SSブログ

吉田慶子さんの新作「カエターノと私」 [音楽]


keikoyoshida_b.JPG

わが家が大好きなブラジル音楽の歌い手、吉田慶子さん。昨夜、渋谷のサラヴァ東京で新作アルバム「カエターノと私」の発売記念ライヴがあったので、これは!と二人で行ってきました。吉田さんはボサノヴァやサンバカンソンなど、ブラジル音楽を歌われていてすべてポルトガル語なのですが、落ち着いた語り口でありながら時にリズミカルで、かわいらしさと大人の雰囲気を併せ持つ品のある吉田さんの歌声はやはり特別だなあと感じます。微笑みながら歌う吉田さんの歌を聴いていると心地良い。そして、相撲好きだというご本人のユニークなトークも炸裂しており、いつも楽しいライヴです。今回はアルバム制作と同じメンバーという、ピアノの黒木千波留さんとベースの増根哲也さんとの共演で、素晴らしい演奏でした。新作「カエターノと私」は、いつもながら家でずっと聴いていくスタンダードとなりそうです。カエターノ・ヴェローゾ、ぼくも好きなアーティストです。新作には入っていないけれどぼくも大好きだった曲「サンバがサンバであったときから」も今回吉田さんのギターと歌で聴けてうれしい。吉田慶子さんにも久しぶりにお会いでき、楽しい夜でした。最近、少し音楽から離れ気味でしたが、やっぱり音楽も良いなあと思います。

写真は、左上が2013年「ソネット」、右上が2007年「サンバカンソン」、左下が2009年「パレードのあとで ナラ・レオンを歌う」、右下が新作「カエターノと私」。

nice!(4) 
共通テーマ:アート

藤本一馬/伊藤志宏 "Wavenir(ウェヴニール)" [音楽]


wavenir.JPG

昨夜は渋谷のサラヴァ東京で開催されたギターの藤本一馬さんとピアノの伊藤志宏さんのデュオ・ライヴへ。アルゼンチンやブラジルの音楽をはじめとした、繊細で静かな美しい感性でつながる音楽をコンセプトにしたイベントbar buenos airesのシリーズで開催されたもの。

今回は姫路のハンモック・カフェが立ちあげた新しい音楽レーベルの第1弾ということで、このデュオ作品「Wevenir」の発売を記念したライヴ。この作品には音以外の部分でもぼくの友人が関わっています。ジャケットデザイン・写真撮影・アートワークなどビジュアルすべてを手掛けたのはアーガイルデザイン宮良当明さん。プロモーション映像をつくったのは、映像作家ねるやまさんで、ぼくの作品で「ちょっきんアニメーション」を一緒につくってくれた友人です。

ハンモックの中村信彦さんの心温まるようなあいさつから始まったライヴは本当に素晴らしいものでした。ギターとピアノだけというシンプルな編成が、またとても美しい。音が束になる感じのオーケストラなど大きな編成よりも、1音1音の組み合わせや成り立ち、リズムと音と音の隙間が感じられるこうした小さな編成がぼくは好きです。とても繊細な感覚で作られた音構成でありながら、ライヴはとても躍動感もありました。アルゼンチンなどの繊細な音楽を紹介するこのbbaのライヴにぴったりです。

ではでは、このCDはぜひ聴いてみてください。音楽にも、デザインや絵を描くという感覚に近いものがあるんじゃないかなとこうした美しい音楽を聴いてると感じます。みんなオシャレだとかインテリアとか目に見える部分はとてもこだわって気にする人が多いと思うけれど、音楽だってそれと同じ感覚で鋭く選ぶべきだと思っています。ぼくがそういう風に思い始めたのは大学生の頃。ぼくは一生聴いて行ける音楽を選びます。

nice!(3) 
共通テーマ:アート

bar buenos aires/Viento,Luz,Agua [音楽]


bba_0416.JPG

アルゼンチンの音楽家、カルロス・アギーレの音楽感と共鳴する繊細なる音楽を紹介する「バー・ブエノスアイレス」のコンピレーションCDの2作目「風、光、水」。最近ふと店で見かけて聴きたくなり買ったのですが、これはとても美しい音楽です。透き通るようなピアノとギター、女性のスキャット、アルゼンチンだけではなく、ブラジルや北欧までが自然に調和し合って共存する音楽たちの選曲集。そういう考え方、とても素敵だなと思います。そう、世界の民芸品とも同じです。国が違っても創作へ向かう精神が同じなら多分美しく調和するということの奇跡。
最近、ぼくは音楽をあまり追いかけていなくて、レコードなども出会ったときに買えば良いやという感じになっているのですが、これはとても良かったのでうれしいですね。ずっと聴いて行くCDでしょう。このシリーズは既に3枚も出ていて、これは2枚目に出た作品ですね。ぼくはまだこれしか聴いていませんが・・・またそのうち他のも買おうっと。
bar buenos airesは吉本宏さん、山本勇樹さん、河野洋志さんの3人で選曲されていて、定期的?にライヴや選曲イベントなども行われています。吉本さんは、個人的にぼくもとてもお世話になっている先輩で、いつも個展のときには会場の音楽選曲をしてもらっています。お元気ですか?
nice!(5) 
共通テーマ:アート

吉田慶子さんと黒木千波留さん/鎌倉・西御門サローネ [音楽]


IMG_0107.JPG

昨日はしっとりと雨が降る一日でしたが、鎌倉の洋館「西御門サローネ」へ、サンバカンソンやボサノヴァを歌う吉田慶子さんのライヴを聴きに行きました。このライヴ、ぼくたちもよくおじゃまする、堀内隆志さんによる鎌倉の人気カフェ「ディモンシュ」の20周年イベントの一貫だそうです。20周年て本当にすごいことです。おめでとうございます!

今回は歌とギターではなく、黒木千波留さんのピアノで吉田慶子さんが歌うという内容(マガジンワールドによる堀内さん執筆によるイベント告知はこちら)。吉田さんの新作「ソネット」からの曲が中心で、とても美しい音楽をゆっくりと心地良い空間で聴けました。吉田さんが歌いだすと、窓の外の鳥が鳴き、雨のシトシトした音も相まって、平日の昼間の特別な時間に鎌倉の洋館で鳴る音楽。黒木さんのピアノ、今回初めて生で聴いたのですが、とても素敵でした。繊細でやわらかく歌に寄り添うピアノで、ブラジルやフランスやどこか知らない国の響きを感じます。お二人のトークもとても楽しく、やっぱり慶子さんはとても面白い。わが家から鎌倉は少し遠いのですが良い音楽が聴けて本当に良かったです。家に帰ってから、黒木さんの映画音楽をテーマにしたアルバムを聴きながら、妻と二人で昼間のライヴのことや吉田さんと黒木さんのお音楽のことなど、あれこれ話しながら鎌倉駅で買って来た押し寿司などの夕飯を食べました。慶子さんと黒木さん、そして堀内さんともお会いできてうれしい1日でした。

IMG_0102.JPG
nice!(5) 
共通テーマ:アート

ルイス・ヴァン・ダイクのピアノ [音楽]


IMG_8809b.JPG

音階を耳で追いながらピアノを聴く。ルイス・ヴァン・ダイクというオランダのアーティストが弾くピアノは、とても美しい。最近アルバムがCDで発売されたと聞いて買ったところです。繊細で美しく透き通るようなピアノの音。でも、ジャケットがとても残念で、この人のアルバムは、どれもそうらしい。でもみんな同じ人がジャケットデザインに関わってるのではないかという、どれもドアップな顔写真。でも音楽はとても良いのです。今日も音階を追いながら聴いてみました。旋律は延々と1音ずつ進んで行く(和音にならない)ワルツがあって、その旋律は音を拾えますが、左手は和音が多いのでちょっとコードまで当てるのは難しい。楽譜があったらピアノで弾いてみたくなりました。

nice!(7) 
共通テーマ:アート

TAMBA4/SAMBA BLIM [音楽]


IMG_9748.JPG

珍しく音楽のことを書きましょう。ぼくはブラジルの音楽が好きですが、特にボサノヴァやジャズサンバが好きです。これはジャズサンバの名盤。60年代、ブラジルにはジャズサンバの3人組がたくさんいました。その中でも一番有名なのが、タンバ・トリオ。そのタンバ・トリオが途中4人組になり、タンバ・カルテットとなったときのがこのレコードです。分かりやすく言えば、音はジャズ、リズムはサンバやボサノヴァ。ぼくはジャズも好きですが、ジャズサンバになるともっと好きです。音楽において、リズムってとても大事な要素なのだと思います。このレコードは、インテリジェンスでブラジル特有の品の良いグルーヴがあって大好きな作品です。CDにもなっていますのでご興味あったらぜひ。タンバ・トリオの作品は何枚も聴いていますが、どれも好きです。
nice!(5) 
共通テーマ:アート

いつも好きな音楽 [音楽]


IMG_9464.JPG

音楽はいつも何かしら聴いていますが、新しいものをどんどん探して聴くことについては、わりと波があります。最近は、もう新しいのを追いかけるのをほとんどやめています。音楽が嫌いになったとかではなく、そのときに出会った良いものを聴けばそれでいいや、という感じになってきています。大学生の頃からいろいろな音楽を聴いてきて、家には1000枚くらいのCDと300枚くらいのレコードがあるので、夕飯のときに大体音楽をかけています。音楽の好みというのはもう20歳くらいから大きくは変わっていないけれど、何年経っても常に聴いているのはブラジルのジョアン・ジルベルトのボサノヴァ。この不思議で軽やかで美しい音楽の魅力は一体なんなんだろう?と思うけれど、誰のものとも違う音楽、誰のものとも違う新しい感覚を聴く度にいつも味わえる。今思えば、この感覚は、ある意味「民藝」を見る感覚にも似ているようだと思いました。

大学生の頃、ジョアン・ジルベルトのボサノヴァに出会えたことは、ぼくにとってのいろいろなことを自分なりに判断するための「感覚」の始まりだったかも知れないと思っています。今、たとえば絵を作っていても、何かしらの音から始まる動きをイメージしていることが多々あります。それが、絵にどう繋がって形態になっているのか、というのは言葉で説明することは難しい。それが、音楽的な「感覚」でもあり、デザインの「感覚」だから。

ぼくは音楽について詳しくないけれど、自分の近くにはいつも音楽があります。それは、自分を前向きな気分にもしてくれる。もちろん、わざとらしいJ-ポップの励ましソングの歌詞なんかではなく、純粋で美しい音の集まりやカタチに感動してしまうという感覚。それは、技術的に上手いとか下手だとか、ということともまた違う別の視点。自分にとって美しく心地良い音楽を聴いて行きたい。
nice!(7) 
共通テーマ:アート

PAUL WINTER & CARLOS LYRA/The Sound of Ipanema [音楽]


carlos_paul.JPG

好きなアルバムというのは、考えずとも何度となく聴くけれど、これもそんな1枚。ボサノヴァだけど夏に限らず聴いている。初めて聴いたのは確か大学生の頃。もう20年くらいのあいだ聴いてることになる。極上の心地よい音楽というのは、こういうものをいうのだろう。それまで歌に関しては歌い上げることが当たり前だと思っていたけれど、ジョアン・ジルベルトやこのカルロス・リラなどのブラジル音楽を聴いて、まったく違った音楽の価値を知った気がした。生活の中にある音楽というのは、こういう自然な表現が心地良いのだと。このアルバムは夕飯のときや疲れたときにも聴いている気がする。カルロスも作曲家なので、彼の曲だけが収められているこのアルバム。ジョビンともまた少し雰囲気の違うメロディアスな曲で、どれもとてもキャッチーで印象に残るものばかり。ポールウィンターというアーティストは、正直良く知らないのだけど、このアルバムでは心地良いアルトサックスを吹いている。そういえば、カルロス・リラは10年近く前?に、一度来日の話があった。チケットを買っていたら中止になったのを思い出す。ブラジルの人は何となく、そういうことが多そう(失礼)なイメージがある。
nice!(4) 
共通テーマ:アート

音楽のある毎日 [音楽]


IMG_0939blblbl.JPG

昨日は近くの三軒茶屋にあるフラップノーツという中古CD屋さんに行きました。久しぶりだったのでいろいろ見つかったのだけど、ソウルミュージックを2枚選びました。ぼくは何となく聴きわけているのですが、家ではブラジル音楽やジャズ(というよりジャズ周辺のいろいろ)やアルゼンチンなどのくつろげる音楽。クラシックはバッハやプーランクのピアノ曲をたまに聴きます。外で一人のときのi-podでは、ソウルミュージックやシティポップ、シンガーソングライターのものなど。テレビに出てくるようなものではない、日本人アーティストの職人的POPSも聴きます。音楽というのも古本と同じで際限がなくて、いつでも聴きたいものがたくさんあっていつも聴ききれません。
大学生のころからブラジル音楽やジャズ周辺の音楽をはじめとしていろいろそのときに聴きたいものをいろいろ聴き続けて20年近く。でも、良いもので知らないものはまだまだたくさんあるなあと思います。今は何も追いかけずに、そのときにふと手にとったものを自然に聴こうと思うようになっています。
nice!(5) 
共通テーマ:アート

キケ・シネシとカルロス・アギーレの共演盤 [音楽]

quique.jpg

最近、CDを聴いて感動したので音楽。昨年2012年の音楽フェスティバル「Sence of Quiet センス・オブ・クワイエット」。アルゼンチン、ブラジル、日本のアーティストが同時に楽しめるという、今だから生まれたと思う豊かな内容の音楽イベントでした。そのライヴ音源を収録したアルバムが、NRTから「quiet border」という新しく始まったレーベルの中のひとつとして発表されています。ぼくはアルゼンチン音楽にすごくハマっていたというわけではないのですが、これはとても美しい音楽。東京の草月ホールであったコンサートのうち、キケ・シネシ(ゲスト:カルロス・アギーレ)を聴きに行きました。そのときの音源も収録されていて様子がよみがえってきます。ぼくはやはりピアノの音色が好きなので、ギター+ピアノとなった瞬間の音の重なりの美しさに心奪れます。意志も感じるキケ・シネシのギター、透き通った音の流れるようなピアノ。それは、隙間もあったりする完全形ではない1枚の絵を描き上げているような、そんな音楽かもしれません。ジャンルがどうとか関係のない、イメージがふくらむ繊細な音楽。
いま音楽通の間で話題のアルゼンチン音楽は、ぼくにとっては少し難しい上級者向けのイメージがあって、そればかり聴くという感じではない聴き方をしていました。友人の吉本宏さんたちもbar buenos airesというイベントでこれらの音楽を広めてきた流れが、いまも勢いを増している感じがします。改めて、ブラジル音楽を長年聴いているのと同じように、もう少し聴き進んで行ってみようと思った。
nice!(5) 
共通テーマ:アート

カエターノ&ガルの日曜日の音楽。 [音楽]

a5d8e290a43a11e291b222000a1f98fa_7.jpg

最近また音楽を紹介したい気分となってますから紹介します。最新のはこれだ!とかではもちろんありません。何度も何度も聴いて来た自分のスタンダードですから。
タイトル「domingo」の意味はポルトガル語で「日曜日」。そう、日曜日に聴く音楽。カエターノ・ヴェローゾとガル・コスタの唯一の?共作アルバム。いままで、ぼくも何度となく聴いて来た作品だけど、美しい音楽があっという間に終わってしまうイメージがあって、それこそ「日曜日」の感じそのものかもしれない。日曜日というゆるやかで開放的な空気、そして次の日は月曜日だという憂鬱をうまく表している音楽とも言えるように思う。どちらにしても、休日に聴くのが良い夢の中の音楽。カエターノもガルもボサノヴァのアーティストではないですが、その二人が唯一いっしょにつくった美しいボサノヴァ集というところも、つかの間の日曜日的。
nice!(4) 
共通テーマ:アート

ボブ・ドロウの陽気な歌声 [音楽]

b5adc89aa35c11e2a4fb22000a1f97ec_7.jpg

ぼくはジャズ・ヴォーカルも好きで結構聴きますが、これまた、ぼくの場合は「本格的なジャズヴォーカル」のファンのかたとは多分好みが違っているように思われ、歌い上げるような名盤というより、まったくもって自分の好みで聴いています。そもそも楽器系のジャズでも、夜のお店のような音も時には良いけれど、ぼくは陽の当たる明るい場所に似合うような明るいジャズが大好きです。
Bob Dorough(ボブ・ドロウ)はそんな空気感を持ったアーティストで、ピアノを弾き陽気にうたうアメリカのジャズ系シンガー。多分、素朴なヴォーカルで技術的には評価されているかは??ですが、その曲のセンス、サウンドアレンジなど楽しいアーティスト。
写真上の「マルティプリケイション・ロック」という70年代のアルバムは、ABCテレビで放映された子ども向けテレビ番組のサントラ盤。しかしながら、ジャズテイストのタイトなサウンドは子ども向けとは思えないカッコ良さ満載。これはボブだけではなく、グラディ・テイト、ブロッサム・ディアリーなど他のシンガーも参加しています。算数をテーマにした教育的な曲などもあって音楽的に楽しい。写真下は「ジャスト・アバウト・エヴリシング」。これも明るい雰囲気の楽しい曲が並ぶ良いアルバム。とりわけ「I've got just about everything」など気に入っています。これが気に入る人は、多分、モーズ・アリソンというシンガーも気に入ることでしょう。
nice!(2) 
共通テーマ:アート

アストラッド・ジルベルトの歌 [音楽]

e203a1ec9b8911e2868f22000a1f97ea_7.jpg

ぼくは音楽を聴くとき、技術の巧い・下手では選ばないようにしています。技術的には巧くなくても、自分にとって心地良くて愛おしい音楽を聴く。そのひとつで好きなのはボサノヴァのシンガー、アストラッド・ジルベルト。ジョアン・ジルベルトの奥さんだった人で、台所で口ずさむ歌が良かったのでレコーディングしてレコードデビューした、などという楽しいエピソードも本で読んだことがあります。あまり巧くなくても、不思議と心地良く素朴な声。たとえば、丹念にじっくり時間をかけて濃厚に描き上げた油絵ではなくて、真っ白な紙に黒だけで描いた線画のような、そういう美しさが良いなあと思います。
nice!(2) 
共通テーマ:アート

ブラジル音楽、2枚買う [音楽]

toquinho.jpg

今日も花粉がつらかった良く晴れた日。最近あまり新しいCDなど買ってなかったので、三軒茶屋のレコード屋「フラップノーツ」を通りかかったので入る。なかなか広いお店でワールドミュージックの中古も結構充実していて安いので通りかかれば寄る。今日はたくさん収穫はなかったけれど、ブラジル音楽を2枚購入。
1枚はToquinho(トッキーニョ)という男性アーティスト。ボサノヴァではなく、MPBのブラジルSSWという感じの人で、確かセレクト盤のようなものを1枚持っていたような・・・それとは違う、だいぶ若い頃と思われるアルバムを購入。温かい音、あたたかい声。ちょっとアメリカのケニー・ランキンのような感じもあり、たまに聴くことになりそうな1枚。もう1枚は、Tita(チタ)という女性アーティスト。名前もまったく知らなかったけれど、ボサノヴァのアルバム。何かのコンピレーションで聴いたことがある曲も入っていた。少しナラ・レオンのような声で、ジャケットの感じから弾き語り風かと思ったら、結構凝ったアレンジだった。ナラ・レオンの「ボサノヴァではない」といわれてるアルバムもとても良いのが多いから聴いている。
ブラジル音楽はそもそもとても好きだけど、ボサノヴァのメジャーなものや好きだなあというアーティストは大体聴いてしまった感じがある。もちろん、あまり好きではないものはわざわざ聴いていない。最近は知らないものを見つけて聴くようにしている。ボサノヴァではないものも、ブラジルのものは独特な雰囲気を持っていて自分にはしっくり来る音楽。
nice!(3) 
共通テーマ:アート

映画「アントニオ・カルロス・ジョビン」 [音楽]

eigasai.jpg

今、「大人の音楽映画祭」というのが開催されている。その中で、角川シネマ有楽町でやっている「アントニオ・カルロス・ジョビン」を観に行った。2011年製作で日本初公開だそう。そもそもこれを知ったのは、「映画の人」友人のモデル雅子さんがフェイスブックで告知してくれていたから。そのときからジョビンは観ようと思っていた。
始まって、ブラジルの風景など映し出され、ジョビンの曲のいろいろな人によるカヴァーのライヴ映像が続く。しばらくライヴ映像が続いて、さて話はいつ始まるのか・・・?としばらくは思っていた。が、ずっとライヴ映像だった。そもそもそういう映画だったのか。とはいえ、ジョビンの曲というのは、ほんとにいろんなアーティストにカヴァーされている。それはもうジャンルに関係なく。そもそも、ボサノヴァというのはいろいろなジャンルに入り込める音楽なのかもしれない。
いろいろなアーティストが映像に登場した。中でも、あまり知らなかったがTracey Kentという女性アーティストがとても可愛く、歌も良かった(確か「三月の水」を歌っていた)。エリス・レジーナとジョビンのデュエット映像も良かった。この映画祭、東京は4月まで。大阪でもやっている模様。ほかにも、いろいろやっているので(ロック系が多い?)興味のあるかたはどうぞ。ぼくは「シュガーマン」というアーティストも気になります。
nice!(2) 
共通テーマ:アート

中村善郎さんのライヴ/モーションブルー [音楽]

IMG_0961.JPG

横浜の赤れんが倉庫というところにあるライヴスポット「モーションブルー」。ぼくがよく聴いている好きなアーティストが登場することの多い会場です。今日はボサノヴァ・アーティストの中村善郎さんのライヴを聴きに行きました。ゲストはなんと、スティールパンの原田芳宏さん。原田さんとも少しお話できてうれしかったです。中村善郎さんのギターは、いつ聴いても力強く安定感があって、シャキッとしてほんとにいい音だなと感じます。スピード感のある曲がまたすごい。なんというか、音の粒がイキイキしているという。そして原田芳宏さんのスティールパンはやはりやわらかい響きがとても心地良いです。ボサノヴァでパンを聴くというのは、あまり無いことなので新鮮に感じます。善郎さんいわく「サウダージなスティールパン」なのですね。とても実感できました。パーカッションのヤヒロトモヒロさんもパワフルで楽しい音、しかしほんとに忙しい楽器担当だなと思います。
実は向かう途中でちょっと体調が悪くなって来て、後半は失礼して帰ったのでした。善郎さんとお話できなかったのが残念です。それでも、行って美しい音楽を聴けて、とても良かった。元気をいただきました。明日があるから早く寝なければ。では!
nice!(4) 
共通テーマ:アート

ジョアン・ドナートのピアノ [音楽]

donato1.jpg
音楽はあたりまえに自分の周りにあって楽しんでいる。とりわけ、好きな音楽は「ジャズ・サンバ」と呼ばれるもの。中でもピアノの入ったジャズ・サンバはタンバ・トリオを筆頭によく聴いています。軽快なリズムが鳴っているけど、ジャジーで繊細だという。
ジョアン・ドナートのアルバムもそういう音楽。やわらかくも品があるユーモアを音にした感じの明るい音楽で、たまにとても聴きたくなる永遠の名盤なのだ。美しいハーモニーにカラッとしたリズム。ブラジルの音楽はどうしてこんなに心地よいのだろうと思う。
ジャケットが違っているけれど、この2枚は実は同じ内容。というのは、白い方「Muito a vontade」はアナログレコード、ポートレートの方「Sambou Sambou」はCDでぼくは持っているから。よくわからないけれど、アメリカ版とブラジル版とか、そういう違いなのかも知れない。

donato2.jpg
nice!(3) 
共通テーマ:アート

セレストレーベルの音楽 [音楽]

celeste.jpg
ぼくの好きな音楽レーベルで、セレストというのがある。ジャズが中心だけど、ジャンルがこれと決まっているわけではなく、音の存在感が近いものがセレクトされているレーベルという印象。ジャズ、SSW、ブラジル、ロックなどいろいろだけど、共存しても調和する感じといったらいいのでしょうか。
特に気に入っているのは、ピーター・フェスラーやアンドレ・メマーリ、マイケル・ジョンソンなど。中古レコード屋などで見つけては少しずつ買って行ったら、このレーベルのものがずいぶん集まってきた。昨日このレーベルのものを2枚(チェット・ベイカー、ブロッサム・ディアリーの古い音源)見つけたので買ってみた。ぼくの音楽の好みは、うまくコトバで表せないけれど、絵と同様に、技術だけを誇るものではなく、心地良さと静かな感動?という感じかな。巧い・下手ではなく、音から出ている人柄と空気。奏でられる音楽はたぶん、音楽家そのものだから。このレーベルの音楽は特にそういう感じがする。
nice!(5)  トラックバック(0) 
共通テーマ:アート

詩を奏でる/北園克衛生誕110周年 [音楽]

kin.jpg
昨夜は中目黒に行き、ピアニスト・神武夏子さんと詩人・藤富保男さんによる「詩を奏でる」という公演を聴きに&見に行った。神武夏子さんはサティとフランス6人組ピアニストとして知られている。藤富保男さんはエリック・サティの翻訳でも知られる世界の詩人。フランスつながりでいつも楽しい活動をされている。
絵本「ぞうのババール」につけられたというプーランクの音楽を神武さんがピアノで弾き、同時に藤富先生のユーモラスなイラスト&朗読も聴けて、とても楽しかった。今回の会は、詩人・北園克衛の生誕110周年記念というテーマ。6月6日が北園克衛の命日だということを昨日の藤富先生の話で知った。じつは、この日はぼくたちの記念日なのだ。なんだかご縁があるみたい。北園克衛の詩や造形は、ぼくにとって初めて本で見たときからなんとも興味深く、常にあこがれの存在。藤富先生による北園克衛の詩の解説は、もっと聞いていたい興味深く楽しい話だった。
帰りに「ファイブスターカフェ」というところでチキンライスなどのシンガポールご飯を食べ、フレッシュネスバーガーでコーヒーを飲み、池尻大橋まで歩いて、電車で帰った。
タグ:北園克衛
nice!(4)  トラックバック(0) 
共通テーマ:アート

アン・サリー at 世田谷美術館(講堂) [音楽]

as.jpg
きのうはアン・サリーさんのライヴを聴きに世田谷美術館まで行って来た。ピアノは小林創さん、トランペットは飯田玄彦さん、ギターは小池龍平さんというおなじみのアットホームなメンバーで、150席という近い距離で聴けるとても贅沢なライヴ。アン・サリーさんの歌はすばらしかった。透明感があって風のようなのに、気持ちを伝える強さを持ったのびやかな歌。途中に歌った「満月の夕」も気持ちが伝わって来て思わずグッときてしまった。バンドの方々も、繊細なアンサリーさんの歌にぴったりな演奏をしている。ジョニ・ミッチェルなどのSSWの曲はやはりとても似合っているなあと思うけど、どれも自然体の名曲だと思う自作曲、そして日本の古い歌をモダンに歌う。どの歌も独自の雰囲気を作り上げていて、他のアーティストとは比べられない特別なものだ。それが、多くの人を惹きつけているのだと思う。良い歌と演奏に胸いっぱいだ。この土日で3回公演!でチケットはすべて完売だという。帰りに気に入っている古道具屋を覗いて、駒沢公園近くでコーヒーを飲んで帰った。良い一日だった。今日21日の朝は、話題の金冠日食ですね。

as1.jpg
nice!(2)  トラックバック(0) 
共通テーマ:アート

sence of Quiet:草月ホール/カルロス・アギーレ&キケ・シネシ [音楽]

soq.JPG
良質な音楽を発信するレーベルNRT主催、静かなる音楽フェスティバル「センス・オブ・クワイエット」。
15日に草月ホールで行われた、カルロス・アギーレ&キケ・シネシの公演を聴きに行った。カルロス・アギーレの音楽は、いままで自分が感じたことの無いたくさんの感覚を持っている。土のかおりとあたたかみを持っているのに、同時に洗練されてもいる。モダンなハーモニー、軽やかさと重厚感。さまざまな要素がまざりあった奥行き、繊細な美しさ。ピアノを弾いたあと、1曲終わる度にこちらを向いて、うん、うんと頷くアギーレさんはなんだかユーモラス。
そして、ギタリストのキケ・シネシとのデュオも、とても自然でぴったり息が合っていた。パーカッションがいなくても、見えないグルーヴにあふれた音楽。音楽で分かり合うとはこういうことか。
前半で登場の青葉市子さんというアーティストも初めて聴いたが、とても素敵だった。このフェスティバルにぴったりな、静かなる美しい声の持ち主。
音が溢れる東京の中のある一方での最先端と言える「あたたかい」音楽シーンを切り取った、素晴らしいイベントだなと思う。本当に行って良かった。3日目は行けないけれど、ブラジルのデュオ、ヘナート・モタ&パトリシア・ロバートもとても良いのだろうなあ!写真はこの音楽にぴったりなイベントフライヤーの一部。
nice!(2)  トラックバック(0) 
共通テーマ:アート

カルロス・アギーレ&キケ・シネシ @bar buenos aires [音楽]

ag.jpg
きのうの夜、音楽文筆家/選曲家の吉本宏さんから誘われて渋谷、SARAVAH東京のbar buenos airesというイベントに行った。カルロス・アギーレさんが遊びに来るというメールを吉本さんからもらっていたが、行ったらピアノなどもすでにセッティングされていて、なんとライヴがあるという!20人ほどしかいないお客さんのために用意された、シークレットなライヴだった。さすがbba、こんな贅沢はありませんから。
ちょっと遅れて行くと、ライヴで会えるおなじみの方々、そして雅子さんもいたのでご一緒できて楽しかった。しばらくすると、アギーレさんとシネシさんが登場、河野さんのMCでライヴがスタート。アギーレさんのピアノとハミング、シネシさんのギターの繊細で美しいグルーヴが聴けた。写真撮ってもいいのかなあなどと話していたが、演奏が始まると、そんなこと忘れてしまった。それほどすばらしい音楽だった。行って良かった。音楽が好きで良かった、それだけです。
写真は、岡山の「サウダーヂな夜」の壁にあった、カルロス・アギーレさんのサイン。
nice!(3)  トラックバック(0) 
共通テーマ:アート

Carlos Lyra/SARAVA! [音楽]

cl.jpg
ひさしぶりに音楽。ここで紹介するのは、ぼくの定番でよく聴いているものが多いです。これはブラジル音楽(ボサノヴァ)のアーティスト、カルロス・リラのアルバム「サラヴァ」。カルロスリラといえば、ポール・ウィンターとの「ザ・サウンド・オブ・イパネマ」もまた素晴らしいですが、このアルバムもシンプルなギター中心のサウンドが心地良く、ずっと聴いていけるエヴァーグリーンな一枚。ほかのアルバムはストリングスとか入りすぎていたり、なんだか聴かなくなってしまったりしますが、これは余計なことをしていないところが良い。3拍子のリズムのボサノヴァやフランス映画「男と女」で有名になった「サンバ・サラヴァ」も入っていて全体に名曲ぞろい。とくに光あふれる朝に聴きたい。
nice!(4)  トラックバック(0) 
共通テーマ:アート

中島ノブユキ/カンチェラーレ [音楽]

nn.png
4月。いろいろ落ち着かなくて慣れない生活のスタートというイメージがある。学生のときも新しいクラスに変わったり、会社に入ったりするのも4月。急に風が春の雰囲気を持ち始める。寒くても、冬とは違う空気がある。去年の4月はあんなふうだったと思い出したりする。
ところで、中島ノブユキさんという作曲家でありピアニストのかたの新アルバム「カンチェラーレ」を聴かせていただいた。初のピアノソロ作品だそうで、フランス人のようなピアノだなと聴き入ってしまう感じ。繊細でやわらかく、バッハのようでプーランクのような、でもドビュッシーのような美しさを持った中島さんの音楽。ヨーロッパの古い建物の部屋や、映画の風景なんかも思い浮かぶような・・・これからも、ゆっくり聴いていきたい素敵な作品。中島さんは、このあいだの畠山美由紀さんのコンサートではファンキーなピアノを弾かれていたし、とても幅広いセンスを持ったアーティストだなと改めて思いました。
nice!(4)  トラックバック(0) 
共通テーマ:アート

あれから1年 [音楽]

sora.JPG
昨年の今日を思い出す。確か金曜日で、ぼくは家にいました。住んでるマンションは激しく揺れ、カラスが騒いでいるのが聞こえるなか、早く終わって欲しいと思ったときの感覚は、今でもはっきりと残っています。情報で知る東北のひどい被害に比べたら、東京は何も無かったかのように見えます。でも、あのときから、自分の考え方や意識の何かが変わってしまったように思う。良い意味でも悪い意味でも。たぶん多くの人がそうなんだろうと思う。たとえば海外の災害とか、阪神大震災のときも、もちろんニュースでは情報が流れていたりするのだけど、自分が身をもって少しでも体験しないと、なかなか実感が持てないものですね。毎日、何事もなく時間を過ごせる意味。これから自分自身もどうして行こうかということ。プラスに考えるなら、あの地震はそういうことのすべてに気づかせてくれたとも言えるかも知れない。

今聴いていただきたい曲
NØ NUKES JAZZ ORCHESTRA「満月の夕」
vocal:アン・サリー
ソングエクス・ジャズ http://www.songxjazz.com/

nice!(5)  トラックバック(0) 
共通テーマ:アート

Edu Lobo/Sergio Mendes Presents Lobo [音楽]

edu.jpg
気に入っているブラジル音楽の1枚。このEdu Loboというアーティストは、ボサノヴァ・シンガーというよりMPB(ブラジルのポピュラーミュージック)の人という感じ。歌もジョアン・ジルベルトのボサノヴァのようなつぶやく感じではなく、少しソウルフルなソングライターという感じでしょうか。
ぼくも何枚も聴いたわけではないですが、ソングライターとして独特の雰囲気を持った曲をたくさん作っている人だと思います。ちょうどぼくが大学に入った頃、UFO(united future organization)がEdu Loboの「UPA,NGUINHO」をカヴァーして話題になっていました。
このアルバムは1970年のセルジオ・メンデスのプロデュース作なので初めて聴く人にはておすすめです。というのは、Edu Loboの曲は民族色が強いものも多いのだけど、A&Mレーベルから出ているこのアルバムは、セルジオ・メンデスによってその点がやわらげられてキャッチーに聴きやすく仕上がっている感じがするから。「ZANZIBAR(ザンジバル)」「CASA FORTE」「JANGADA」ビートルズのカヴァー「HEY JUDE」など良い曲が多い。
nice!(5)  トラックバック(0) 
共通テーマ:アート

吉田慶子さんの音楽/2月11日のコンサート&CD [音楽]

yoshidaflyer.JPG
最近、もっとも我が家でも聴いている音楽は、吉田慶子さん。ボサノヴァやサンバ・カンソンを歌うブラジル音楽のシンガー。
吉田さんといえば、よく紹介されているのを目にする大人気アルバムは、吉田さんの歌と黒木千波留さんのピアノ(ベーゼンドルファーで録音)による「サンバカンソン」。そしてショーロクラブの笹子重治さんのギターとともに吹き込まれたアルバム「パレードのあとで/ナラ・レオンを歌う」。

なんと言っても声の良さ。かわいらしくもあり、同時に大人の知性も持ち合わせているとでも言ったら良いのか、魅力的な吉田さんの歌声。気取っていない自然体の歌で、でも洒落ている。きっと誰もが心地良いと思う音楽でしょう。じっくり聴いてもよし、何かをしながら流れていてもよし。そう、日々の暮らしに心地良く、ずっと聴いて行ける。そんな吉田さんの音楽。

そしてもうすぐ、2012年2月11日(土)。
東京で吉田慶子さんのコンサートがあります。ショーロクラブの笹子重治さんとのデュオ。木のホールで聴く吉田慶子さんの声。ナラ・レオンというテーマ。これは楽しみです。

吉田慶子、ナラ・レオンを歌う/ゆったりライヴの旅 vol.11
2012年2月11日(土)17:00開演
めぐろパーシモンホール・小ホール
詳細、ホールのサイト↓
http://www.persimmon.or.jp/hosting-performance/2175.php


sc.JPG
サンバ・カンソン

パレードのあとで.jpg
パレードのあとで/ナラ・レオンを歌う
nice!(1)  トラックバック(0) 
共通テーマ:アート

bar buenos aires バー・ブエノス・アイレス [音楽]

bba.jpg
12時まわってしまった・・・今晩は、渋谷のサラヴァ東京というライヴハウスでのイベント「bar buenos aires」に行った。吉本宏さん、山本勇樹さん、河野洋志さんという音楽にとても詳しいトリオの方々が開催する音楽イベントで、ライヴの時もあるし今回のような選曲会のときもある。
バー・ブエノス・アイレスでは、カルロス・アギーレを中心として、それに共鳴するような、美しい繊細な音楽が取り上げられます。ジャンルで区切るのではなく、空気感でお互いに調和するという考えでつなげてかけられる美しい曲の数々。選曲会は今回初めて行ったが、良い曲、良い曲という感じで、CDをiPhoneで写真でとりチェックした音。そのうち探して買ってしまうんだろうな。絶対そうだと思う。
そして、普段あまり話したことが無かった方々とも話せて良かった。選曲イべントって、意外といいもんじゃないですか!ぼくは今まで、あまり良さを分かってなかった。めんご。
nice!(2)  トラックバック(0) 
共通テーマ:アート

ナラ・レオンとR.メネスカル [音楽]

IMG_1729.JPG
今年の1月19日で、ナラ・レオン生誕70周年だそうです。1985年に吹き込まれたアルバム。47歳で若くも亡くなったブラジルのシンガー、ナラ・レオン。
これは家にあったCD、ナラ・レオンとロベルト・メネスカルによるアルバム「um cantinho, un violao:ギターひとつの部屋で」。二人でのいい空気感がでているアルバムで、アレンジもシンプル。「Comigo e assim」など心地良い曲が並びます。ナラ・レオンは時期によって作風や歌っている音楽性も内容も幅広いようだけど、やっぱりこういうシンプルなボサノヴァって心地良い。隙間がたくさんある音楽の心地良さ。それは自分が好きな絵のテイストにも似ているような気もする。こういう音楽、こういう洋服、こういう絵、こういうインテリア。全部がつながっているものだから。
ところで、これは今CDで手に入るのだろうか??

きのうは風邪のため、更新をパス。休みではない。パス!
nice!(2)  トラックバック(0) 
共通テーマ:アート

EP盤のミリョク [音楽]

bigfish.JPG
夕方、久しぶりに昔聴いてたEPを引っ張りだして聴いてみていた。
EPは、だいたいインディーのPOPなものを買っていた。ほとんどが、渋谷にあったZESTというお店で。今はもうなくなってしまったお店。あそこに行けば何か欲しいレコードが売ってるという感じで、ほぼ毎週行っていた時期がある。設計事務所時代の唯一の自分の楽しみの時間でもあったような・・・なんだか思い出す。今から十数年前だけど、その頃はCDではなくレコードをよく買っていた。レコードを買ううれしさというのはまた別格な感だった。
このレコードはThe Big FishというグループのEP。紹介しても今は手に入らないかもしれないけれど・・このA面の曲はなかなか良い。ホーンとスキャットがワルツに乗る。3分で終わってしまう片面の音楽。流しっぱなしにするBGMもあるけれど、集中して大事に耳を傾けることも、音楽の楽しみかたのひとつ。
タグ:EP
nice!(3)  トラックバック(0) 
共通テーマ:アート

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。