京都のヘッジホッグギャラリーの壁

京都で開催した展示の会場、ヘッジホッグブックス＆ギャラリー。作家にとって、とても使いやすいギャラリーです。
というのは・・・。普通、ほとんどのギャラリーでは、絵をセッティングするときはピクチャーレールにワイヤーをセットして、そこに額に入った絵を掛けます。結果、壁との間にすき間ができるので、額の裏の見えないところでワイヤーを壁にテープで留めたり、でもそのうち外れてきてまた押さえ直したり。結構手間がかかります。
でも、このギャラリーはそういうことは一切なしの美しいセッティングができます。壁がもともとスノコ状になっているので、その好きな位置にフックを掛けて、そこに額をセットすればセッティング終了。さらに、そのスノコのすき間を利用して差し込む棚板が用意されていて、好きな位置に棚をつくり、そこに小さなものを置いたりも出来ます。ギャラリーの店主さんが知恵をしぼってつくったという、この画期的な方法の壁。作家側の手間も少なくセッティングと片付けも楽。ほんとに素晴らしい。ぼくも美しい展示ができて大満足。