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たばこと塩の博物館/エンゼルからの贈り物 [美術・デザイン探訪]

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渋谷の公園通りにある「たばこと塩の博物館」。何度も前を通っていたが、実は一度も中に入ったことがなかった。ここで「エンゼルからの贈り物」という森永製菓のお菓子やパッケージ、当時のポスターなどの興味深い企画展をやっていたので初めて行ってみたら、今日が最終日だからか、結構人が多い。
グラフィック分野のひとつ、お菓子のパッケージデザイン。やはり50年代後半から60年代のデザイン、そしてお菓子のネーミングセンス。とくに「トリオ」「ハミング」とか、シンプルかつあたたかで楽しい名前。ほんとに、ぼくは60年代に自分が大人だったらなあと思うときがある。会場では、TVのCMも流されていて、やはり60年代までのものがとくに印象に残るような楽しさかつ美しさを持ってる。
あの博物館は行ったこと無かったけれど、今後は要注目と思った。今回のこの展示の図録は売り切れていて、悔しい思いをした。たばこのパッケージもすばらしいデザインがたくさんあっていろいろ展示されていたので、またゆっくり観に行こうと思う。ちなみに、写真は撮影OKのコーナーで撮ったものです。

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この潔いデザインは、日本の感覚とは思えないシンプルかつ美しいパッケージ。
一方、今のお菓子のパッケージは「いかにリアルか」「目を引くか」ということを重視しすぎているような気がした。でも、実際に売れるものって、今の世の中に溢れているデザインなんだろうなあとも思うから、それを思うといつも複雑な気分。

ぼくの作品は、常に前者の考え方でありたいなあと思った。

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