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島岡龍太さんの花瓶/民芸店ましこにて [民藝・手仕事・古道具]


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中央:島岡龍太さんの花瓶/右:濱田窯の一輪挿し

今回、益子陶器市へ行ったのですが、それとは別に、益子の中心地のお店「民芸店ましこ」には必ず行こうと思っていました。今年ぼくたちは記念すべき年なので、前から欲しかった島岡龍太さんの器を記念に買おうと思っていたから。自分たちにとって思い出に残るものを買うとしたら、今欲しいものはこの人の器。島岡龍太さんの器は、他のお店ではほとんど売られておらず、さらに、このタイプの象嵌(ぞうがん)の器は今ではまったく作られてないそうです。

良いものいくつかあり、いろいろと迷ったのですが結局最初からとても気に入った、波のような模様の入ったこの花瓶と、別に大皿を買いました。大皿はまだ写真を撮っていないので、またの機会に載せます。この花瓶は、ぼくがとても気に入って選び、大皿は妻が気に入ったものです。それぞれに選べて良い記念になったと思います。

島岡龍太さんはいわゆる民藝の王道のものとはまた違うように思います。もっと作品性があって、でもそれはいわゆる今で言う器作家という感じともまた違う。それよりももっと民藝の空気感を意識している感じとでもいうか。感性でつくられた美しい造形。この波のような模様、丸みを帯びた三角形のどっしりした安定感ある形。すべてが自分にしっくりくる良い姿だと思いました。どこかアフリカのようでもあり北欧のようでもあり。その和でも洋でもないような無国籍感が好きです。ぼくたちが行ったときにお店にちょうどいらした龍太さんのお知り合いの男性からも、龍太さんはアフリカの模様なども勉強していたと聞き、納得です。その方が、こういう花瓶は面を前にするか、角の部分を前にするか、置く向きによって何通りにも見え方が楽しめるんだよと教えて下さって、確かになるほどなと思いました。我が家にとても自然に馴染みそうな自然なあたたかさがある器だなと思います。とても自分たちらしい良い記念品が買えました。これからずっと大事にします。

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民芸店ましこの入口ののれんのマーク
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