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藤富先生の手描きのハガキ [コラム]


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エリックサティの翻訳などでも知られる世界の詩人・藤富保男先生が編集される本で、いま表紙の絵など考えているものがあります。先生はパソコンはされないので、メールでもなく、ぼくがFAX持ってないのでFAXでもなく、電話とお会いしてのお話。それ以外に、だいたい先生の方からある日ハガキなどが届く事があります。それは「やはり本のタイトルはこうなりました」とか「決まるのにもう少し時間がかかりそうです」とかの内容だったりする。先生の独特の文字(外国人のような洒落た雰囲気の形をした日本語の文字)だったりする。ぼくはそういうお手紙を大事に全部取ってあるのだけど、メールでのやりとりやパソコンでのデータの渡しなどが中心の今、なんだか忘れかけているあたたかい感覚に、手で書いて伝えることがとても大事だと気づきます。自分の手で描いたハガキで何かを伝える。急いでないことだったら、それはとても楽しいだなあと思う。いつも楽しい藤富先生とやりとりできることはとても光栄なことなのです。写真はぼくの最近のスケッチ。手で描くことは大事だなあとあらためて思います。
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