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倉敷堤窯を訪れて その1 [民藝・手仕事・古道具]


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新年が明けたばかりの1月4日、倉敷堤窯へおじゃましました。年明け早々なので難しいかなと思ってお聞きするとすんなりOKしてくださった武内真木さん。お会いしてみると、武内さんはとても優しい方でした。優しいというだけではなく、すべてにおいてなんとも素敵な考え方と視点を持った方で、ぼくたちをあたたかく迎えてくださいました。いろいろなお店の話、日本の民藝から世界の民芸のことまで、たくさんお話ししてくださった武内さん。とても楽しいひとときでした。

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ぼくも切り絵をやっていることをお話しし、トリベルやポストカードなど見ていただいたりしました。ぼくは今「型染め」に興味を持っていると言うと、出て来たのは三代澤本寿(みよさわもとじゅ)の本。松本で展覧会があった数年前の図録で、それはまさに、今ぼくが調べていて見たいと思っていた作り手で、欲しかった本そのものでした。早速その場でうれしく拝見し、なんてタイムリーだろうと思ってお返ししたら、何と「それは差し上げます」と武内さん。ずっと大事にして、何度も見たいと思います。そして三代澤さんがデザインしたという型染め(紙に染めたもの)の図案作品の実物ファイルを見せていただきました(上の写真)。それはとても美しくもあたたかいデザインで、かつとてもモダンなものでした。いつかこういうものもやってみたいなと思いました。また、松本のカレー屋さんには、三代澤さんの型染めの原画が飾られているということも教えていただきました。・・・ああ、次は再度松本の旅か?

窯ももちろん見せていただき、美しい器も買わせていただきました。器についてもとても丁寧に語ってくださった武内さん。購入した器については、また別記事で載せます。こうして、旅で実際に作り手から貴重なお話を聞ける事はとてもうれしくありがたいことです。こういった体験によって、いろいろなモノの見方、自分たちがこうありたいということ、また何を求めて行きたいかということも、少しずつ見えてくるように思います。同時に、自分のデザインソースも幅が広がっていくように思っています。また、器や民藝だけではなく、そのまわりにあることにも目を向けていきたいと思うようになってきているというのも、旅からの良い影響かもしれません。

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顔の無いこけし [民藝・手仕事・古道具]


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先日の世田谷ボロ市で買った、顔の無いこけしです。こけしなのか?どうかもよくわかりませんが。でも、顔が無いのにきちんと「人」を感じさせます。なんだろうね、これ。なんだかあたたかみもあって、不思議と気に入ったので買いました。男女で微妙に木の色合いが違っているのも面白い。古いものっていうのは、いろんな人のもとを渡り歩いていて、それを考えると古道具というのは旅をしているのだなあと思うし、なんだか楽しいですね。
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冬の一日 [民藝・手仕事・古道具]


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きょうは比較的のんびりした一日を過ごした。朝ゆっくり起きて、三宿あたりを久しぶりに自転車で散策。グローブという店でコーヒーを飲んで、太子堂商店街を見て帰って来た。15時頃、もうすぐに夕方になるという日差しの中で、リビングのあたたかくなったフローリングに寝転んだら、本当に少し寝てしまった。我が家のリビングは冬の昼間、ストーブが要らないくらいにあたたかい。いろいろなモノを見てまわっている最近、それらの色、形、空気、すべてが自分の感性に影響を与えているなあと感じる。冬の日差しに当たるペルーの土人形やメキシコの動物を眺めながら、今年はこういうことをぜひやりたいな、ということをぼんやりと考えたりした冬の午後だった。
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福獅子/大分県の郷土玩具 [民藝・手仕事・古道具]


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これは大分県別府の「福獅子」という郷土玩具。難を払い福を招くお守りだという紅白の獅子。まるで宇宙人のようです。写真右のものは、以前ぼくがボロ市の露店で買った古い木製のもの。そして左が、先日、雑誌nidの編集部の方からいただいた新しい土製のもの。(何よりのお土産。ありがとうございます!)どちらも同じ「福獅子」なのですが、昔と今とではこんなに形が変わってきています。そもそも素材から違っていますが、古いものは角張っていて、新しいものは丸みを帯びた感じ。この2つを写真に撮ってインスタグラムに載せたところ、結構な反響がありました。そして福獅子を持っているかたから、この中間くらいの形(ちょっと角張った丸い感じ)の写真を見せていただきました。木鷽などの郷土玩具は、年々変化していくものも多いようですが、ここまで変わってしまうというのもすごい。でも、この福獅子に関しては、新旧どちらもそれぞれに良い味があり、ぼくはどちらも気に入っています。
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袖師窯へ その2/島根の民藝 [民藝・手仕事・古道具]


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先日窯へおじゃましたことを書きましたが、そういえば、わが家が買ってきた器について書いてませんでした。奥から、ライン入りのボウル、スリップウェア2色模様入りの角皿、ポイント入りグレーの皿。ライン入りのボウルは、妻と意見が一致して最初に選びました。ぼくたちは結構一致することが多いので、あまり意見が割れることがありません。それは言い換えれば、あれもいいよね、あれもいいよね。となり歯止めが効かないということですなあ。スリップ2色模様の小皿は、この模様が袖師窯の特徴だと思えたので買いました。グレーの大きめの皿は、やはりいろいろと窯を巡ったあとに訪れたからこそ選ぶ、シンプルなアイテムかもしれません。きっと、こういうもの(少し地味でシンプル)こそ、使いやすく合わせやすいのだと思います。

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世田谷ボロ市へ [民藝・手仕事・古道具]


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毎年12月と1月に世田谷で開催される「世田谷ボロ市」。400年以上の伝統がある市で、自転車ですぐ行ける距離で開催のこともあり、ぼくたちはそれはもう楽しみにしており、毎年欠かさず行っています。朝ご飯を食べずに早く行き、まずは代官餅を買います。今回はあんこ、からみ(大根おろし)の2種。餅は、必ず食べないといけないんです。さらに、餅を買うのを待って並んでる間に、妻は近くの台湾肉まんの店「ルーガン」へ行き、肉まんを2つ買ってきて列に並んでる間に食べるという。最近それが定番のながれ。そして、餅を食べたらいろいろなモノを見てまわります。もう10年くらい欠かさずに行っているので、どこにどの店があるのか、だいたい頭に入っています(店は、いつも同じ人が同じ場所に出ます)。でも、ここ何年かの自分たちのモノへの興味の広がりとともに、こんなところに郷土玩具が売ってるんだ、とか、インドの民芸品だ、とかいろいろと見るものが増えていってます。わが家では、ボロ市を何よりも楽しみにしているのです。

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ふたたび湯町窯へ その2/島根の民藝 [民藝・手仕事・古道具]

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わが家が今回の旅で湯町窯で選んだ器です。奥左から、エッグベーカー(大)、持ち手のついたボウル、コーヒーカップ、模様の入ったスリップ小皿、魚の箸置き、線入り中皿。
エッグベーカーは前から買うと決めていたもの。持ち手のボウルはほんの少し、中に点がついてしまっている、ということで安くなっていて、かつ妻が気に入ったもの。コーヒーカップも前から買いたいと言っていたもの。そして模様の入った小皿と魚の箸置きは、ぼくがある意味フォークアート的な気分で気に入ってしまったもの。右下のライン入り皿は、今まで旅をして窯をたくさんまわってきた今でこそ選んだものかも知れないなあという、シンプルな美しさです。
湯町窯の器は躍動感があるというか、そう、生きている感じがします。発色の良さ、形の安定感と絶妙な厚みと全体にいつも漂うあたたかさ。スリップウェアの模様などはそれ自体がまるで食べもののようにも見えます。

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ふたたび湯町窯へ その1/島根の民藝 [民藝・手仕事・古道具]


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今回は二度目の島根。やはり湯町窯も外せません。一度目はあまりにハードなスケジュールで20分ほどしか居られなかったのが本当に心残りでした。今回は思う存分見ようということでの再訪問です。今回は本当にジックリ見ましたが、やはり湯町のスリップウェアの器は好きでした。スリップウェアをされている窯はたくさんありますが、湯町のものは一目でわかるほど、形にも模様にも動きと特徴があります。福間さんもまたあたたかく出迎えてくださり、帰り際、前回行った時と同じように入口から手を振ってくださいました。やっぱりあたたかな気持ちになりました。

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メキシコの燭台/メキシコの民芸品 [民藝・手仕事・古道具]


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ふとしたことから、この古いメキシコ民芸品の燭台(ローソク台)を手に入れました。少なくとも30年以上前の古いもののようです。2羽いる鳥がの軽やかな感じや表情、この上品なピンク。とても楽しいなあと思います。一部、ちょっと欠けているのですが、それも含めてこのままにしておこうかと思います。こういうものは、もう今は作られていないそうです。良いものは、どんどん姿を変えてしまいます。素朴な良いもの、残っていかないことがとても残念にも思います。

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ペルーの土人形 [民藝・手仕事・古道具]


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倉敷の日本郷土玩具館で、まだ買ったものがあります。日本の郷土玩具館なのに、世界のものばかり買ってる。そうです。でも、これがとても良かったのです。これは、ペルーの土人形。サイズは背の高さ10センチほどの結構小さな人形です。詳しいことはよく分からないのですが、昔のものでは無いようです。なぜなら、骨董価格ではなく、結構手軽な値段だったから。新しいのかもしれないですが、この風合いやつくりが、なんとなくメキシコ民芸にも通じるようなラテンの感じで、それがぼくも妻もとても気に入ったのでした。そういえばイデー自由が丘のメキシコ展に行ったとき、動物の頭の下にベルが付いてるメキシコのものが売られていましたが、これはベルにはなっていませんでした。主張しない素朴で落ち着いた色合いもまた気に入っています。世界の民芸。

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リスの置き物/メキシコの民芸 [民藝・手仕事・古道具]


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倉敷では日本郷土玩具館へも行きました。名前のとおり、郷土玩具をテーマにした資料館/ショップです。資料館の展示は、本当にカオス。鳩笛ひとつとっても、本当に多くのヴァリエーションがあるのだなーと思い知らされます。ショップでも日本の郷土玩具を中心にたくさん売られているのですが、その中にほんの少しだけ世界の玩具のコーナーがありました。ぼくたちはそこに目を付けました。メキシコのリスを発見。先日イデー自由が丘でのメキシコ展で出会った黒い陶器の犬と同じシリーズかと思われます。やはり、犬と同じで、このリスも笛になっています。このリス、クルミか何かを食べてるみたいなのだけど、うれしそうな表情が最高。楽しさが伝わってきます。お店の方には「珍しいもの見つけましたね」などと言われながら、このリスやペルーの土人形をレジへ向かいました。倉敷でメキシコやペルーの民芸を買えたことにも何だか満足なのですヨ。

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鏡開きは、おしるこ [民藝・手仕事・古道具]


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昨日は(関東では)鏡開きでしたね。我が家もお供えの鏡餅を焼き、おしるこにして食べました。鏡餅は市販のものですが、これが意外にも美味しい。おしるこも久しぶりに食べるととてもおいしいなあと思います。マグカップにはコブ茶。使われている器は、齊藤十郎さんのもの。この器、齊藤さんの窯へおじゃまして「スリップウェア体験」のワークショップへ参加した昨年の冬に、窯出ししたばかりのホカホカの器をいただいてきたものなので、とても愛着があります。そのときも、この茶碗でおしるこをいただいたのでした。ちょうど一年前だなあと思い出します。十郎さんの器は、民藝をの精神が感じられながらどこかモダンで、形のバランスと格好良さはもちろん、良い具合の整いすぎていないさじ加減など、全体のバランスのちょうど良い美しさが好きです。

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袖師窯へ その1/島根の民藝 [民藝・手仕事・古道具]


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ちょっと回った順番とは前後しますが。島根へ行った目的のひとつ、袖師窯を訪ねました。一昨年島根へ行った際、時間が無かったのはもちろんですが、あまりよく知らなかったために行かれなかったので、その後ずっと気になっていた歴史ある民窯です。他に誰もいない中、2階へ上げていただくと、器が展示されている広いスペース。そして、そこにはたくさんの器がありました。同じ雰囲気のものがたくさんというよりもデザイン自体のヴァリエーションが多い感じといえます。
窯元ご主人の尾野さんともお会いでき、お隣の鳥取県のものではありますが、ぼくの作品が表紙に使われた「トリベル」を一冊お渡しし、ぼくは切り絵をしていることもお伝えしました。

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倉敷民芸館へ [民藝・手仕事・古道具]


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倉敷ガラス、椅子敷きノッティング、染色や布、そして陶器。さまざまな民藝が息づく街、倉敷。今回の旅の目玉でもあった「倉敷民芸館」を新年早々に楽しみました。館内はとても寒かったですが・・あんなに観光客が多い倉敷なのに、ぼくたちの他にはほとんどお客さんがおらず堪能できました(不思議。あんなに賑わっているのに、みんな一体何を見ているのか?)。民藝運動の中心にいたという外村吉之助(ぼくが大好きな本「少年民芸館」の著者)が収集した世界の民芸品が展示される比較的規模の大きい民芸館で、東京の駒場の次に出来た民芸館といわれます。建物は米倉を再利用したもの。いろいろな世界のモノを素直に眺めて楽しみました。以下の写真、ちょっとご覧ください!

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太鼓乗せ犬/岡山の郷土玩具 [民藝・手仕事・古道具]


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そして、昨日の記事の続きでもうひとつ。吉備津神社の入口のところにある民芸屋さん(といっても土産物屋さんの風情)に「吉備津さる」なども含めた吉備津の土人形がいろいろ売られていたのですが、その中から「太鼓乗せ犬」を買いました。こういった犬モチーフの土人形はいろいろと売られていました。この顔がまた可愛らしい。耳の表現もとても良いなあと思います。色合いもどこか外国を思わせる感じもあり。日本の「かわいい」には品があるなと思います。
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吉備津神社こまいぬ/岡山の郷土玩具 [民藝・手仕事・古道具]


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旅の2日目は、朝早いバスで出雲から岡山へ移動、そして吉備津神社へ。吉備津神社は「桃太郎」のモデルとされる大吉備津彦命が祀られた神社。ここが我が家の初詣となりました。吉備津神社へ行った目的のひとつは、この地の郷土玩具である「こまいぬ」を買おうと思ったからです。神社のお授けものとして売られています。狛犬と鳥の3体セット。この「こまいぬ」は、盗難と火難を除き、「鳥」は食事のときにお膳に置くとノドにつまらないと言われているそうです。
これは一連の「吉備津土人形」の中のひとつで、岡山には様々な土人形があるようです。どれも素朴でとても愛らしい姿。とくにこの「こまいぬ」は、今でも(復刻品などではなく現存する)古くから愛される郷土玩具。3体とも2、3センチで、とても小さな玩具です。そういえば、以前クラスカの郷土玩具の展示で買った「吉備津さる」も好きなもののひとつ。

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神社の境内にある大きな「こまいぬ」。売られているものの何十倍?

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倉敷と島根の旅から帰りました [民藝・手仕事・古道具]


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今年のスタートは旅で迎えました。4日の夜に帰って来て乗り物にたくさん乗りすぎて疲れましたが、また今回の旅もとてもいい出会いと楽しいことに溢れたものでした。今年の良いスタートが切れたように思います。ややこしいですが、こういうルートでした。

① 飛行機で島根県出雲へ。出雲大社へ初詣ならぬ大晦日参り。島根泊。
② 翌朝、バスで岡山へ。吉備津神社へ参ってから、倉敷泊。
③ 倉敷の倉敷民藝館、郷土玩具館、大原美術館(工芸館)を堪能。倉敷泊。
④ 朝早く「特急やくも」で島根へ。袖師窯と湯町窯を訪問。日帰りし、倉敷泊。
⑤ 最後に倉敷堤窯を訪問。岡山から飛行機で東京へ。

またしても盛りだくさんだった!少しずつ思い出して書いてみようかな。ではまた、多分明日。
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高千穂の鳥の注連飾り [民藝・手仕事・古道具]


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このお正月のために買ったのは、高千穂の鳥の形をした注連飾り。形のバランスがとても美しい。正月飾りは正月が終わったらいつも神社などに持って行って焼いてもらうことにしていましたが、最近は気に入ってるものは、玄関から部屋に場所を移してそのまま飾ることにしています。縁起の面でもとくに問題は無いようです。日本の伝統的な形、まだ知らないものがたくさんあるなと感じます。少しずつ勉強して知っていきたい。この鳥の注連飾りはとても好きなもののひとつ。
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魚を持ったカップル/ロシアの民芸品(多分) [民藝・手仕事・古道具]


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これは、露店を見ていて手に入れたもの。なのですが、そのお店のおじさんに妻が「これいくらですか?」と聞いたら「ああ、それ、あげるよ」ともらってしまったという。裏面のシールに独特の英字が並んでいるので、ロシアのものかな?つくられたのは1974年らしいです。魚を持っていて、大きなカップを持っています。魚をよく食べる国なんだろうなと思われます。なかなかかわいい顔をした男女のカップル。もらいものながら気に入って日本の郷土玩具と一緒に並べて飾っています。こういう素朴でかわいい民芸品、世界中にまだまだたくさんあるのだろうなあと思います。
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牛/メキシコのフォークアート [民藝・手仕事・古道具]


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先日、イデー自由が丘「The Popular Arts of Mexico」で最後に買ったのが(結構買ってる)この牛の置物です。高さ13センチほど。実は後ろ足のところを吹くと笛になるのですが、吹いてもあまり鳴りません(笑)。この姿、人の良さそうな顔がとても良いなと思い、ぼくにとっては結構思い切って!という値段でしたが、やはり持っていたいと思い買いました。やはり買って良かったと思います。メキシコの一番いい時期のフォークアートなんだろうなと思います。確か1960年代のもので、郷古さんのコレクションの棚にあったものでした。明るく楽しい「陽」の空気、とても好きだなあと思います。素朴で愛らしい逸品。

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注連縄ワークショップへ参加 [民藝・手仕事・古道具]

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昨日は世田谷の「生活工房」で開催の注連縄(しめなわ)ワークショップに参加してみました。こういうのは初めて参加しましたが、なかなか熱中してしまいます。まずは、下のような輪の単純なものを練習でつくり、そのあとは自由な形をやって良い、というものでした。ぼくは鳥の形に作ってみました。勝手に自分がやりたいように作って良いので楽しいです。飾りに使う白い紙やウラジロもいただいたのですが、この鳥にはやはり何も付けない方が良いような気がしてこのままにしました。玄関の壁に早速今年のお飾りとして掛けています。縄をなうというのもなかなか楽しい作業だと思いましたが、毎年藁を手に入れるのも結構難しそうです。伝統的な注連縄は全国にさまざまな違った形があるので、民藝店などで眺めているだけでもとても楽しいですね。

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流木による動物の彫刻のネックレス/メキシコの民芸品 [民藝・手仕事・古道具]


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もう一度行ってしまったイデー自由が丘で開催中のIDÉE & Swimsuit Departmentによるメキシコ民芸の展示「The Popular Arts of Mexico」。これは1回目に行ったときに買ったもの。流木を削ってつくった動物をひもに通してできているネックレスで、オアハカのものだそう。実際に身につけるというより、壁に飾ろうかと思います。これ、イデーの大島さんによると、2つだけしか見つからなかったうちのひとつだそうで、デッドストック品だろうとのことです。おそらく、風合いからは結構古いものだとぼくは勝手に思っています。ひとつひとつの動物は違っていて、どれも小さい中に表情が豊かでとても愛らしい顔をしています。亀、ワニ、りす、鳥・・・素朴ながらとても繊細な佇まいです。このタイプのネックレス、陶器のものもあるそうなんですが、これは流木を材料としているところが、とても珍しいということです。モノとそのエピソードを聞く事もとても楽しいものですね。

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The Popular Arts of Mexico/イデーショップ自由が丘3F [民藝・手仕事・古道具]


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イデーとSwimsuit Departmentによる「メキシコの民芸」の展示がイデーショップ自由が丘で開催されています。以前から、メキシコの民芸品は名著「世界の民芸」などにも出てきて、特に気になっていました。ジラルドの影響されたものとして紹介されているのもおなじみという感じもあり。開催して早速2日目に行ってきました。もう今のぼくにとって、欲しいものばかりで困りました。この犬?をまず買いました。これはオアハカという地域で作られる黒陶だそうです。メキシコは鮮やかな色彩のものも多く、生命の木などとても美しいですが、ぼくの好みではこういう素朴なのものもとても好きです。メキシコ、行ってみたいなと思ってしまいます。このちょっとすっとぼけた表情がとてもすばらしい。ほかにも興味深いものがたくさん並んでました。いくつか欲しいなあというのがまだあり・・・もう一度、行きたいと思っています。この展示、年明け1月13日(月)まで。

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詳細はこちらを/イデーのサイト
http://www.idee.co.jp/shop/news/201312/mexico.html

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5羽のニワトリ、ついばむついばむ。/ロシアの民芸品 [民藝・手仕事・古道具]


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最近、露店を見ていて妻がこれは?と見つけてくれて購入した、今とても気に入っているロシア(旧ソ連)のおもちゃ。裏にはmade in USSRとあります。これ、素朴でとても楽しいニワトリが5羽。下におもりの木の玉がひとつあって糸で繋がっていて、円を描くようにこのおもりを動かすと5羽のニワトリが次々に地面をついばむというわけです。この素朴な動き、色合い、ニワトリの造形もとても素晴らしい。毎日動かしてしまいますよ。世界の民芸品の楽しさは、まだまだ底知れません。

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MASHIKO color vol.3 鈴木稔・寺村光輔 二人展+仁平古家具店/中目黒SM-g [民藝・手仕事・古道具]


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中目黒SM-gの「MASHIKO color vol.3 鈴木稔・寺村光輔 二人展+仁平古家具店」で買ったのは、鈴木稔さんの皿。益子色といわれる茶色で、シンプルで真っ平らです。たぶんこれは、飽きのこない使いやすいものだろうと思います。使いやすいといえば、稔さんの器は他にもコーヒーカップを使っていますが、持ち手がとても持ちやすい。益子を訪ねて以来、久しぶりにご本人ともお会いできてうれしいです。今回の展示では、また新しい感じもあるモダンな器がたくさん並んでいました。そして寺村光輔さんの器もどれも美しく素敵でした。寺村さんの器は無地でシックな雰囲気のものが多いので、民藝のものとも洋風のものとも合わせやすいのではないかと思いました。

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MASHIKO color vol.3 鈴木稔・寺村光輔 二人展+仁平古家具店
会期:開催中 → 12. 25 wed.まで
会場:中目黒SM-g
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今日のレンテン族の豆敷き/ラオスの手仕事 [民藝・手仕事・古道具]


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これは、今開催中の公募展を見に日本民藝館へ行ったときに買った、レンテン族の豆敷きです。先日、建築家の江口くんとも「あれいいよねえー」と話したところなのだけど、やっぱり1枚1枚すべてが違うところがとても魅力的です。だいたい、鳥とか魚や動物(家畜?)などが多いのだけど、今回はちょっと珍しい人間をモチーフにした図案を選びました。巧くやろうとかそういうのがない、この素朴な感覚がとても好きです。また壁に虫ピンでとめました。ああコレクションが増えていく。
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鳥の手織りマット/グアテマラの民芸品 [民藝・手仕事・古道具]


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これも、先日行った民芸店「グラナダ」で買ったものです。なんとも楽しいお店で、1階で食器がメインの店かなと思ったら、2階にはこうしたマットなどの手織りの布などが売っていたりします。この鳥のマットは、多分本当はマットとして床などに敷いて使うものですが、この大らかな絵が何とも良いなと思って買ったので、壁に飾る事にしました。これ、何と4割引だったので2100円でした。値段の問題ではなく、もちろんとても気に入ったのですが。絵を描いたりする机の横の壁に取り付けました。素朴であたたかな深い色合い。好きなモノに囲まれた部屋というのは、居心地が良いものです。さて、グアテマラってどこだ?と思って地図を調べるとメキシコのとなり。メキシコの民芸も最近とても気になる。
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スペインの鳥の絵の皿 [民藝・手仕事・古道具]


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先日「グラナダ」という世界の民芸店で買ったスペインの皿。この小皿、素敵な鳥の絵が1羽描かれているのだけど、1枚1枚、全部姿が違っていた。ぼくはこの振り返っている姿の鳥を選びました。後ろに、あらかじめヒモを通す穴があいていて、壁に飾りやすい作りになっている。白い皿に藍色一色で描かれた絵というのもとてもシックで良いなあと思った。郷土玩具の棚の上、天井付近に飾りました。河村幸次郎さんの著書「世界の民芸」の本にも、スペイングラナダ地方のこの藍色の絵付けをした陶器が説明されていました。世界の民芸という見方をするといろいろとまた視野が広がっていきます。
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民芸店グラナダへ行って分かった、不思議なつながり [民藝・手仕事・古道具]


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ちょっと不思議で楽しいつながりが発覚した。昨日の夕方、通りがかって偶然に発見した都立大学駅近くのお店「グラナダ」。スペインを始めとする世界の民芸品を扱うお店とあったので入ってみることにした。ぼくは最近、日本の郷土玩具や民藝から広がっていき、世界の民芸品にとても興味があるから。このお店、スペインの食器など結構面白いものがいろいろとあり、セール期間でだいぶ安くなっていたので妻はタジンという蒸し焼き料理のための鍋を買い、ぼくは飾るために良さそうな素敵な鳥が紺一色で描かれたスペインの小皿、グアテマラ(メキシコの南に位置する国)でつくられた鳥の絵が入ったマットなどを買った。なかなか楽しいお店で好みの民芸品が買えた。

買い物をしたあと、お店でココアなどを入れてくださり、それをいただいているときに、山口県の郷土玩具「ふぐ笛」の新聞記事か何かが貼ってあるのが見えたので気になっていた。するとお店の方が説明してくださり、「ふぐ笛」を復刻することになったんですよ、とのこと。なぜこの東京で?と思ったら、そもそもこの郷土玩具の発案者である山口県出身の河村幸次郎さんがこのお店のオーナーであったとのことで、説明してくださったのは、なんと河村さんの娘さんであった。

この山口県の「ふぐ笛」、先日ぼくたちが益子に行って室田窯さん(室田嘉一郎さん)を訪ねたときに「郷土玩具が好きで集めてます」と言ったら偶然にも室田さんの奥さまがくださって一つ持っているものだ。あと、これも偶然ながら、民芸品の世界でも知られる河村幸次郎さんの著書「世界の民芸」を以前古書店で買い、しかもサイン入りのものをぼくは持っている。なんという偶然だろうと思って、ふぐ笛も先生の著書も持っていますと娘さんに伝えたら喜んでくださった・・・という出来事があった。偶然に通りかからなければ入る事がなかったこのお店で、不思議なつながりがわかり、なんとも不思議な気分がした。どこでどうつながるのか分からないけれど、こういう気分になる不思議なことがぼくには割と多い気がする。「ふぐ笛」そしてこのお店で買った素敵なものも順にご紹介します。
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馬 笹野一刀彫/山形の郷土玩具 [民藝・手仕事・古道具]


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きょうは「べにや民芸店」へ。しめ飾りとそして井上尚之さんの作陶展が開催されているので楽しみに行ってきました。来年の干支ということで馬をモチーフにした郷土玩具も売られており、先日インスタグラムでも載せていた方もいて、良いなと思ったものだったが、偶然にも買うことができた。「お鷹ぽっぽ」でもよく知られる山形県の「笹野一刀彫」のもの。ぼってりとしたフォルムが、とてもあたたかい。どこか北欧とかヨーロッパを感じさせる雰囲気もあり気に入っている。顔はウットリした感じがありちょっと笑える。そして顔以外のところに、一切絵付けがされていないところもとても洗練されていて良いなと思う。しっぽのところに、「削りかけ」のクルンとした技術が1か所だけ控えめに使われている。

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