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捉えられ方と流行り [コラム]

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最近、民藝の器がとても好きでよく見るので、それで思うことがある。それは、人からの捉えられ方。民藝のうつわ自体は、伝統的なものも多く、ずっと変わらぬスタイルでつくられ続けているものが多いのだと思う。でも、最近はデザイン周辺の人々が話題として取り上げたり注目したりして、若い世代のあいだでも人気が高いようです。でも、そういうシーンをみていて、ちょっと違和感も覚えるのも事実。民藝自体はずっと変わらずに、作為の無い純粋な心でつくられ、いつでも同じ空気でそこにあったものなのに。「いま欲しい」などという流行りで語られるものとは違う気がしてしまう。どんなに時間が経っても変わらない存在であり、暮らしを豊かにするものだから。でも、流行りというのは人が仕掛けるものだし、それによって自分もその良さに思い切り気がついたので感謝もしている。流行りって難しいな。
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