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藤本一馬/伊藤志宏 "Wavenir(ウェヴニール)" [音楽]


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昨夜は渋谷のサラヴァ東京で開催されたギターの藤本一馬さんとピアノの伊藤志宏さんのデュオ・ライヴへ。アルゼンチンやブラジルの音楽をはじめとした、繊細で静かな美しい感性でつながる音楽をコンセプトにしたイベントbar buenos airesのシリーズで開催されたもの。

今回は姫路のハンモック・カフェが立ちあげた新しい音楽レーベルの第1弾ということで、このデュオ作品「Wevenir」の発売を記念したライヴ。この作品には音以外の部分でもぼくの友人が関わっています。ジャケットデザイン・写真撮影・アートワークなどビジュアルすべてを手掛けたのはアーガイルデザイン宮良当明さん。プロモーション映像をつくったのは、映像作家ねるやまさんで、ぼくの作品で「ちょっきんアニメーション」を一緒につくってくれた友人です。

ハンモックの中村信彦さんの心温まるようなあいさつから始まったライヴは本当に素晴らしいものでした。ギターとピアノだけというシンプルな編成が、またとても美しい。音が束になる感じのオーケストラなど大きな編成よりも、1音1音の組み合わせや成り立ち、リズムと音と音の隙間が感じられるこうした小さな編成がぼくは好きです。とても繊細な感覚で作られた音構成でありながら、ライヴはとても躍動感もありました。アルゼンチンなどの繊細な音楽を紹介するこのbbaのライヴにぴったりです。

ではでは、このCDはぜひ聴いてみてください。音楽にも、デザインや絵を描くという感覚に近いものがあるんじゃないかなとこうした美しい音楽を聴いてると感じます。みんなオシャレだとかインテリアとか目に見える部分はとてもこだわって気にする人が多いと思うけれど、音楽だってそれと同じ感覚で鋭く選ぶべきだと思っています。ぼくがそういう風に思い始めたのは大学生の頃。ぼくは一生聴いて行ける音楽を選びます。

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