Edu Lobo/Sergio Mendes Presents Lobo [音楽]
気に入っているブラジル音楽の1枚。このEdu Loboというアーティストは、ボサノヴァ・シンガーというよりMPB(ブラジルのポピュラーミュージック)の人という感じ。歌もジョアン・ジルベルトのボサノヴァのようなつぶやく感じではなく、少しソウルフルなソングライターという感じでしょうか。
ぼくも何枚も聴いたわけではないですが、ソングライターとして独特の雰囲気を持った曲をたくさん作っている人だと思います。ちょうどぼくが大学に入った頃、UFO(united future organization)がEdu Loboの「UPA,NGUINHO」をカヴァーして話題になっていました。
このアルバムは1970年のセルジオ・メンデスのプロデュース作なので初めて聴く人にはておすすめです。というのは、Edu Loboの曲は民族色が強いものも多いのだけど、A&Mレーベルから出ているこのアルバムは、セルジオ・メンデスによってその点がやわらげられてキャッチーに聴きやすく仕上がっている感じがするから。「ZANZIBAR(ザンジバル)」「CASA FORTE」「JANGADA」ビートルズのカヴァー「HEY JUDE」など良い曲が多い。