音楽的な絵をつくる。 [コラム]
きのうは、ベランダの明るい光を自分の右側に感じながら、朝から作品をつくった。フルーツを絵のテーマにしようとおもったのだけど、音楽を聴いたら音楽のことも混ざり合ってなかなかジューシーな作品に変わったのだ。今回のようなグラフィカルな作品と、ちょっとユーモラスな作品。そのどちらも自分の持ち味だと思うから、それぞれに作って行きたいと思っている。切り絵は、ハンドクラフト的な感じでカルチャーセンターの講座とかにもあるみたいだ。でも、ぼくはそういう考えで絵を作っていないから、多分切り絵というものの、自分が大事にしている部分は人にうまく教えられないと思う。切ることなんて、誰にでも出来ることなんだと思うし、切ることを目的にしても、ぼくにとって絵をつくる意味はあまり無い。どういう考えで絵(またはデザイン)をつくるか、その生きたアイデアがすべてなんだと思っている。
夕方、ほぼまとまったのでひと休みにフレッシュネスバーガーへ行ってコーヒーを飲んだ。そのときお店で、ぼくも最近聴いている伊藤ゴローさんの新作「グラスハウス」の曲がかかっていた。今の音楽シーンの空気を敏感に映した素敵なアルバムだと思う。
そして、夕焼けから暗くなる間の時間に、ちょっと友人に送るカードをつくろうかと思って作業した。そう、サクッとジューシーなカードを。