください!7月20日発売です。

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ワークショップ参加募集!!@和工務店 [お知らせ]


今年初めてのワークショップ開催のお知らせです。
ご予約・お問い合わせは会場となる和工務店までお願いいたします。
和工務店の告知より転載します。

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KAZこどもワークショップ コースターをつくってみよう
8/2(土)13:00-15:30 和工務店@東京都町田市
コースターをメインに、ランチョンマットもつくります。

もうすぐ夏休みですね。
夏休み、親子で「モノづくりの心」のタネを育てませんか?
KAZでは夏休みこどもイベント第一弾!
切り絵作家 YUYAさんによるワークショップを開催致します。絵や模様のスタンプをてづくりして、コースターとランチョンマットをつくります。
おかあさん、おとうさん、ぼく、わたし、みんなのためにいろいろつくって楽しんでみましょう!

同じスタンプでも、押し方、向きや重ね方によって、何通りもの模様がつくれます。
今回教えてくれるのは、「人がにっこりする絵」をテーマにした作品で、多方面で活躍中のYUYAさん。
YUYAさんがこどもたちに伝えたいのは、鉛筆や絵の具で描くのとはまた違う、スタンプで絵を描くという感覚!
デザインは特別なことではなく、特別なものも必要ありません。
いつものはさみやのりで世界にたったひとつだけのオリジナルデザインを楽しんじゃいましょう^^

◎日時 2014年8月2日(土)13:00-15:30
◎場所 株)和工務店 成瀬本社
〒194-0044 東京都町田市成瀬4460-27 TEL:042-729-2182
http://kaz-inc.jp/
※ご希望により駅からの送迎可能、詳細は和工務店までお問い合わせください。
◎対象 主に小学校低学年ぐらいまでのお子さんと保護者の方
◎定員 親子5組(先着順に受付いたします)
◎参加費 親子1組につき1,000円

※お子様の人数は何名様でも1組といたします。
※材料代・お菓子&ドリンク付き。
※参加費は当日精算いたします。

◎CONTENTS
13:00開始
①ご挨拶・YUYAさんご紹介・本日の手順説明(約15分)
②下絵描きタイム「スタンプのもとを描いてみよう」(約15分)
③スタンプづくりタイム・「自分でスタンプをつくって試し押しをしてみよう」(約15分)
④本番!「コースターとランチョンマットを自由に完成させてみよう」(約30分)
⑤講評タイム「みんなの作品を見てみよう」(約15分)
⑥ご挨拶
⑦お菓子とドリンクで懇親タイム(15:30終了予定)

◎持ち物
はさみ
※工務店でも用意されますが、おこさまが使い慣れたものがあればお持ちください。

ご予約・お問い合わせ先
お申し込みは下記サイトのメールフォームからとなります。
その他、お問い合わせも和工務店まで。
http://kaz-inc.jp/event/6504
〒194-0044 東京都町田市成瀬4460-27
TEL042-729-2182

◎講師紹介
YUYA
切り絵作家・イラストレーター。武蔵野美術大学建築科卒。設計事務所へ勤務後、切り絵の作品をつくり始める。
2007年より東京を中心に各地で個展〈ちょっきんきりえ展〉を16回開催。
「人がにっこりする絵」をテーマに多くの作品を発表。
フライヤー、ショップカード、シンボルマーク、CDジャケットのデザイン、書籍の装幀・挿画、ウェルカムボードなど幅広く制作。
2013年には「ハーマンミラーストア」やイベント「太陽と星空のサーカス」でマッチラベルやコースターのワークショップを開催。
民藝好きで、日本各地の民藝スポットを旅している。ブラジル音楽、60年代のグラフィックデザインが好き。

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コースターで作ったスタンプを紙に押してランチョンマットにした例

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黒の重要性 [コラム]


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先日「美の巨人」というテレビ番組を見た。我が家は普段テレビをほとんど見ないのだけど、たまに興味ある内容の時だけ見ることにしている。内容は、亀倉雄策の東京オリンピックのポスターについてのエピソードだった。3部作となっているそのオリンピック告知のポスターの構成について、見せ方の仕組みについても解説されていてとても興味深い内容だった。また、日本の家紋についても、デザイナーの視点から鋭く読み解いてデザインの参考にしているということ、画面の中での黒の効果的な使い方など、とてもためになることが紹介されていた。黒の重要性については、5年くらい前に切り絵を始めたときからぼくも常に感じていたこと。だから、改めて言葉できちんと解説されたとき、なんだかスッキリした。「黒が入ると画面がキリッと引き締まって絵全体にメリハリが付く」と実際に作品を作っていく中で試しながらぼくは実感していたけれど、そのことを番組内では「黒により奥行きと立体感が出る」という言い方をしていたと思う。また、単純な要素を組み合わせて強いインパクトを残すデザインを作り出す技術についても解説されており、そもそも作り手が基本的に持っているデザインに対するモノの見方と精神が重要だと改めて感じながら見た。

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鳥の笛/ペルーの民芸品(多分) [民藝・手仕事・古道具]


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昨日は富岡八幡宮という神社で第1日曜に開催の骨董市へ行ってみることにした。神社の境内には、たくさんの出店があり、本格的な骨董店が多いように思った。その中で、少し西洋民芸的なものを売っているお店があり、写真左の鳥の笛を買った。店主のおじさん曰く、おそらくペルーの民芸品だとのこと。露天で行商している人から買ったものだと話してくれた。それが本当なのかどうか正直分からないけれど、旅して来たモノについてのエピソードを聞くことはなかなか楽しいこと。そうやって、古いものは人の手から手へと旅していく。他にも日本の郷土玩具なども一緒に並べて売られていて、なかなか面白いお店だった。南米の民芸品はゆるやかで素朴な独特の佇まいがあり、見ていると楽しい。

あと、なかなか良いランプシェードが手頃な値段で見つかり、食卓のランプシェードを替えたいと思っていたので購入した。日本の白い半透明のガラス製で表面に凹凸模様があり、和洋折衷の雰囲気が気に入った。他にも山名文夫が表紙を手がけたコンサートプログラムや、瀬戸焼の骨董の馬の目皿などが気になったが買うのはやめておいた。世田谷ボロ市以外の骨董市は今まではあまり行かなかったけれど、なかなか楽しいものだなと思った。

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小さい額 [コラム]


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ぼくは、なかなか見つからないようなものを欲しいことが多い。そのひとつに、額縁。額縁って高ければ良いものがあるかというとそうでもなくて、シンプルでスクエアなものってなかなか見つからない。以前買ったのもずいぶん前だから、今はそこで買えるのかどうかわからない。マッチ箱もすいぶん探して、やっと少ロット数でも買えるところを1件見つけたのだった。
今回探しているのは小さい額縁。これがまた、良いのがあまり無いなあと思う。オーダーメイドのものは結局高くなってしまい絵の販売価格とのバランスが取れない。そう思っていたら、よく行く近所の古道具店に古い小さな額縁が2つあった。値段も手頃だったので秋のイベントに向け、とりあえず買うことにした。この額に合わせた絵をつくろうと思う。小さくて手頃な額縁を見かけたら買いたいと思う。

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カレーパン — ぼくの方法 [奇妙な世界]


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きのうの朝ごはんは、おとつい買って来たというカレーパンでした。都会にあるパン屋さんのものだっていう。まわりには、パン粉というよりももう少し粒の大きいパンを揚げた感じの「つぶて」が貼り付いていました。このカレーパン、ひとくちかぶりつくと、中のカレーの具がとてもおいしかったんだ。フワッと香るカレーの深い味。こんどは、このカレーパンを買って、中のカレーを全部ほじくり出して、ごはんに乗せていただきたいなあ!と強く思いました。そう思ったので、今日妻に相談したら、賛成してくれました。「あ、そう?今度やってみようかね。」おいしいだろうなあ!と思っています。

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ミッドセンチュリーのデザインの幸福感 [コラム]


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コースターワークショップのための試作から

昨晩はハーマンミラーストアで開催されたジョージネルソンに関するトークショーに行ってみました。ジョージネルソンの活動についてはほとんど知らなかったので興味深い内容でした。ミッドセンチュリーのデザイナーの活動範囲はとても広くて本当に才能に溢れた人が多くてすごいなと驚きます。そして、何よりもユーモアに溢れた感覚を持って考えられているところがとても好きです。人々にとってのデザインとしての本質的な喜びのために作られているのと同時に、健康的な美しさを持っているものが多いなと感じます。民藝の話で「健康的な美」とよくいわれるけれど、ミッドセンチュリーのプロダクツや北欧デザインも、みんなどこか精神的にはつながっていて通じるところがあるのではないかなと感じます。ぼくは何かをつくりたいという入口が建築だったので、ミッドセンチュリーのデザインにとても興味があり、常に自分の中にそれに対する大きな憧れがあります。

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いまの自分をあらわす絵 [コラム]


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人が少ない朝の駒沢オリンピック公園中央広場

最近、秋のイベントに出るために広報に使われるという作品を作ったりしています。気の向くままにつくり、もうこれで行こうということに決めました。今、自分の中で自分の作品が大きく変わっていく途中にあるように思っているのですが、その感じが良く出てる絵かもしれません。作品というのは、そのときの自分が考えていることや感性がそのまま出るものだなあと思うから。写真に撮ってとても小さく使われるそうなので、小さくても見劣りしないように大胆な構図にしました。出店する他の方々は、どういう作品を提出するのだろう。

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今年もまた夏がくる [コラム]


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ここ何年か、民藝の旅をしている我が家では、どこは良かったからまた行きたいねという話になることが多い。やはり最初の民藝の旅となった鳥取・島根はいまでも強く印象に残っている。2年前の夏、山陰へ行ってから、自分が作品をつくることへの考え方、そして人の作品を見る時の捉え方もなんだか変わったように感じる。精神的な部分なのでうまく言葉だけで説明できないのだけど・・・モノに対する見方、また人の見方も変わったかも知れない。そして東京的な流行りなどへの興味が無くなり、自分は自分のやり方で良いのだとはっきりと思うようになった。それが一番良かった事かもしれない。軽々しいものは何も残らないし、自分にとっていらないなと思う。自分も自分が良いなと思うものをつくれるようになりたいと思う。

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The Cut Out of Henri Matisseマティスの切り紙/古書 [本と古本]


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先日ふと古書店を見たら、目に留まったので買ったマティスの切り紙作品だけが載っている手軽な洋書です。確か晩年に切り絵の方法で作品を作っていたのですよね。はさみで切っているマティスの姿を捉えた写真もあり、のめり込んでいた様子が伝わってきます。最後に行き着いたというこの自由で抽象的な形態は、精神的なものを自然に表現したものなんだろうと思います。眺めていると色彩の組み合わせも新しさがあり面白く、色を塗った紙を切り取ったを使ったというところも、ぼくにとってヒントになるように思います。整っていない美しさと生きている感じが伝わってきます。

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