作品195_NOEL ノエル [作品]
外国を思い浮かべるとき、フランスは特別だ。
フランス好きは洒落た感覚の持ち主が多い?
フランス産の代表、ボーダーのボートネックシャツは自分も愛用している。
色はもちろん、縞の太さのバランスも重要。それで印象が決まる。
なんて言っておきながら、ぼくは一度も行ったことがない
憧れの国のクリスマスってどんなだろう?
-----展示のキャプションより
(C)YUYA 2012
* * *
メリー・クリスマス!先日の渋谷での展示「旅の影響」で発表した絵「ノエル」。偶然クリスマスに近い時期の展示だと作ることが多いのが、クリスマスモチーフの絵。とはいえ、もちろんひとつふたつ程度だけ。
今回「旅」がテーマだったことから、まだ自分が行ったことの無いフランスをイメージしたところから始まって、フランスといえば洒落たセント・ジェームスなんかのボーダーのボートネック・シャツだなと思いました。もともとは海の男のユニフォーム的存在だというボートネック。ピカソがおじいちゃんになってからもカッコよく着こなしているのを見て、ぼくもおじいちゃんになってもボーダーを着ようと思ったわけです。
シマシマとクリスマスのモチーフを組み合わせました。しかし、樹の部分を緑などにせず、黒でシルエット風にし、星だけに色を乗せるというやりかたで。そうすることで、よりボーダーが際立つと思うからです。ボーダーの幅は、気持ちよい加減で考えていったところ、こういうバランスになりました。この絵は「毎年クリスマスになったら飾ってもらえると思うから、人にプレゼントします」と素敵な女性が買ってくださいましたとさ。メルシー。