SSブログ

山田洋次さんの工房へ [民藝・手仕事・古道具]

yam2.JPG

今回の民藝の器の旅、まずは滋賀の信楽へ。スリップウェアの器を得意とされる陶芸家、山田洋次さんを訪ねました。以前、山田さんの個展のときにも会場でお会いしたことがありました。我が家がとても好きな繊細でグラフィカルで美しい佇まいの器をつくる山田さん、いつか訪ねたいねと我が家ではいつも話していたところ。図々しくもお聞きしたところ、山田さんは快くOKしてくださったのです。どうもありがとうございます。
妻の実家からは、車で1時間ほどの場所にカーナビでたどり着くと、山田さんが奥様とお子さんと出迎えてくださいました。いろいろお話もお聞きできて、なんと実演までしてくださったのでした!

yam8.JPG

工房の隣にある部屋には、器が展示されていました。山田さんの器に対する我が家のイメージは、この雰囲気のもの。

yam10.JPG

でも、実際には他にもいろいろな違った作風がありどれも素敵でした。特に、模様があまり入っていない渋い風合いのものもあり、それがとても良いなと思いました。

yam9.JPG

我が家は今回この茶色い中皿を購入させていただきました。そして、工房まで見せていただき、なんと山田さんは実演してくださいました!

yam3.JPG
yam4.JPG
yam5.JPG

スリップの模様描きは、まさにチョコレート職人のよう。リズミカルに模様を付けていく山田さん。迷いが無く潔いラインとリズムから生まれる、軽やかな音楽のような模様です。ここでは、まだ板状で平らな状態。

yam6.JPG

次は、別なお皿で型押しして形を整えるところを見せていただきました。模様をつけて、固まった(と言っても柔らかくグニャッと曲がる)状態の板状のものを石膏の型に押し付けて深さのある形をつくります。

yam7.JPG

こうなりました。ああ、こうやって作られてるんですね。このあとも、まだ行程がいろいろとあり、器は本当に長い時間と手間をかけて作られています。1つ1つが1点もの。ひとつひとつが驚きで、そして迷いの無い手仕事に感動です。山田さん、どうもありがとうございましたー!一緒に記念撮影させていただき、お別れしました。やっぱり、手仕事の現場は何とも良いものです。
タグ:民藝 手仕事
nice!(5) 
共通テーマ:アート

nice! 5

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。