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鈴木稔とゆかいな仲間たち/DM作品提供+個展へも参加します [お知らせ]


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以前より工房へおじゃましたり、個展でお会いしたり、またぼくの個展にもお越しいただいたり・・・交流させていただいていた益子の陶芸作家の鈴木稔さんから、今年の夏のある日、奈良での個展のためのDM作品を作ってほしいというご連絡をいただきました。加えて、個展にも参加してほしいとのお話。とてもうれしいお話なので、参加させていただくことにしました。今回、鈴木稔さんを中心に「その仲間たち」として、たくさんの方々が参加される個展です。
菓子:&SUGARさん、箱:TRUNKさん、漆器:田代淳さん、パン:日々舎さん、切り絵:YUYAといったメンバーの楽しい個展となりそうです。

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DM作品は、稔さんの器を中心に、秋の色合いでまとめました。ぼくは普段、自分の作品では、鳥でも人でも動物でも、「架空のモチーフ」を描いていることが多い。なので、実在する「稔さんの器」を描くようなパターンは珍しいのです。だから、まず普段よく使っている稔さんの器の特徴やフォルムを観察し、少しだけディフォルメして絵にしました。
さいごに、楽しい雰囲気を出したかったので器の中にたたずむフクロウを入れたいと思いましたが、稔さんがいるような感じにしたかったので、稔さんに好きな色をお聞きしたところ、その中に緑色があったので、緑のフクロウにしました。このフクロウのおかげで、全体が楽しい雰囲気になりました。

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そしてお知らせはまだ続きます。この個展は奈良の空櫁というギャラリーで、10月15日(木)から11月3日(祝)まで開催です。また、会期が重なりますが、10月31日(土)から11月3日(祝)までは、ぼくの個展「ちょっきんきりえ展神戸2015 民芸品と暮らす日々」を4年ぶりとなる神戸で開催します。こちらもぜひ、お近くの方はお越しいただけたらうれしいです!
また、稔さんの個展では、切り絵作品の原画数枚と、手ぬぐいなどをはじめとしたグッズの販売をします。原画は先日の渋谷の個展とも、神戸の個展とも違う作品を出品するので、ご覧いただけましたらうれしいです。後日、このブログにも詳細を載せます。インスタグラムは頻繁にアップしているので、よろしければご覧下さい。
インスタグラム yuya_chokkin_kirie

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◉鈴木稔とゆかいな仲間達
日時=2015年10月15日(木)– 11月3日 (火祝)
休=火・水(11/3 除く)
会場=空櫁
奈良県奈良市高畑町1445-1

陶:鈴木 稔
鈴木稔さんfacebookは、こちら
菓子:& SUGAR/箱:TRUNK/漆:田代 淳
パン:日々舎/切り絵: YUYA

益子の土、釉薬にこだわり作陶する鈴木稔さんの器は不思議な力に満ちている。
懐かしい感じがするのに、なんだか新しい。
その人柄も魅力的で彼の周りには楽しい人々が集う。
鈴木稔さんの器と彼に集う人々の作品や美味しいものを展示販売いたします。

鈴木稔さんによるワークショップ
*要予約
◎10/24 (土) 型で作るフリーカップ
時間:11時〜 参加費:4,500円 (日々舎のパンランチつき)
◎10/26 (月) 削って作る動物スタンプ
時間:11時〜 参加費:4,000円 (空櫁 特製ランチつき)

◎10/24 (土)  日々舎のパンの日
*取置き可
益子で人気のパン屋さん日々舎のパンがやってきます!

◎10/25 (日) だいどころ飛鳥 かまどご飯とおばんざい
*要予約
毎回、大人気のだいどころ飛鳥さんの食事会。
空櫁のかまどで炊いたご飯と飛鳥さんが丁寧につくるおばんざい。
鈴木稔さんの器で召し上がって頂きます。
時間:11時〜、 13時半〜  
参加費:¥ 3.000

各種ご予約は空櫁まで 
soramitsu.shop@gmail.com / 080-6138-2957
お電話番号を添えてご連絡下さい

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Carlos Moscardini/Manos カヴァーアート提供 [お知らせ]


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アルゼンチンのギタリスト、カルロス・モスカルディーニ。日本盤初となるヒストリーアルバムCD「Manos」(=手)が姫路のハンモックカフェが運営するハンモックレーベルより9月17日に発売されます。(ハンモックカフェでは先行発売されているようです!)

今回、ぼくはこの作品のカバーアート(切り絵)で参加しました。音楽の解説などはハンモックレーベルのサイトにもあるので、ぼくは絵をつくった立場から、この作品について少し書いてみようと思います。

アートディレクションはアーガイルデザインの宮良当明さんです。ハンモックの中村夫妻とも宮良さんとも親しいですが、ふとしたところから、ぼくが担当することになったこのカヴァーアート。今回はどういう切り絵の作品にしようかという以前に、まず「アノニマス」=匿名性ということも意識しながら、「手」をキーワードに、「音を素直に形に表すとどんな表情になるだろう」ということを思いながら切っていきました。それは民芸品の感覚にも近いのではないかなどと思いながら3案ほどラフを作り、その中から選ばれて仕上げたのがこの案。

ジャケットのカバーアートを担当することになり、このCDの音源を毎日のように聴きながら、作品を考えました。モスカルディーニ氏のギターは、力強さもありながら柔らかく包み込む感じがあり、丸に近いけれどザックリとした円形でもある形をモチーフに、音の粒を並べて音楽を表現したいと思いました。中間色も多く使い、やわらかい音の表情を出しています。音は余白があることでより美しく刻まれていきます。余白が音をつくるとも言えるのかもしれない。ギターの音色は、途切れずに次の音へとつながって音楽になります。音楽を聴くという感覚と、音を聞くという感覚はどう違うんだろう。そんなあれこれを思いながら、ざっくりとした切り跡も残しながら音の断片を切り、手で音楽をつくるように少し重ねて並べていくと、自然と絵のようでもありながら模様のような作品になりました。音と音をつなぐことによって音楽になり、それは人々をつないでいく。また別の友人が「音楽でつながる関係って素晴らしいよね」と言った言葉も思い出します。切り絵の作品タイトルは Round & Sound for people です。CDのジャケット面は作品の中心部分を切り取ったものです。作品全体は、CDを開けるとブックレットの裏側に隠れているので、ご覧になってみて下さい。

このCD、毎日のように食事の時など聴いていますが、とっても心地良い。音も心地良いし、曲も心地良い。そして普遍的なものを強く感じます。音楽も、使う道具も、家具も、洋服も、民芸も。ぼくは普遍的なものを長く楽しんでいきたいです。この作品は、ぜひたくさんの方に聴いていただきたいです。どうかよろしくお願いします!

◉カルロス・モスカルディーニ「マノス」
Carlos Moscardini / Manos
*ハンモックレーベル第2弾 2 hummock
*ハンモックレーベル こちら
Amazonでも9月17日より発売 こちら

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つくっている最中の写真が出てきました

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