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日の出うちわを眺めながら [民藝・手仕事・古道具]


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ぼくはおととい日本民藝館へ行ったのですが、昨日は妻が行って、そのときにこのうちわを買って来てくれました。民藝館ではなく、どこかでも度々見かけて、この形良いなあと思っていて、でもうちわは家に結構たくさんあるしなあと思って買わずにいたら、妻が気に入って買って来たっていう。
インスタグラムに載せたら、大阪で民藝店をされている方が(ひふみ民藝店さん:とても行ってみたいお店)、これは「日の出うちわ」だと教えてくださいました。今売られているものは、最近復刻されたもののようです。このうちわ、もともとは出雲で生まれたもののようですが、つくづく良い形をしていて観ているとなんともうれしくなります。写真からは分かりにくいですが、このうちわ、とても大きい。よくあるうちわの1.5倍近くあるか?というくらい。仰ぐと大きな風が来ます。そして、何といってもこのフォルム。とても日本的だなあと感じますが、いわゆる「和風」という感覚とはまた違うようにぼくは捉えています。この感覚、ぼくにとって、とても大事なことなのです。自分の作品についても、日本的では有りたいけれど、それは和風というのとは、また違う。そういう感覚、もっと言えばそういう風に思わせるフォルムや質感は、どういうところから来るのか。そんなことも考えつつ、ぼくは作品をつくろうと日々考えたりしております。ではまた明日!

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