&プレミアム「インテリア、どうしよう?」扉の絵 [作品]
現在発売中、この「&Premium(アンドプレミアム)」4月号の特集扉ページの見開きイラスト仕事の依頼がきて、時間も無かったので短い時間で集中してウーンと考えて「こうしよう!」と思ってから、編集者の方にお伝えしたぼくの絵のイメージは、こんな感じでした。
『いろいろなタイプの人の部屋やモノが紙面に登場すると思ったので、あまり特定の誰かのデザイナーなどのモノを連想させるモチーフを描かず、右ページの幾何学模様や、左ページの植物や動物の一般的なカタチをしたオブジェ風シルエット(全部架空)によって、今回の特集の全体の明るいインテリアのイメージを伝えたいと思いました』
左ページには部屋に置かれるもモノをイメージした具象のモチーフを。HOMEという文字もラインを手描きした文字を使って、柔らかい表現にしてます。
パキッと分けて、右ページはパターンデザイン。2ページ合わせて、部屋の空気感を表現しようと思いました。大好きなアレキサンダー・ジラルドのテキスタイルデザインをイメージしたモダンな幾何学パターン(のつもり)。挿し色としてピンクを使おうと思っていたら、春のような表紙の淡いピンクと偶然にマッチング。この扉ページも春らしい柔らかい色彩になりました。
また、使われる紙が真っ白のものだと思われたのでバックに薄い黄色を敷いたのですが、その薄い黄色を全体に乗算して、グレーやピンクなども含めて全体のトーンに統一感が出ていい感じになりました。ちなみに、これは切り絵ではありません。全部手描きしたものをデータ化してマックでデザインしています。
それから、「インテリア、どうしよう?」なので(Oの字の中で)どうしよう?という顔した人+どうしよう?と相談している鳥と魚のモビールを組み込んでいます。
2月20日に発売されてから、インスタグラムでもこのイラスト(P28・29)のこと、民芸品の取材ページ(P58-61)の両方で反響がありうれしいです。ご覧いただいた方々どうもありがとうございます!実はこの号で取材されている方々、お会いしたことがある方も多くてなんだかうれしいです。どの方の部屋もとてもカッコ良くて、なんだかウチだけ素朴系だなあと思っています。素朴担当?でも、ぼくたちはそれが好きでそうなっているから、それでよし。と思います。