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東北民芸の旅その1_盛岡と仙台の光原社へ [民藝・手仕事・古道具]


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光原社で買ってきた民芸品

帰ってからいろいろ忙しかったために少し遅くなりましたが7月に行った「東北民芸の旅」のレポートを書こうかと思います(全部書けないかもしれない)。
東北では、以前から気になっていた民芸店「光原社」。盛岡と仙台にお店があります。とても素晴らしいお店を堪能しました。民芸店といわれるお店は全国各地にいろいろありますが、まずこのお店が違うなあと思ったのは、配置やレイアウトなど計算されてるのでしょうか、全体にとても美しい空間、魅力的に映る民芸品の数々。

まずは、盛岡の光原社(本店)へ行きました。世界の民芸品まで含めてとても幅広い品揃えで楽しいお店。それぞれエリアが分かれていて、1階が日本の民芸品、2階が海外を含めた民芸品、別館の世界の民芸品、宮沢賢治に捧げるという柚木沙弥郎さんによる絵画が飾られたマヂエル館。敷地全体がとても広く、まるで民藝館のようです。一方、仙台の光原社は町中にありコンパクトですが、品揃えもまた少し違って魅力的。盛岡とは違うものもいろいろと見られたように思います。郷土玩具などもレアなものが多かったような・・・

上の写真は光原社で買ってきたおみやげです。左の木彫り人形は仙台のお店で。これはペルーのワンカイヨという場所の民芸品で、芹沢銈介の解説により「世界の民芸(朝日新聞社刊)」にも紹介されています。今も作られているのですね。最近はあまり見かけないのと、気に入ったのでおみやげにしました。のみで素朴な風合いに削って作られた人間や動物があり、模様などがまた素朴な風合いに描かれていてなんともあたたかい空気感。
右のメリーゴーランドのようなCrayで作られた玩具はメキシコのもので盛岡のお店で購入。メキシコの民芸品はとても好きですが、今はなかなか手に入らない。もしあっても、70年代頃の程よい風合いとはどれも変わってしまっていて、見かけても、だいたい欲しいものは残念ながらありません。でも、このメリーゴーランド(?)は昔の造形に近くて、素朴な風合いが気に入りました。色合いも明るく、動物の表情なども、なんとも愛らしい。日本を旅しているのに、どうして世界の民芸品がわが家には集まってくるのでしょうか?

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盛岡店の中庭にある「マヂエル館」の壁の飾り廊下のようなスペース。外の空間もとても雰囲気があり、全体が魅力的なお店です。盛岡店の様子を引き続き。

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右手に見えるのは珈琲館。お店の喫茶室です。内部の写真ありませんが、ここがまた素晴らしい空間でよいお店でした。

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お店のオリジナルのお菓子「光原社くるみクッキー」を頼んだら、メキシコのトナラ焼きのお皿で登場。これは良いなあと思わず撮影です。

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海外の民芸品を集めて売っている別館で、メキシコの牛の頭が付いた壺がありました。お店の人に聞いて見るとわりと古いものだそう。撮影させてもらい。

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今は入れませんが、中庭を進むと展示室?のようなものがありこれは英国のものが置かれた部屋のようでした。見たいけれど入れず。

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盛岡店の道向かいに、モーリオという別館があり、ここは食品や、柳宗理のプロダクトなどが売られています。オリジナルのくるみクッキーを買って帰りました。

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鉄でできた門のデザインがまた美しい。

光原社
〒020-0063岩手県盛岡市材木町2-18
TEL 019-622-2894
営業10:00-18:00
毎月15日定休(15日が土日祭日の場合翌日に振替)

仙台光原社
〒980-0811宮城県仙台市青葉区一番町一丁目4-10
TEL 022-223-6674 / FAX 022-222-9626
営業10:00-18:30(1-3月は18:00まで)
毎月15日定休(土・日・祝日の場合は営業)

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