アディティア・ソフィアンのライヴ/サラヴァ東京 [音楽]
先日、渋谷のサラヴァ東京であったアディティア・ソフィアンのライヴに行った。今回は吉本宏さん、山本勇樹さん、河野洋志さんが主催するbar buenos airesでの企画としてのライヴだった。会場はお客さんでいっぱい。
アディティアさんはインドネシアのジャカルタ在住のシンガー・ソングライター。神戸のCDショップ、ディスク・デシネが発掘、ツアーで全国を回ったそうだ。じつはぼくはネットでの試聴くらいでCDを聴かずに今回のライヴに行ったのだが、すばらしい音楽だった。
彼の音楽を聴いていると、ケニー・ランキン、ジェイムス・テイラー、ジャック・ジョンソン、ベン・ワット・・・などぼくが好きな数々のシンガー・ソングライターの音が頭に浮かんできた。でももっとマイルドで優しいかもしれない。どれも心地よく沁みるすばらしいソングライティングばかり。多分、ジョアン・ジルベルトなどもそうだが、一生聴ける音楽とは、こういうシンプルで質の高いものかもしれない。
ベッドルームで吹き込んだ曲もあるという。たしかに、そのままベッドルームから来て歌っているようなリラックス感が全体に漂っていた。やっとアルバム「quiet down」を手に入れたのでこれから聴く。本当に行って良かったライヴだった。写真は、ライヴ終了後に撮った機材とギターのスナップ。これを足で操作しながら演奏していた。
いつもライヴなどのイベントでお会いする「趣味がバッチリ合う」おなじみの人々に会えたし、初めてお会いできた人もいてうれしい。良い音楽は、いつも人をつなぐ。
そういえばこの日、なにげなく着ていった白黒チェックのボタンダウン・シャツが、偶然にも吉本さんのと似ていて、ジーンズと合わせているのまで同じで笑ってしまった。趣味が似ているということだな。