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作品214_トリベル/冊子「鳥取民工芸トラベルブック」表紙の絵 [作品]


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我が家が民藝の器について取材を受けた雑誌 nid(ニド)の11月20日号「民芸はあたらしい」の付録として付いた「トリベル=鳥取民工芸トラベルブック」の表紙に使われた作品です。そう、今回偶然にも、家の取材とイラスト仕事がダブルで載ることになりました。
絵の依頼をいただいたのは、この「トリベル」の編集・デザインなど全般にされているサーモメーターの宇野さんから。そう、サーモメーターはいつもぼくが行っている器ギャラリー中目黒SM-gを運営されているデザイン会社。今回、ぼくが民藝が好きでいろいろな窯を訪ねている事や、切り絵をやっていることからこのお話をいただき、何とも不思議なご縁がとてもうれしいです。

作品については以前にも触れたかもしれませんが、柚木沙弥郎さんの型染めの絵、というのがイメージというかお題でした。もちろん切り絵と型染めはまた違うので、まったく一緒にはならないと思いますが、柚木さんの型染めポスター集は買って眺めて考えました。特に切り文字が民藝の感じを強くするように感じました。

絵の組み立ては、
・「トリベル」のタイトル切り文字
・「鳥取」から、鳥
・「因州中井窯」の三色掛け分けの皿を顔に
・「大山」(だいせん)と雲(鳥取に行った時、大山は雲が多くてなかなか姿が見えないのが印象的だったから雲も描きたかった)
・民藝ふうのピッチャー
・「白バラ牛乳」から白バラ
・シンプルな形からできた三角形の模様(柚木沙弥郎さんの絵を見ていると、とてもシンプルな形を印象的に使っている)

・・・という内容を絵にして構成しました。二羽の鳥が、鳥取のモチーフでできた人に向かってるような感じに仕上げました。

雲の中にサブタイトルをいれてください、と依頼して完成形となったわけです。こういう、作品性をそのまま使っていただけるというのはとてもありがたい仕事ですね。この冊子、近いうち、鳥取県でも冊子だけで印刷されて配られる予定もあるとか。うれしいことです。昨年おじゃました因州中井窯さん、山根窯さん、石亀さんの夜長茶廊などなど、とてもうれしい鳥取の民藝スポットが載った必見の冊子です。見かけたら手にとっていただければ、ぼくもとてもうれしいです。

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