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素朴な感覚とモダンデザイン [コラム]


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今、個展に向けた作品を日々作っています。個展は5月を予定しています。なので今ががんばるときです。作品を作っていていろいろ感じることがあります。思い通りに作れるかということについては、まだまだだなあと感じる。今回のテーマから、素朴であるということを常に考えていますが、ぼくは同時にモダンな感覚も大事にしたいと思っています。そう、両方が同時にあるような作品が理想。ぼくは世界の民芸のような素朴な感覚が大好きでありながら、モダンデザインもとても好きです。両者は隣り合わせにあるものだとも思っています。それは、建築時代のデザイン感覚(自分がデザインする、ということだけでなく見ることも含めて)と、絵を描くようになってから考えているモダンということ、民芸を見たときに感じる大らかで素朴な感覚という、そのすべてが切り離せないように自分の中で隣り合っているのです。素朴とモダンを行き来しながら考えている、今回の作品はどうなるかな。時間がどうしても足りないけれど、個展をまとめあげられるように日々がんばりたい。まだまだ努力が足りないなと思う日々。人に見せる作品をつくるというのは、改めて大変なのだと思う。

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イヌイットアートの石彫りの鳥 [民藝・手仕事・古道具]


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先日、古道具市で買ったのはイヌイットアートの鳥。石の彫刻です。以前からこのエスキモーによるイヌイットアートにはとても興味があり、いつか欲しいと思っていました。イヌイットの石彫りには、人や動物やアザラシなどのいろいろな種類があるようですが、どれも独特の雰囲気を持っていて、世界の民芸品の中でも異彩を放っていると思っていました。この鳥はあまり見かけたことがない雰囲気で、ぼくらは二人でとても気に入ってしまいました。ようこそです。

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チューインガム「ストライド」キャンペーン商品「サルマタ」のデザイン [作品]


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猿(サル、と呼ばれてるらしい)が登場するガム「ストライド」。この商品のキャンペーンが始まっています。スマートフォンで応募して、「サルマタ」が当たるというもの。

実は、19人の作家による、このサルマタのデザインに参加しました。いや、サルマタのデザインというより、サルマタに使うテキスタイルのデザイン。依頼をいただいたとき、鳥でデザインを、というリクエストが最初からあり、このデザインになりました。途中、別案も出したりしたのですが、最終的にやはりこの鳥に決まったということです。



このCM動画(残念ながら、TVでは放映されないらしいですが)にも出てきますが、ぼくのデザイン、途中で女性が座ってポーズを取っている場面で履かれていて、結構長い間映っていますね。いろんな仕事があるもんです。ぼくも実はこのガムは食べたことがないですが、もしご興味あるかたは、ガム食べてサルマタプレゼント、応募してみてください!このキャンペーンは、6月までやっているそうです。

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香川・徳島へ行ってきました [コラム]


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香川と徳島へ旅行してきました。香川へ行こうと思ったのは、以前から猪熊弦一郎美術館に行きたかったから。それから徳島は、阿波踊り以外にはまったくもってどういう雰囲気の場所かわからないまま実は行ったのですが、東雲(しののめ)の東尾さんにもお会いしたかったのでした。東雲というお店は民藝なども扱うお店で、いつからかインスタやフェイスブックでも東尾さんとやりとりさせていただいていたので、一度お会いしたいと思っていました。徳島では東尾さん夫婦のおかげでとても楽しい旅のしめくくりとなり感謝しています。見たものなどもいくつか載せたいと思いますが、いま作品を作る日々に入っているので気長にどうぞ!です。徳島ってうず潮で有名なんでしたね。うずうずとかいうパンプレットをいつのまにか持って帰ってしまっており、うずまきのパワーにやられたようです。写真は、確か、香川の「うどんの山下」というお店の前で撮った満開の白いモクレンです。

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アフガニスタンの鉢(ボウル) [民藝・手仕事・古道具]


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少し前のことですが、青山の西洋民芸の店グランピエで、アフガニスタンの古鉢の展示を見てきました。どれも素朴な風合いが良く、見ていると何とも旅をしているような楽しい気分になる陶器でした。グランピエでは、壁に掛けられて展示されていて、いろいろな文様のものが並んでいるのは圧巻です。アフガニスタンという国の生活風景は(ニュースで見る以外は)なかなか想像ができないけれど、こういうあたたかい風合いのものを作る人々は素朴であたたかい人々なんだろうなあと思います。1枚は古いもの、もう1枚は最近作られた鳥の絵のものの2枚を購入しました。

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購入した2枚。上は新しい最近のもの。下は70年代頃?の古いもの。

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どの柄も魅力的です。

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鳥の絵のDe Simone製ピッチャー [民藝・手仕事・古道具]


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わが家の民芸品から。イタリアのDe Simoneというメーカーの古いピッチャー。このメーカーは今もいろいろな陶器を出しているようです(サイトはこちら)。でも今はもうこういう素朴な風合いのものはなかなか無いようです。これは高さ12センチ、直径も12センチほどで結構大きいサイズ。珍しくベースカラーが黒のツヤ消し。鳥の絵も強い色が使われていますが、全体として落ち着いた風合いがあって気に入っています。ぼくはピカソの陶芸が好きですが、このピッチャーにもそれに通じる空気があり楽しい。こうしたヨーロッパの陶器はメキシコなど南米のものとも、北欧のものともまた違う魅力があり興味深いです。

今日は作品をつくっています。朝から初めて今1枚が完成したところ。なんだか集中するととても疲れますが、第二ラウンドに行こうかと思っています。今日の夜までにできるかな。今回の作品たちは、民芸品に影響を受けているものが多い。

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やわらかい春の色 [コラム]


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毎日作品のことを頭の片隅に考えています。今回のつくり方は1日で1枚必ず(なるべく?)完成させて終わらせること。そう、1日置いてしまうともっとこうした方が良いとか、気が変わってしまったり迷ったりすることがある。それが良いのか悪いのかもわからないのだけど、勢いで仕上げる感じが今回は良いような気がしているから、そうする。いまのところその掟で日々完成することができている。毎日やっていくと、「ああ、のってきた」という状態になってくる。そうすると良いのがリズミカルに出来る気がする。しばらく純粋な作品を作っていなくて久しぶりにつくる時は、感覚をつかめなくて時間がかかり、結局気に入らないものができたりする。それはカンベン。どうも!個展のタイトル、どうしようかな。写真は今部屋にあるチューリッパです。赤白黄色が良いとおもっていたけれど、透明感のある淡いピンクというのも春らしくて良い。

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春に向けて [コラム]


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春の個展に向けて、日々できる範囲でがんばっています。時間が無い日もあるから、毎日毎日できるわけでもない。キリっと「2時間くらい集中してつくる」ことがとても大事だなと感じます。今回のテーマは、なんとなくもう決まっています。一度考えたものを少しまた変えようかと思ってもいます。いずれにしても、作品は日々の暮らしの中から生まれるもの。今だからこそできる、今だけの作品をつくりたい。そして、力が抜けたものや、がんばりすぎていない自然体のものも作れたらいいなと思う。

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作品制作中。 [コラム]


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最近ほぼ毎日、個展に向けた作品を製作しています。とはいえ、もちろん調子の良くない日もある。何度やり直してもなんだかしっくり来ない、うまくまとまらない日。そうかと思えば、サクサクできてしまう調子の良い日。不思議なもので日によって違う。依頼された絵やデザインの仕事はそんなこともなく、集中できるかどうかによる気がしていてこれも不思議なことだ。個展の作品は自分の中の自由なものをカタチにするので、より調子の善し悪しが出るのかもしれない。なんだか変だな。

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