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生誕100年 松田正平/神奈川県立近代美術館 鎌倉 [美術・デザイン探訪]

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久しぶりに鎌倉へ。たまに、なんとも行きたくなる街、鎌倉。東京とは違ったゆるやかな空気と素朴な感じもある街の雰囲気が好きだから。きょうは神奈川県立近代美術館 鎌倉で開催中の展示「生誕100年 松田正平」を観に行った。ひと言でいうと、良かった。今自分が観たい種類の絵だったなあと思う。「陽だまりの色とかたち」という展示のキャッチコピーどおり、絵を描く楽しさと陽の空気に溢れた展示だった。素直な造形という感じが全体にあり、モチーフにやさしく寄り添う感じで接しているのがわかる。ときに子どもが素直に描いたようなタッチが見られて、絵に対しての向き合い方が、とても素敵だと思いました。たぶん、とても楽しい人だったのだろうなと思う、明るくきれいな色彩と光が感じられる絵。この松田正平という画家の絵を初めて観たのだけど、とても好きになった。

鎌倉の神奈川近美といえば、この彫刻。中庭の中央にいるイサムノグチ作「コケシ」に会うのも楽しみのひとつ。二人の違った特徴を持った造形、ちょっと無表情な男と、思い切りうれしそうに笑う女の子。この彫刻を見ると、なんとも幸せな気分になる。北園克衛の写真で、奥に映っている穴のあいた壁面が使われていたのを見たことがある。その写真ではこの壁面の穴から手が出ていたりした。ここでやる展示も建築もこの彫刻も、いつも大好きな美術館だ。
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