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作品199_雨のコンポジション1 [作品]

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映画「シェルブールの雨傘」からの影響。
オープニングの俯瞰(ふかん)から雨を見下ろした
タイトルバックの美しい映像。
抽象的な雨の作品をつくりたくなった。
前回のvol.4でもRain(記事リンク)という作品をつくったが、
これはそのヴァリエーションとも言える。
水玉による動きのある雨のコンポジションに、
ほんのひとさじの光を加えておいた。

-----展示のキャプションより
(c)YUYA 2010

* * *

5回目の新作展「ちょっきんきりえ展vol.5 映画の影響」のときの作品「雨のコンポジション1」。この展示のときの代表的な1枚だと思っています。


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夜長茶廊シンボルのスケッチ [作品]

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きのうは、夜長茶廊のロゴを、店主の石亀さんたちと相談と作戦を練ってから発表しました。ネット上でも、なんともお祭り?で、このブログもずいぶんとアクセスがあった模様。

それはどうでも良いのですが、これは夜長茶廊のロゴを考えていたときのスケッチです。石亀さんにも見せてないものだけれど(笑)。スケッチは力が抜けていて、本番よりも良い絵だったりすることがあります。今回みたいな場合はパソコン上で作業するのでまた違うのですが・・・。なので、スケッチというのは多分考えるにあたってとても重要な過程だと思う。描いて見ることは考えること。こういう作業でアイデアを思いついたとき、頭の中で、まずは「収まるかもしれない」と予感します。「収まりそう!」と思って実際に描いてみると意外とダメだったりする。その感覚、建築の設計にとても似ているなと思いながらやっています。「ああやってプランニングすればまとまる!」とひらめくときの感覚が。だから、いつも思い出して、なんともクロスする思い出の海。あふれる楽しい空気。


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作品198_鳥取「夜長茶廊」メイン・シンボル [作品]


yonaga_spoon のコピー.jpg

(c)YUYA 2013

鳥取の倉吉で喫茶店「夜長茶廊」を始めた石亀さん夫妻。
石亀さんからお話をいただき、お店のシンボルマークをデザインしました。
それは、昨年の夏、鳥取へ旅したことから始まりました。

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作品197_静かなる乾杯 [作品]

静かなる乾杯 のコピー.jpg

旅先の夕飯で静かに乾杯するのが好きだ。
とはいってもワインも飲めないぼくらは、
だいたいその地でつくられたおいしいジュースで乾杯したりする。
飲めなくてかわいそう、なんて言われることもあるけれど、
飲めなくても楽しいから何も問題ありません。
・・・などと言っておきましょう。

-----展示のキャプションより
(C)YUYA 2012

* * *

お酒を飲めないことを、よく「かわいそう」と言われたりします。でも、夫婦揃って飲めないぼくたちは、まったく残念だとも思っていない。お酒を飲まないと楽しくないよ、という言い方をする人もいるのだけど、飲まないと楽しくないなんて、逆にちょっとかわいそうだなーと思ってしまうくらいだ。さて、この絵はそんなことを思いながら、ぼくたちなりの、旅先での静かだけど楽しい「静かな乾杯」を絵にしたものだ。
ただ、お酒が飲めたらなと思うときもある。それは、食べものの美味しい味わい方が広がるかなと思うとき。ワインなどはチーズやイタリアンとも合うとよく聞くし、それは食べることがさらに楽しくなるのだろうなと思う。

この絵は、2012年11月の展示「旅の影響」で発表しました。作品としては、最初の頃よくやっていた黒バックの絵です。静かなる、という感じが出てるかな?極めてシンプルな、削ぎ落としたデザインでまとめています。色使いもモノトーンにトリコロール風の2色に絞っています。黒バックの絵をやるとき、和風にならないように、外国のイメージ、または日本の60年代のイメージ(日本の、ではあるけれど和風ではない)でつくります。ぼくが切り絵を始めた頃(5年くらい前)は、そういうテイストが多かった気がします。黒い絵は和風の細かい切り絵だけではない方法もあるんですよと言いたかった、という気持ちがあった気がします。この絵は、贈り物にされるということである方のもとへ行きました。どんな部屋に飾られたんでしょうか?
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雪の日 [作品]

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なにやら静かだなあと思った朝、起きて外を見ると雪が降っていた。きょうは出かける必要がない日で良かった。一日中、家で過ごしました。降り続く雪を見ているとなんだか気分が落ち着く。どんどん積もり、ベランダもこんなになりました。この大雪の中でもスズメが飛んでいる。まだまだ降り続いています。

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栗の会話 [作品]

maron のコピー.jpg

それはそうと。この写真、なんか引き出しの奥底から出てきた栗が会話してるスケッチ。なんのこっちゃ。「マロンクッキーを焼くから袋につける絵を描いてよ」なんて妻に言われて描いたスケッチだったかと思われます。栗のカタチを崩さずに横顔を描くと受け口になるね。擬人法だね。
あるとき友人が「スケッチは捨てちゃダメですよ!」なんて言ってたけれど(実際バンバン捨ててる)こういうのが見つると、ああーこんなの描いたなと思い出したり、スケッチって力が抜けててなかなか面白いのがある。(C)YUYA
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作品196_年賀状2013 [作品]

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新年あけましておめでとうございます。
今年も、ちょっきん、と飛び出した年賀状。なんだか、これはとても今の気分の絵になっているような気がします。これ、1日でザクッと仕上げた絵。思いつくままに、素直に。年賀状の見本など12月にもなると見かけることも多いけど、グルグル巻きのへびや、にょろにょろなへびなど、どれもなんだか気持ち悪い感があるな。と思い、絵としてはへびのモチーフって、そんなにぼくは好きではないんだよね。
そう思っていたら、すぐに「つぼ」を思いつきました。アラブの国の?じゃないけれど、ツボに入れてしまえ。そうすればぐにゃぐにゃが隠れる!へびの家みたいなもんですね。原画を作っている途中に、妻に見つかって「つ、壺!!」と笑いをこらえてました。それもたぶん思う壷。黒い壺に数字を配して。白い色鉛筆で素早く書いた文字。new yearの部分なんて、それはもう速いスピードで書いてます。

この絵を見た人に、良きことがたくさんありますように!と。今年も楽しい一年になりますように。楽しい絵をつくりたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。
(C)YUYA
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作品195_NOEL ノエル [作品]

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外国を思い浮かべるとき、フランスは特別だ。
フランス好きは洒落た感覚の持ち主が多い?
フランス産の代表、ボーダーのボートネックシャツは自分も愛用している。
色はもちろん、縞の太さのバランスも重要。それで印象が決まる。
なんて言っておきながら、ぼくは一度も行ったことがない
憧れの国のクリスマスってどんなだろう?

-----展示のキャプションより
(C)YUYA 2012

* * *

メリー・クリスマス!先日の渋谷での展示「旅の影響」で発表した絵「ノエル」。偶然クリスマスに近い時期の展示だと作ることが多いのが、クリスマスモチーフの絵。とはいえ、もちろんひとつふたつ程度だけ。

今回「旅」がテーマだったことから、まだ自分が行ったことの無いフランスをイメージしたところから始まって、フランスといえば洒落たセント・ジェームスなんかのボーダーのボートネック・シャツだなと思いました。もともとは海の男のユニフォーム的存在だというボートネック。ピカソがおじいちゃんになってからもカッコよく着こなしているのを見て、ぼくもおじいちゃんになってもボーダーを着ようと思ったわけです。

シマシマとクリスマスのモチーフを組み合わせました。しかし、樹の部分を緑などにせず、黒でシルエット風にし、星だけに色を乗せるというやりかたで。そうすることで、よりボーダーが際立つと思うからです。ボーダーの幅は、気持ちよい加減で考えていったところ、こういうバランスになりました。この絵は「毎年クリスマスになったら飾ってもらえると思うから、人にプレゼントします」と素敵な女性が買ってくださいましたとさ。メルシー。
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作品194_grow #2 まちと猫町(STスポット横浜・演劇フライヤー) [作品]

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昨年も制作させていただいたSTスポット横浜の演劇チラシ。今年はこのような感じになりました。中高生が参加する演劇ワークショップの発表会を告知するフライヤーです。担当のかたから、時間もないので昨年のチラシのカラーリングを変える程度のものでーというかんじでスタートしましたが、お話をうかがっているうちに、なんとも新しい絵でやりたくなってしまい、時間は無いけど、でも新しいのを作らせてくださいとぼくは伝えたのでした。

いつものまち。初めてのまち。
見慣れたまち。知らないまち。
猫のいるまち。
高校生・中学生とつくる冬の物語。

・・・テーマは「まちと猫町」。ねこって、なんだか考えている顔していて人みたいだということ、動物は笑わないこと。でもカワイイこと。奇妙なこと。ちょっと民藝のような手ざわりの絵にしたいなあと、潔い気分でつくった絵です。なんだこれ?と手にとってもらえたらうれしいです。ちなみにこのロゴタイプも、昨年ぼくがつくったもの。俳優の南波圭さんとダンサーの山賀ざくろさんによるワークショップでつくる作品の発表会は2012年12月28日「急な坂スタジオ」にて。楽しみですね。

◉昨年のフライヤーはこちら

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作品193_LA RUE [作品]

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映画「冒険者たち」からの影響。
さわやかな友情でつながる男性二人と女性一人の三人組
というところから、3色を選び幾何学的に構成した。
色の領域によってできる境界線の形は、
広がっていく木の枝分かれのようにも、
三人のそれぞれ進む道をあらわしているようにも見え、
少しくすんだ人間的な色合いをしている。
そういえば、今回の展示も三人組。

-----展示のキャプションから
(C)YUYA

***

2年前の個展、ちょっきんきりえ展vol.5「映画の影響」で展示した作品「LA RUE」=道。雅子さんがセレクトした映画10本のうちのひとつ「冒険者たち」。フランスの映画で、なんともさわやかな余韻を残す話。このときは東京での3人組(=ぼく+雅子さん+吉本さん)での展示だったので、ちょっとそれに重なる感じを思い浮かべながら作った作品もいくつかありました。
この作品は幾何学な構成で、映画のストーリーから3人のそれぞれの道というモチーフを思いつき、道を幾何学的に表してみたら枝葉のように広がる樹のようになりました。実を言うと、ぼくはこういう幾何学な作品が、自分としては思い入れがある作品が多いのです。台紙のグレーの紙の上に何枚もの紙を重ねています。
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ちょっきんきりえ展vol.6 旅の影響のレポート [作品]

ここで、先日渋谷で開催した展示のレポートを。3日間の短い展示でしたが、盛況でした。お越し下さったみなさま、どうもありがとうございました。そのときの会場ハオス& テラスの様子を少しですがお届けします!

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this photo by yuki yamamoto
この作品は、今回の中で自分が一番気に入ってるもの。
タイトルは「水と光」です。
bba(bar buenos aires)でさまざまな音楽を紹介されている
山本勇樹さんが写真をとってくださいました。

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メインの壁。今回は幾何学的な作品も多くなりました。
幾何学的なものにもあたたかさがあると言ってくださったかたも。
うれしかったです。

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サイドに棚があり、小さい作品を中心に並べました。
左上の正方形のものは、D&Departmentで売られている
学校の机を切ってつくった額。味があります。

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this photo by yuki yamamoto
こんなにたくさんあったマッチ(上)も、完売しました。
ポストカードもみなさまにたくさん買っていただきました。
どうもありがとうございます。
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作品192_de la soupe ドゥ・ラ・スープ [作品]

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我が家では、妻が「ドゥ・ラ・スープ」とか言いながら、
スープがよく食卓に登場する。
スープになってしまうと素材のカタチも残らず、
ときに何のスープかわからないことも多い。
色だけを手がかりにおそるおそる飲む。
飲んでも素材がわからないときは、味に外国を感じる。
それは期待と不安が入り混じる見知らぬ国の味?

-----展示キャプションに書いた文章そのまま
(C)YUYA 2012

***

先日の渋谷ハオス&テラスでの展示「ちょっきんきりえ展vol.6 旅の影響」で発表した絵。早くもブログに登場です。なぜかというと、この絵を気に入ってくだった方がいて、そのかたのもとへ旅立ったからです。そう、我が家ではスープがよく登場します。しかし、ほんとに何のスープなんだ??ということが多く、飲んでもわからない。聞いても「え?そうなの?」っていうくらいの外国のような?味。
ぼくはチョコレートだとピーナツチョコ、パスタではなくナポリタンなんていう好みなので、ちょっとこう、変わった食べものの味というのがあまり得意ではありません。ふつうが一番。ふつうが一番。でも、だいぶ慣れたけどね。妻は不安そうにスープを飲むぼくの表情を見て「え、この味ダメ?」と不安そうに聞きます。口で毎日旅しています。そう、口だけで!ああ外国の味、ああ外国の味!
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作品191_ムッシュ・エスプレッソ! [作品]

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作品は「ムッシュ・エスプレッソ」です。実は、次の展示のために、これと近い感じの絵をつくったのですが、その弟というかんじの作品がこれ(これはハガキサイズの小さいもの)。コーヒー豆でできた太陽の顔です。
(C)YUYA

昨晩は、出会って以来とてもお世話になっている先輩の吉本宏さん(音楽文筆家・選曲家)が東京から引っ越してしまうということで渋谷でお別れ会があり、たくさんの人が集まっていた。吉本さんの家の近所でやった自分の初めての個展を偶然見に来てくださって以来、ぼくは吉本さんと友人になり、2回目の個展からは音楽選曲を毎回していただいている。吉本さんの選曲による美しい音楽が鳴ると、ぼくの絵はその会場の「場」を強く感じさせ、展示全体がより立体的になってくる力を持っている。間違いなく絵に幸福感が増すのだ。
吉本さんを通じて、どれだけたくさんの人に出会えたかと思うと、改めてすごい人だと思う。吉本さんに会えなければ、モデルの雅子さんにも、神戸の修さんにも、たくさんの人々とも出会えていないと思う。展示だけでなく、いろいろな面でいつも応援してくれる心強い先輩が遠くに引っ越すのはちょっと寂しいけれど(昨晩集まっていた人々はみんなそう思っているでしょう)、でも、ぼくはなぜかたまに会えるような気がするのだ。どこからどうお礼を言ったらいいかわからないくらいなのですが、吉本さん、いろんなことで本当にありがとうございました。そして、今後ともよろしくお願いします。
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作品190_GOOD MORNIN' [作品]

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たまには作品をアップ。これは「映画の影響」というタイトルでやった展示の作品です。雅子さんが選んだ映画、たしか「小さな恋のメロディ」を観てからつくった絵。洒落たキッチンのシーンがあって、その壁の模様がタマゴだったのだったと思う。タマゴは、朝に食べることも多く、おはよう、というイメージが浮かんだので、エッグスタンドに入れたタマゴによるデザインをしてみた。こういうのはアイデアがすべてで、そして楽しい作業だ。(C)YUYA

◎プリント作品として販売中
右側のリンクでTシャツの販売を紹介しているサイト publik:にて、この作品をプリントしたものを販売していただいています。
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作品189_ネコネコ [作品]

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これは、没の作品でした。なんかスキャンしてとってあったからドサクサであげてしまいます。ネコって自由で、こっちが飼っているにも関わらず、勝手に出かけたり帰って来て甘えたりします。ペロペロと舌なめずりして帰ってくれば、エサをもらって来た証拠。ほかの家ではきっと別名で呼ばれていることだと思った。小学生の頃の漢字テスト?か何かで、ねこの漢字を「音子」と書いてバツをもらっている人がいたのは、とても印象的。今日は早く寝る。
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作品188_ウズラのアパートメント [作品]

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この作品は「映画の影響」の展示で出しました。ヨーロッパ映画「バベットの晩餐会」という映画を見た影響でつくりました。 晩餐会のために、腕をふるって数々のおいしそうな料理を生み出す女性。映画の中でウズラ料理の話が出てくる。生きているウズラたちが運ばれてきたときは、「私のかわいいウズラちゃん。」なんて言っておきながら、料理して焼いてみんなで食べてしまう。絵の中で、ウズラのためにアパートを建ててあげようかと思ったが、食べられたので、もう手遅れだったというわけだ。
この絵はスタートした世田谷での展示で気に入ってくださった人のもとに行きました。関西には行っていない絵です。なので、見ていない人も結構いるのではと思います。(C)YUYA
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作品187_DAY & NIGHT [作品]

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これは展示に出した作品ではありません。じつは、だいぶ前に親戚の(イトコの)お姉さんに頼まれていたとても小さい額に入れるための絵。ずいぶん時間が経ってしまい、ほんとにごめんね!と言いたいです。で、おとついやっとやれました。ほんとに小さな正方形の額がふたつくっついたカタチの2枚の絵が入るというもの。ほんとに小さい絵は、それだけで見られるようにすることって実はとても難しいのですよ。大きい絵のようにある程度のモチーフを入れられないからです。シンプルなほど難しいというのは当たっています。考えた結果、一日を表す「昼&夜」という絵にしましたとさ。さて、このプレゼントを送らねばなりません。
(C)YUYA
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作品186_I'm wine, thank you. [作品]

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前回の展示「映画の影響」からの作品「アイム・ワイン・サンキュー」。きのう八百屋さんで、ぶどうを見かけたので、なんか思い出した絵。「バベットの晩餐会」というヨーロッパ映画を見て、その影響でつくりました。豊かな食卓で、料理とともに、ワインをおいしそうに味わうシーンが印象的。とびきりおいしい料理には、やはりワインらしい。ワイン好きは、周りの人を見ても、なんとなく食通のイメージがあるなあ。我が家で見かけるぶどう(レーズン)は天然酵母になってパンにもなる。おいしい素という感じのもの?昔、食べ終わったぶどうの茎を逆さに立てると木のようだとか、先端をひとつだけ実を残して花火だとか、ぶどうを食べたときは必ず姉と言い合ったもんだ。
この絵は展示スタートとなった世田谷での展示で、ある女性のもとに行くことになりました。気に入っていただけてうれしいです。なので、神戸や京都には旅しなかった絵です。
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作品185_サヴァ? [作品]

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うん、やっとです。前回の展示「映画の影響」からの作品を紹介していくことにしましょう。次の展示に向けて、気分も盛り上げていきたいとおもいます!さて、ちょっきんきりえ展第5弾の「映画の影響」では、モデル/女優さんとして活躍の雅子さんが選んでくださった映画10本をもとに、絵のアイデアが、次々とちょっきんちょっきん飛び出しました。もちろん、映画の中身やワンシーンなどを絵にしたのでは無いので、映画のストーリーとはまた別な世界です。映画から(または映画を見たことで)影響された、あくまでもぼくの作品です。
いまの季節は雨が多いのでこの作品「サヴァ?」から。これは、映画「シェルブールの雨傘」からの影響でできた絵。サヴァ?は「元気?」のようなニュアンスのあいさつだという。なかなかいい響き。ごらんのように、大粒の雨に出会った赤い傘を描いてみました。「シェルブール」のオープニングの俯瞰から色とりどりの傘を撮ったシーンは、まさにフランス人の粋という感じ。10年くらい前に、フランス人のアーティスト、ピエール・バルーの「サヴァ」という曲を聴いたのも同時に思い出しました。フランスって、なんでそれだけであんなに素敵なんだろう。そして、映画を選んだ雅子さんは、佇まいもフランスのイメージをもつ素敵なかた。
(C)YUYA
タグ:フランス
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作品184_ハンモックカフェ10周年! [作品]

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姫路にある「ハンモックカフェ」が先日10周年を迎えられたそうです。とてもすばらしいことですね!あの場所で、足を運ぶお客さんがたくさんいるということは、とてもすごいことだと思います。中村夫妻の努力と、そして人柄が人を呼んでいるのだとぼくは確信します。ぼくも、もちろん大好きな場所。また、「ハンモック」という名前が、あの揺られるハンモックではなく鋼鉄の波板型のことだというところが、意志を感じられて好きです。
ハンモックカフェといえば、昨年は9周年記念にマッチをつくったのを思い出します。で、今年の10周年記念日は過ぎてしまったのですが、どうしても中村くん&マリコさんにおめでとうを伝えたくなり、おめでとうカードをサクッと作ってお送りしました。
ご覧のとおり「10」の文字から考えた絵ですが、じつはこの色にも大きな考えがあります。1の青は「海」の青。赤はもちろん「太陽」。心地良い海と太陽のハンモックカフェ。我ながら良い考えじゃないですか!なんてことは、この前中村くん夫妻から電話をもらいましたが言いませんでしたから、これを読んでワハーッと思ってみてください。どう?
(C)YUYA

ハンモックカフェ(姫路)
http://hummock.blogspot.jp/
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作品183_ヘリコプターと太陽 [作品]

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なんか忘れてたんですが、いつかの作品です。ハガキサイズ。妻がお世話になっているパンの偉大なる先生のお子さんのための小さな絵。確か・・・乗り物が好き、と聞いたのです。で、何にしようかと思って、普通はたぶん車とか電車とか。でも、ヘリコプターにしようと思ったわけ。カタチも丸い感じのがあるし、空を飛んでるほうが楽しそうだと。どう思う?ワハハーッ。
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作品182_月と家 [作品]

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なんだか忘れていたのですが、まだあった。これも〈映画の影響〉のとき、京都で出した小さな作品。サクッと作った感じのもので、多分「月」なんだろうと思ってます。色合わせとカタチを組み合わせる楽しさ。文字の入った英字新聞など切り抜いて貼るのは最初の頃よくやっていました。カタチをあえて整えないように注意したという。(C)YUYA
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始まった始まったの日だよ! [作品]

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きのうは一日中、作品をつくりました。次の展示のための作品なんだけど、実は、最近とても不調(体調とかではなく、作品をつくるということにおいて)でした。やってみてもなんだか気に入らない、さらに、その前に作品つくる気にならない日も多数あり。仕事など、頼まれた絵だと不思議だけど普通にできたりするんだけどね。純粋な作品となるとうまくいかないこと多し。自分でもなんだかよくわからない。
でも、久しぶりにゴキゲンなものができたので良かった。ようやく、つぎの展示準備へのスタートが切れたのだと思う。この太陽は、その作品ではないよ。このひねくれ者。これはつくるのやめたやつ。やめた太陽。やめやめ!でも実物に残ってない写真だけの絵なので、かわいそうなので、ここには載せておく。おお、ヨチヨチ。
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作品181_伊藤恵理美さんの詩集の装丁 [作品]

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昨年末12月ごろに、藤富保男さんと一緒に進めた詩集の装丁があった。あざみ書房から出るという本が完成し送っていただいた。伊藤恵理美さんという、東北在住の女流詩人による詩集「願いの玉」。ぼくの作品のポストカードを見ていただいて「チューリップ」という、これに近い緑バックの作品を気に入っていただいたとのことで、この詩集のために若干バランスを調整して原画を作り直して使うことにした。

本というのは文字だけの世界だから、表紙によって大きく本の第一印象が変わってくるのだと思う。もともと、花をモチーフにしたこの絵は、ブルーノ・ムナーリの幾何学的な絵のようなイメージで、60年代の広告モチーフのような作品をつくろうと思ってつくった。絵が持っている雰囲気にあわせ、余計なことをしないシンプルでモダンなデザインにしたいと思って進めた。この表紙により、詩に関わりがない人も手にとってくださればと思い。

実際、デザインの作業としては、①原画を作成 ②スキャナーで取り込んで絵をデータ化 ③色調整 ④配置&文字レイアウトなど全体のデザイン、という順に作るのだが、特に苦労するのは③の色調整。まず、実際に紙でつくった絵の色と、スキャナーで取り込んだあとの色は大きく変わってしまう。それを原画に近づけるという、考えてみればムダな作業に時間がかかる。でも、実際は印刷されるまで本当に出る色はわからないという。かといって、最初からパソコンで作ったら絵に味が出ないことはよくわかっている。結果、思った通りの色が出たので良かった。

今回、イラストレーション、帯、本扉(開いた中の表紙)のレイアウトまで担当させていただいた。こうして形に残るものを作れることは、やはりありがたいことだなと思う。詩についてはまったく素人のぼくは偉そうにコメントなどできないけれど、女性らしいあたたかい温度感のある詩だと思った。

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帯にはコーヒーカップ氏を配置
タグ:あざみ書房
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作品180_GO 飛んで行く鳥 [作品]

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180枚目の作品は、昨年の京都−神戸での展示の小さい作品シリーズから「GO」。今見ると、木の本数が多過ぎかなあ?と思ったりします。ちょっとテキスタイル的な色合いで、あたたかみのある絵にしようとしたのか。そんな感じがします。鳥はよくつくるモチーフですが、特にこだわりが強いというわけではなく、鳥の絵というのは美しいカタチをしているから。逆に、絵にしてしまうと美しくないのは、食べ物(調理したもの)。素材そのものは、野菜だったりフルーツだったりカタチに特徴がありますが、できあがった料理そのものとなると、切り絵で表現するのは難しいですね。テクスチャーなどに頼ってリアルを求める表現は、ぼくがやりたいこととは全く違うので、やりません。この鳥もそうですが、顔はペンで描いています。ぜんぶ切り絵でなくてはダメなんだ、というのもまったくありません。そういうことは問題ではないからわざわざ「ちょっきんきりえ」だと言っているのです。だれでもできる方法と材料で、自分にしかつくれないシンプルな絵をつくる。それ以上やってしまうと自分の持ち味を壊すから。なーんてことを語ってみたりします。(C)YUYA
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作品179_bloom [作品]

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引き続き小さい作品シリーズ。これも昨年の〈映画の影響〉のとき、関西で展示したもの。bloomというのは咲くという意味。モノトーン以外に2色だけというのはとても好きな配色です。古いヨーロッパの切手や、北欧のテキスタイルや、チェコのマッチラベルなどのテイストに近い感じになる。もともと、そういった過去のものは印刷の技術や予算上の都合などによって色数を減らしていたのかも知れないけれど、それが逆にとても洗練された仕上がりにしていると思う。北欧やヨーロッパを感じるデザインは、カタチはもちろんだけど、色合いによるところも大きいのではないかなあと思う。実は、ぼくも北欧風やフランス風って一体どんなデザイン?といわれても、それは人によって捉え方が違う微妙なところだからハッキリとは答えられないなあーと思う。(C)YUYA
タグ:bloom
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作品178_りんごと鳥 [作品]

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HELLO.に引き続き、小さい作品シリーズ。昨年の京都、神戸の「映画の影響」で展示しました。こういう、クチバシの大きな鳥が結構好きです。オオオオハシ?とか。パン屋さんのペリカンのマークとか。
今回、ホッペを「あこう」してみました。それだけで、なんだか絵本ふうになりますね。お得意様のりんごも入れて頭にのせてみたりしたっていいですか?このくすんだムラサキと赤の組み合わせ、わりと気に入っています。(C)YUYA
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作品177_hello [作品]

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マスカットに引き続き「映画の影響」のときの小さい作品です。東京(天童木工PLY)のあとにできて、京都、神戸で展示しました。こういうサクッとつくったものは、自分の持ち味がよく出ているかもしれない。A3サイズなどの大きい作品だと、どうしても考える時間が長くなる。というより、長く考えないとまとめにくい。この絵はなにげなく考えたらすぐに出来たタイプのもの。英字のペーパーバックを切ったものと黄色い色紙、白い色鉛筆の文字。でもなんだか楽しげでしょう?きりえを始めた頃(5、6年前)は、こんな雰囲気のものが多かったかもしれない。この絵は今、鳥取に住むyokoさんの家に飾られています。誰かの家に飾られているのはうれしい。(C)YUYA
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作品176_マスカット [作品]

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ぶどうは言ってみれば顔の連なりだ。昔の瓶入りのファンタだったら間違いなくグレープ。昔、ぶどう酒ボンボンというお菓子を食べたことがある。箱入りの風船ガムのグレープ味。ぶどうを食べたあとの茎は、花火のようで木のよう。そしてマスカットサマサマだ。

・・・さて、これは「映画の影響」の関西の展示(京都〜神戸)とき小さい作品をいくつか足したうちのひとつです。なんだろう、思いつくままに映画とは関係ないものだったのだけど、小さい作品というのはわりとサクッとつくると良いのができる。なんだろう、コマコマと小さいものをいっぱい入れず、ドーンとレイアウトするのがいい感じのようだ。身をもって思う。身をもって思ってしまってスミマセン。スモールなさよなら!(C)YUYA
タグ:マスカット
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ぶどう [作品]

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始めるんだよ2月からだよ!
いそげ!あわてるな!
引っぱれ!ひっこ抜け!
くちにチャック!
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