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藤富先生の家で、詩集の校正 [コラム]


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午前中に藤富保男先生の家へ、先日から進んでいる詩集の装丁の校正が出たということで確認におじゃましました。居間だと思われる部屋で、ひとしきり校正などの確認をして、直しを入れてから少しお話しもしました。今回九州の方の詩集ということから、この前ぼくたちが行った九州旅行の話になり、最近郷土玩具や民藝に興味があって、それを巡る旅をしていること。先生はその昔、船長をしていた九州の親戚のおじさんに博多から釜山まで船で連れていってもらって、向こうに着いたらデパートでごはんを食べてすぐに日本へ帰って来たというお話など(笑)。
そしてふとしたことから、ぼくに「子ども向けの絵って描くことはありますか?」と聞かれた。ぼくは説明が難しいながら、若いお母さん方が子どもに見せたいと展示に来て下さったりはするけれど、決して子ども向けに絵を描いているつもりは無いとお伝えした。また、自分は子どもだけが描ける(素直な)絵にいつも憧れていることと、たまに(媒体などで)見かける大人が子どものつもりで描いた絵に違和感を感じること。先生もそれについて笑いながら同意なさった。「子どもと同じ目線でと言ってもそれは違うし無理だよね」とおっしゃっていた。まさに。先生は昔、子ども向けの本の絵なども引き受けたことがあるそうですが、それをずっと続けようとは思わなかったとおっしゃっていました。藤富先生の家へおじゃまするのは何とも楽しいです。
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木の黄色いだるま [民藝・手仕事・古道具]


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これも先日の「東京蚤の市」で買ったものです。なぜか郷土玩具の中で「こけし」だけがやたらと目についた東京蚤の市。こけしのほかは、郷土玩具を売ってるところはほぼ皆無でちょっと残念ですよ。でも、だるまを売っているところが1カ所ありました。たしかこれを買ったのは古本屋さんのブースだった。
だるまは、願いがかなったら目を書き入れる張り子のものがよくあるタイプで、昔から誰でも知っている玩具だと思うけれど、黄色い木のだるまというのも変わっていると思った。確か、同じもので赤やピンクや白や茶色などもあった。この黄色いだるまを選んだのは、色というよりも描かれた「顔」が小さかったから。なんだか一番洗練されたバランスがいいなあと思ったのがこの黄色でした。結局こけしは買わなかった。こけしに手を出したら、終わりかもしれないね。
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