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民藝の旅、瀬戸へ2/窯垣の小径から資料館へ [民藝・手仕事・古道具]

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尾張瀬戸から歩ける距離に、窯垣の小径といわれる観光スポットにもなっている場所があり、そこを通りつつ次の窯元まで行きました。
この「窯垣」というのは多くあった「のぼり釜」などで、窯の中に器を焼くときに棚として組むための板(これももちろん陶器)の廃材を、そのまま住宅の塀などに(石垣の代わりのように)使われている垣根のこと。雨であまりジックリ見る余裕が無かったのですが、せとものの街ならではの、なかなか味わい深い風景があります。この小径を抜けると「窯垣の小径資料館」があります。瀬戸の伝統的な陶器についての小さな展示がされていました。江戸時代からのインパクトある意匠の「馬の目」の皿、洋風のタイルなど。特徴ある印象に残るものが多い瀬戸の陶器。のぼり窯というスタイルの窯も、現在ほとんど使われていないということもわかり、伝統を守ることもかなり大変だということもよく分かります。ああ、しかし雨でずぶ濡れになりながら厳しい状態のなか、窯垣の小径をあとにして次の窯元へ向かいました。

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落ち着いた味わいのある瀬戸の陶器。

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これがインパクトある「馬の目」の皿。
益子にも似たものがありますが、瀬戸が発祥の地だそう。

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瀬戸の土はいろいろ柔軟に使える性質だそうで、
日本での衛生陶器やタイルの発祥の地だそう。

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こういう風呂が本当にあったんでしょうか。
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