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古本とレコード [美術・デザイン探訪]

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きょうは息抜きに神保町に行って、古本とレコードを見に行った。そんなにがんばって何かを探す、というより気楽な感じ。なかなか良い出会いがあった。ブックブラザー源喜堂という古本屋はとくに気に入っている。デザイン本が豊富で、だいたいいつも欲しいのが見つかるこのお店。アイデアという雑誌の昔のものを安く手に入れる。
ぼくは、最近のデザインを否定する気はないけれど、最近の(最新の)尖った感じのデザインは長持ちしないものも多いと思っている。音楽もデザインもイラストも、すべては過去の偉大な産物の中にいつでもヒントがあるように思う。1950年代から60年代の間のデザイン本は、ぼくのバイブルだ。その頃に大事に作られたイラストレーションのように、手のぬくもりが残る、ずっと長持ちするイラストをつくっていくべきだとぼくは思っている。10年後20年後30年後に見ても古くならない。ぼくが好きな絵、音楽、モノ、洋服は、すべてそういうデザインのものなのだ。本当の洒落た感覚は、いつも流行りとは別なところで、いつも変わらず同じ場所にあるように思っている。
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