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鈴木 稔 初窯展/学芸大学・宙 [民藝・手仕事・古道具]


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昨日も少しだけ書いたけれど、おとといの夕方に目黒通り脇にある器ギャラリー 宙で開催中の鈴木稔さんの個展へ行きました。鈴木さんは益子で作陶されていて、2年ほど前にぼくたちも工房を訪ねたことがあります。今回は初窯展ということで、おとといの初日に行きました。震災で崩壊してしまった登り窯を建て直してその窯で焼いた器ということですので、とても記念すべき器です。その窯の写真も拝見すると、窯自体が美しくとても雰囲気があります。

鈴木さんの器、わが家では以前からコーヒーカップ(マグ)がかなりの頻度で登場します。そのときに書いた記事はこちら。結構前の時期に作られたらしいものを訪ねたときに買わせていただいたのですが、とても持ちやすく温かい風合いがあり、使いやすいカップ。中にはいい雰囲気に細かい編目模様が浮かんできています(何て言うのかな、あの釉薬のひび割れたような模様)。

さて今回は、丼にも使えてシチューなどにも合うという大きめのボウルを買いました。個展初日だったのですが、この形のものはこの2つ以外、もうありませんでした。似たものはまだありましたが、高台のところと全体のシルエットが微妙に違います。家に帰ってから早速夕飯で使われたので眺めていたら、ルーシーリーの器の佇まいにどこか似ているなあと、ふと思いました。ルーシーリーの男性版とでもいう感じでしょうか。鈴木稔さんの器は、独特の空気感を持ったシルエットをしているなあといつも感じます。わが家が好きな民藝という流れともまた違ったモダンな香りがあり、でも民藝の器とも合わせることのできる不思議な存在感の器ですね。ご飯を食べながら、ああいう色分けのボウルもあったねなどと話しながら、やっぱりこの2つを選んで良かったという話にまとまりました。いい器です。

◎鈴木 稔 初窯展
会期:開催中→2014年3月16日まで
会場:宙 SORA
目黒区碑文谷5-5-6/03-3791-4334

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違った色合いの2つです。夕飯のときの模様は以下。

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左下が今回の器。右下のプレートは以前中目黒SM-gで購入。これも気に入ってます。左上のマグもよく使っています。右上だけ違って湯町窯。

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内側は2つ違っていて白と黒です。

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うつわ購入者全員の特典とのことで馬の箸置きをいただきました。初窯で生まれた左馬。縁起の良いものだそうです。
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