益子参考館、見つける動物モチーフ [民藝・手仕事・古道具]
今回訪れたのは2度目の「浜田庄司記念益子参考館」。陶器市をまわる前に、大事な場所なのでまず訪れました。昨年は震災後の修復中だった部屋も全部見られてうれしい。浜田庄司作品ももちろんあるのですが、今のぼくの中で特に印象に残ったのが、世界各国の民芸品でした。ここは、浜田庄司が集めた数々の民芸品を見て工芸家や一般の人々にも参考にしてほしい、という願いから開かれた参考館という名の民藝館だそうです。外国のものは動物をモチーフにしたものも多く、印象に残るものが多い。今回、自分が印象に残ったものを載せてみようかと思います。なので、普通で言う「益子参考館の紹介」とはならないかも知れませんが。やはり、二度目に来るとまた前回とは見え方も違います。自分自身が今考えている事や見たいものにもよるのかと思う。(続きをお読みください。)
◎益子参考館
栃木県芳賀郡益子町益子3388/TEL 0285-72-5300
時間:9:30-17:00
月曜休(祝日除く・月曜祝のとき翌日休)
一般入館料:800円
バーナードリーチの鹿の大皿。リーチが器に描く絵は軽やかで動きがあってとても好きです。この鹿は、ちょっと滲んでいるところがより躍動感を感じさせます。
庭には、2つの羊の石像が対になってあります。来る人を迎え入れるように。どんぐりをあげたのは誰?
これもとても気になった鳥の石像。のっぺりしているのにとても表情があり、ちょっと忘れられない顔でした。頭をなでてあげたくなった。
南米の奇妙な世界は何ともいえないものがあります。何かこの世のものではないもののような。でもとても愛おしい形態。
器に描かれる絵もさまざまで、魅力的なものがありました。1色だけで描かれているというのも、また自分が好きな理由かもしれない。
浜田窯の器を売っているショップにあったのは九州の郷土玩具「きじ車」の巨大サイズ。思わず「写真とっても良いですか?」と聞いて撮りました。
ザ・黒いダルマ、黒いダルマ。