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室田窯を訪ねる/栃木県益子の民藝 [民藝・手仕事・古道具]


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室田窯のマグカップ

昨年益子へ行ったあとに、友人の宮良さん夫婦と神奈川県の横須賀にある益子焼の器店へ行ったとき、ぼくたちは益子焼の作陶家・室田嘉一郎さんを知り、いつか室田窯さんを訪ねてみたいと思っていました。今回それが実現しました。この益子の旅でぼくの中でいちばん思い出深い出来事となりました。こんなぼくたちの訪問の勝手な希望を、とてもあたたかく迎えてくださった室田さんご夫婦に心から感謝いたします。
写真のコーヒーカップ、とても気に入って買わせていただいたものです。このカップ、工房に同じサイズのものがなかなか見つからず、たくさん探していただきました。キリッとした佇まいと、益子のやわらかい茶色のバランスがとても好きです。室田さんの器は「民芸店ましこ」でも取り扱われています。(続きもお読みください)

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工房は光が入る明るい部屋でした。土間になっている部分でお茶をいただき、室田さんご夫妻がいろいろなお話をしてくださいました。家の増築や、工房の家具などの造作など何でも器用にこなす室田さん。何でもできないと器で仕事はできないというお話もとても印象的でした。

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益子の色が生かされた素敵な器が並んでいました。

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工房の片隅に見つけた小鳥の姿。なんとも素晴らしいですね!

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作陶しているところも見せていただきました。実は、ぼくも少し土をさわらせていただいたのですが、とても難しかった。やわらかくて思うように形にならないし、なんとも操れない難しい感覚。そんなにすぐできるわけもないのですが、思った形をつくるのはやはりとても大変なこと。

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庭の一角に「あけび」がなっている(野生らしい)ところを見せていただき「食べてみる?」と室田さん。ぼくたちは食べた事が無かったので、いただいてみることに。

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中身は白くてタネの周りに果実が少しあるという果物。甘い梨のような味がしました。なかなかおいしい。

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最後に器を選ばせていただきました。あれが良いこれが良いというぼくたちに、いろいろ探しては見せてくださった室田さん。どうもすみません。ありがとうございます!

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◎の模様が粋な小皿。これ、ぼくは一番最初から良いなと思いました。

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フォルムも縞も美しい益子色の飯碗。

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我が家が選ばせていただいた3種類の器。我ながら良いセレクト。

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室田さんと奥さまです。この写真からとても優しいお二人の感じが伝わると思いますが、とても楽しい時間でした。室田さん、本当にありがとうございました。またいつかお会いできたらうれしいです!
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