20世紀のポスター〈タイポグラフィ〉をみにいく [美術・デザイン探訪]
東京都庭園美術館に20世紀のポスター〈タイポグラフィ〉展を観に行った。あくまでも切り口がタイポグラフィなので、スイスのグリッドデザインや、構成主義のものなどが多かったようだ。文字、とくに英字というのはやはり絵になるし、日本語が混ざったデザインとはまったく違ってくるように思う。でも、日本人の手掛けた日本語による美しいデザインもいくつかあって、やはり日本のモダン感覚は優れていると思った。
時代順に展示がされていたが、ヨーゼフ・ミュラー・ブロックマンなどは古い時代の人だが、やはり今観てもまったく古くならない美しく秀逸なデザインであった。逆に70年代、80年代の技術ばかりを追った感じのものは、有名人の手掛けたものでも、今みるととても時代遅れな感じがあって、やはりシンプルで研ぎすまされたグラフィックの力にはどうしても負けると思った。やりすぎのものは、その当時の流行りでしかないので、長持ちしないデザインなのだと思う。こうした展示を観ると、やはり目指したいものが確認できるし、アイデアも湧くのでまたいろいろ観たいと思う。
これ 友達が好きそうだなぁ
by ねこじたん (2011-02-18 05:57)