作品093_荒井隆明氏 詩集「廊下譜」その1 [作品]
昨年の暮れにご本人ともやりとりをして完成した詩集が、きのう家に届きました。
ハードカバーで、印刷もなかなか美しい仕上がり。
ぼくは表紙と本扉(内側における表紙のようなタイトルページ)の2つの絵をご提供。
表紙の絵は過去の作品で、荒井さんご本人がぼくの展示にいらして、そのときに気に入ってくださった「1.5」です。
この絵の原画の前で、荒井さんたちとお話したときのことはよく覚えていて、ぼくは北園克衛を意識した絵なんだとかお話しした記憶があります。詩の持つ空気感のようなものを絵にしたつもりなので、この絵が詩集の表紙になるのはとても正しいはずです(なんて)。
この作品は過去にこのサイトで紹介していましたので、解説はこちらをどうぞ。
●作品070_「1.5」
詩人の荒井さんとは、藤富保男先生を通じて知り合いました。藤富先生がぼくの絵の展示を詩の勉強会をされている生徒さんだった荒井さんたちに宣伝。そして会場でお会いできたというわけです。この本は藤富先生の「あざみ書房」から出版され、藤富先生ご本人が編集されました。
ぼくは絵を提供したのと、表紙のデザイン(レイアウト/書体)も考えさせていただきました。こんな機会はあまりないので楽しかったです。こういう編集のお仕事をされている藤富先生は、本をつくるときの仕掛けなど色々なこだわりが垣間見え、とても興味深いです。
これが帯をとった状態
荒井さんのような「現代詩」の世界というのは、ぼくも興味深い分野ですが、専門分野という感じがあってぼくは詳しくなく、あまりうまく言えないのですが、読んでいてそのリズム感、話が突然切り替わる感じは絵でいう「コラージュ」のような感覚なのかな?などと解釈しています。言葉の響きのバランスやテンポ感。読んでいて楽しいものですね。ぼくも、北園克衛のプラスチック・ポエムのようなこともやってみたいなあ。
◎本扉の絵(新作)についても、また作品記事として紹介します。
すごい!すごいです。
表紙のデザインなんて!感動してしまいました。
by capek (2010-01-30 22:39)
自分の作品が本の表紙になるって、
素敵ですね。
by youzi (2010-01-30 23:47)
すごいすてき!
いろんな人との繋がりもとっても素敵ですね
本屋さんいってみよ〜
by ねこじたん (2010-01-31 09:24)
こういう作品が出来上がることは本当に素晴らしいことですね
by COLE (2010-02-01 00:25)
すごい!!
ネジも本のカバーを作ってみたいです!
思わぬ繋がりや、縁というのは大切にしたいものですね!
そして、また何かステキな作品が出来上がるらしいですね!!
報告、楽しみにしてます!!
by nezi (2010-02-01 13:25)
チャペックさん
ありがとうございますー。
youziさん
そうですね、人との出会いにより生まれたお話です。
ねこじたんさん
ありがとうございます。
残念ながら、「本屋さん」にはないかと思います。
(自費出版の本なので)
COLEさん
そうですね。記念にもなります。
ありがたいおはなしです。
ネジさん
最近思っているのは、自分のテイストでもその中で
ある程度の幅をもたせたほうがいいのかな
ということです。いまやっているもの、また報告しますね。
by YUYA (2010-02-01 18:54)